7年で4回の子連れ引越し。転勤地で子育てをスタートするときの心得5つ
LIMO / 2018年4月4日 20時35分
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7年で4回の子連れ引越し。転勤地で子育てをスタートするときの心得5つ
新年度を迎えたこの季節、夫の転勤で転居したという方もいるでしょう。自分1人でも引越しは大変なのに、子連れでの引越しの大変さは2倍、3倍といったところでしょうか。右も左も分からない場所で幼稚園・保育園や小児科、歯医者選びと、やることはたくさん。夫と違って会社の知り合いもできない女性は、転勤地に慣れるまで時間もかかります。
筆者も、子どもが生後4カ月、1歳半、2歳、5歳(下の子1歳)で夫の転勤での転居を経験しました。その中で学んだ、転勤地で子育てをスタートする際の心得をご紹介します。
健診や予防接種は要確認
まず市役所や役場できちんと確認しておきたいのが、自治体によって異なる乳幼児健診や予防接種の受け方です。たとえば赤ちゃんの9、10カ月健診があるところもあれば、ない自治体もあります。予防接種も、ワクチンによって集団接種か個別接種かは自治体によって異なります。
予防接種や健診用の名前や住所が書かれたシールを配っている自治体もあるなど、その形式も異なるもの。後で分からなくなって聞くより、初めにきちんと確認しておきましょう。
友達までいかなくてもいい。「顔見知り」を大切に
転勤先では特に人見知りな方だと友達がなかなかできないでしょう。筆者も人見知りなのですが、そんなママにお勧めしたいのが「顔見知り」を大切にすること。たとえばいつも行くスーパーやコンビニのおばさん、子どもと散歩をするといつも話しかけてくるおばあさんやおじいさん、定期的に行くカフェのお姉さんや美容院のお兄さんなど。
子育てをしていると「今日1日誰も大人と会話をしていない」日がザラだと思うのですが、顔見知りの人とたわいもない話をするだけで心はとても癒されます。次第に深い話ができるようにもなるので、まずは顔見知りを大切にしましょう。
口コミを求め支援センターへ
幼稚園や保育園、小児科、歯医者…子どもが行くのですから、評判は気になるところですよね。初めての土地では知り合いがいないと、評判も分かりません。筆者は口コミが見られるサイトに会員登録し、できる限りの口コミを閲覧しました。
一方で、口コミが全てとは限りません。詳しく知りたい場合は夫の会社の人に聞いてもらったり、子育て支援センターや児童館に足を運びました。ママ友はできませんでしたが、顔見知りができたり、何度か通うと常駐する保育士さんなどから話を聞くことができました。
難しい幼稚園選び
長男は幼稚園の年長で転園をしました。引越しがちょうど春だったこともあり、3月に引越し、4月には転園しました。年度の始めで入った方が友達ができやすいと思ったのです。転園前と似た系列の園を選んだこともあり、大丈夫だろうと思っていました。
ところが転園先は1学年30人と、規模としては小さめの園。すでに仲良しグループができあがっており、その中へ入るのは大変でした。元々新しいことに慣れるのに時間のかかるタイプでしたが、結局卒園式の日まで「幼稚園に行きたくない」と言い続けました。保育士をしている友人からは「年長での転園が一番大変」と聞きました。
子どもも年少なら1人で遊ぶことがもありますが、年中や年長となると友達と遊ぶことに重きを置くようになります(女の子だともう少し早いかもしれません)。何を優先するかが難しい転園先選びですが、焦ってすぐに選ばず、園庭開放などに何度か足を運び、子どもに合う場所をゆっくり考えても良いと思います。
自分に合う子育て支援探しを
とある転勤先では、人見知りながら、子育て支援をするNPOに所属しました。初めての場所で、初めて知り合う人々の中へ入ったのは、皆とても良い人たちだったから。本気でママのためになりたいと考え、良い活動ができるよう問題点もきちんと指摘し合って話し合うなど、子育て支援に対する本気の姿勢に惹かれたからです。
実際に活動してみて正解でした。そこでは児童館の子育て支援のお手伝いをしたり、子育て広場やイベントの開催などに関わったのですが、「人見知りのママでも話しやすくなる雰囲気作り」や「転勤族のママにも来てもらえるイベント」など、様々な工夫がされていました。
一度子育て支援施設に行くも、誰とも話せず心折れて帰ってきたり、話したものの合わないと感じて足が遠のく経験をされた方もいると思います。ただ、中には親身になって接してくれる支援先もあります。一度で諦めず何度か足を運び、自分に合った支援先を探してみましょう。
子連れでの引越しは活動場所も限られ、すぐには知り合いができなくて当然。我慢せずに自分の両親やきょうだい、今までの友達などにも連絡してみてくださいね。
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