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<28歳年収600万円>の彼は「出世のために結婚を遅らせたい」この言葉は信用できる? 30代男性の意見

LIMO / 2024年3月18日 7時5分

<28歳年収600万円>の彼は「出世のために結婚を遅らせたい」この言葉は信用できる? 30代男性の意見

<28歳年収600万円>の彼は「出世のために結婚を遅らせたい」この言葉は信用できる? 30代男性の意見

平均給与に対して高年収の彼の出世問題に30代男性はどう思う? 既婚・未婚で回答に傾向が見られる

新生活が始まる季節は、それをきっかけに結婚に踏み切るカップルも多いのではないでしょうか。一方で、28歳年収600万円の彼がキャリアアップのために「結婚を待ってほしい」といってきたら、信用していいのか不安になるかもしれません。多くの女性から「そんなのは言い訳!」の声が聞こえてきそうです。

結婚相手として選ぶ男性は、できることなら経済的に安定した人を選びたいと思うのは自然なことです。年収600万円といえば、世間的にも高収入。「キャリアアップ中に気持ちが他の女性に移ってしまったら?」「いつまで待てばいいの?」と不安を感じてしまうのではないでしょうか。

そこで、本記事では「28歳年収600万円の彼の言動を信頼するべきか?」という問題に触れていきます。女性からの経験談を伺う方法もありますが、本記事では、30歳代の男性に聞いてみました。同性として、キャリアアップのために結婚しない男性に対してどのように感じているのでしょうか。

そもそも28歳年収600万円は高収入か?

男性の年齢階級層別の平均給与

年齢階級別の平均給与

男性の場合 〜19歳:平均年収137万円 20歳〜24歳平均年収291万円 25歳〜29歳:平均年収420万円 30歳〜34歳:平均年収485万円 35歳〜39歳:平均年収549万円 40歳〜44歳:平均年収602万円 45歳〜49歳:平均年収643万円 50歳〜54歳:平均年収684万円 50歳〜54歳:平均年収702万円 60歳〜64歳:平均年収569万円 65歳~69歳:平均年収428万円 70歳以上:平均年収367万円

出所:国税庁「令和4年度分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」(http://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/002.pdf)

そもそも「28歳で年収600万円」は、高収入なのでしょうか。国税庁の調査結果「民間給与統計調査の概要」によれば、25~29歳男性の平均年収は420万円です。

〜19歳:平均年収137万円

20歳〜24歳平均年収291万円

25歳〜29歳:平均年収420万円

30歳〜34歳:平均年収485万円

35歳〜39歳:平均年収549万円

40歳〜44歳:平均年収602万円

45歳〜49歳:平均年収643万円

50歳〜54歳:平均年収684万円

50歳〜54歳:平均年収702万円

60歳〜64歳:平均年収569万円

65歳~69歳:平均年収428万円

70歳以上:平均年収367万円

男性の勤務年数別の平均給与

勤務年数別の平均給与

出所:国税庁「令和4年度分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」(http://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/002.pdf)

また、勤続年数別で比較すると、28歳は大学卒で入社6年程度。勤続年数5~9年の平均年収は480万円で、年収600万円に届くのは勤続年数15年目以降です。

1〜4年:平均年収410万円

5〜9年:平均年収480万円

10〜14年:平均年収553万円

15〜19年:平均年収632万円

20〜24年:平均年収704万円

25〜29年:平均年収756万円

30〜34年:平均年収789万円

35年〜:平均年収684万円

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

「キャリアアップのために結婚を待ってほしい」のは信頼できるか?30歳代男性はどう考える?

「キャリアアップのために結婚を待ってほしい」に男性は同性としてどう思う?

出所:筆者作成

年収のためにはキャリアアップしてほしいけれど、自分のことを大切にしてほしい。正解がない難しい問題です。

「待てる・待てない」を議論するのは女性ですが、「信頼していいもの?」というのも大切なポイント。

そこで、30歳代の男性会社員(既婚・未婚問わず)に取材をしてみました。

「キャリアアップのために結婚を待ってほしい」信頼してもいい派

信頼をしてもいい派の意見は下記です。

期限が決められているのであれば、信用していい(36歳・既婚)

転勤や転職が絡んでいるのであれば自然な流れかと(35歳・未婚)

女性の年齢によります(30歳・未婚)

お互いが納得しているのであれば、いいのでは?そんな深く考える必要ある?(33歳・未婚)

キャリアップを信用していい派は、未婚の男性に多い傾向。期限やキャリアを重視する点は、男性からよく出てくる意見でした。

30歳代でキャリアを高めていきたいという思いが強いのかもしれません。また、世間的に晩婚化が進んでいる背景もあり「結婚のイメージが湧かない」とボヤく方も少なからずいたのが印象的でした。

「キャリアアップのために結婚を待ってほしい」信用してはいけない派

信用してはいけない派の意見です。

会社員ならすぐにキャリアアップできないから、いつまで待たせるの?(36歳・未婚)

キャリアアップできる見込みがあるなら、結婚は早いか遅いかだけの問題(37歳・既婚)

女性のことを考えたら、待たせられないなぁ(39歳・既婚)

ここで決断できない男性が数年すれば、女性のほうが冷めそう(34歳・未婚)

絶対、浮気するよね?独身なら夜遊びもし放題じゃん(39歳・既婚)

キャリアを言い訳にして結婚から逃げ回っているだけでは?(37歳・既婚)

信用してはいけない派は、既婚者に多い傾向です。家庭を知っていて、女性のことを思うがゆえに「早く結婚しろ!」という意見が多い印象を受けました。

さらに驚くことに、結婚がキャリアに影響しなかったとの声も一定数いました。なんとなく踏ん切りがつかずに結婚を避けていたそうです。

また、自身の夜遊びの経験から、男性は浮気をするものと結論付ける強者も。一度夜遊びにのめり込んでしまえば、自由に使えるお金があるほど、使ってしまうようです。

男性を一切信用できなくなりそうですが、仕事も遊びも十分にしてきた方だからこそ言える意見なのかもしれません。

未婚・既婚者で意見に傾向はあったが、30歳代男性でも真っ二つに割れる

未婚・既婚者で意見に傾向がある

未婚は結婚先延ばし、既婚はキャリアアップのために結婚を先延ばししない意見が多い。

出所:筆者作成

28歳で年収600万円は、高収入といえそうです。結婚後の資金は重要な問題です。

結婚式、新婚旅行、出産、子育て、マイホームなど、非常にお金がかかります。金銭面で考えても28歳年収600万円の男性は、女性からしても逃がしたくないのではないでしょうか。

28歳は仕事真っ盛りで、これからが仕事が面白くなっていく年代ではないでしょうか。キャリアにこだわりたい気持ちも十分わかります。

しかし、いつ結婚しても弊害が少ない男性と比較して、女性のほうが結婚に対する制限が多い事実は避けられないでしょう。彼の発言が結婚への「言い訳」と考える方が多いのも、このような背景からなのかもしれません。

ただ、今回の取材では、経済的な不安があるから結婚を避けたいという意見はありませんでした。

キャリアが結婚後の幸せに繋がるとは、必ずしもいえないのかもしれません。結婚は二人の問題ですから「よく話し合ってから決める」というありきたりな結論になってしまうのでしょうね。

参考資料

国税庁「令和4年度分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/002.pdf)

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