隠れ貧困OLが陥る4つの罠。もしやあなたの周りにも?
LIMO / 2018年4月16日 20時40分
隠れ貧困OLが陥る4つの罠。もしやあなたの周りにも?
「隠れ貧困」という言葉を知っていますか。表立って「貧困」とは言わないし、働いていて十分な収入があり、誰もが「お金に困っている」とは思わないような人が、意外にも貧困にあえいでいるというケースはよくあります。
そこで今回は、そんな「隠れ貧困」OLがハマる4つの罠についてご紹介します。
コーヒー・おやつ・ランチ・女子会が招く赤字家計
小さなことに感じるかもしれませんが、毎日のちょっとした積み重ねが最終的に家計に大きなダメージを与えることはよくあります。特に女性の場合、ちょっとした買い物を1日の中で何度かすることも多いんですよね。
ランチの金額は女性のほうが男性よりも比較的高めというのはよく知られた話です。男性のように立ち食い蕎麦屋や牛丼チェーンで済ませるのはちょっと難易度が高く、お店に入るのに抵抗がある人もまだ多いと思います。
また、複数人でランチに行くなら800~1200円くらいのお店で美味しいお料理と一緒におしゃべりを楽しみながら、というのも女性ならではの感覚ですし、仕事で疲れた心にうるおいを与える素敵な時間です。
おやつやコーヒーも同じこと。コンビニやコーヒーショップに立ち寄って、コーヒーを買う習慣がある人も多いと思います。おやつも仕事中にほっと一息つきたいときや女性同士で交換し合ってコミュニケーションツールとして活用することもあり、欠かせないものになっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした「ちょっとした買い物」は意外と大きなダメージとなって家計を襲います。
コーヒー440円、おやつ325円、ランチ1100円とすると1日あたり1865円。30日間続けると、5万5950円となり、侮れない数字になってきます。このほかに朝食、夕食もありますし、他にも必要なものを購入することを考えると、家計を大きく圧迫していることがわかります。
また、女子会にちょっと高めのお店を予約する傾向もあり、4000~5000円くらいは平気で使ってしまうことも多いのではないでしょうか。そうした日々の積み重ねや「ちょっとした贅沢」が家計を赤字へと導くこともあるようです。
直情型ショッピングで破滅してしまう
買い物でストレスを発散したくなる気持ちもよくわかります。暇な時間はファッション通販サイトをぼんやり見てしまったり、インターネット通販のタイムセールを巡回してしまったりする人もいるのではないでしょうか。
いまでは買い物がこれまでよりずっと身近になり、クレジットカードの情報も一度登録しておけばそのまま使えます。毎回面倒な手間がない分、余計な買い物を踏みとどまる理由がなくなってしまうんですよね。通販サイトにハマるOLは意外と少なくないようです。
また、最近では通販サイトもかなり工夫が凝らされていて、サーチしている商品を分析し、その人が欲しそうなものをピックアップして表示する仕組みがありますよね。これによって目移りしてしまい、お買い物が終わらないパターンもよくあります。
通販サイトを利用するのもいいですが、節度を持って利用しないとつい買いすぎてしまうこともあるので、「お茶のペットボトルやお米などの重いものだけ」など、通販サイトを利用するときのルールを決めておきましょう。
仲間外れがイヤで飲み会や女子会三昧で破産まっしぐら
これは女性だけでなく男性にも多いと思いますが、仲間外れにされるのがイヤで、どんな飲み会にもつい参加してしまう人がいます。普通は、メンバーや日程、時間、金額などを総合的に考慮して、自分がお金と時間を使う価値があるものかどうかを検討し、ないと判断すれば「行かない」という選択になります。
しかし、単に「仲間外れにされたくない」という気持ちだけで飲み会へ参加していると、あなたが支払ったお金と使った時間に見合わない価値しかない飲み会にも参加することになります。それって、トータルで損だと思いませんか。「仲間外れにされたくない」という気持ちだけで飲み会に参加している人は、一度自分を振り返ってみてください。
これは特に、没頭できる趣味がなかったり、信頼できる友人や恋人がいなかったりする人が陥りがちな罠です。自分の趣味を見つけたり、何か資格試験の勉強をしたりと一人の時間をうまく使う方法を探しましょう。
奨学金とローンで毎月大赤字に!
高校や大学進学のために奨学金を借りていたという人も多いと思います。しかし、その奨学金が毎月の家計に大きな影響を与えているケースもありますね。毎月1~2万円の返済であっても、その分自分が自由に使えるお金が減ります。手取り20万円の人だと約10%カットされているのと同じこと。それでは家計が苦しくなるもの当然ですよね。
また、奨学金とは別にローンを抱えているケースもあります。たとえば、自動車免許取得のための合宿のローン。生活費がどうしても苦しくなったときのカードローン。旅行や習い事など大きな買い物のローンなど。早めに返してしまえるといいのですが、毎月いっぱいいっぱいで生活に影響が出るケースもあります。
奨学金やローンはいずれ返さなくてはなりません。奨学金は仕方ないとしても、今後はローンは返済のときのことを考えながら利用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。貧困OLと聞くと、自分とは無縁のように感じるかもしれませんが、意外とそんなに遠い世界の話ではありません。決して派手好きな人ということではなく、普段の生活ぶりが質素でも、ひっそりと貧困OLになっている人も多くいます。毎日の生活に十分気を付けながら、ちょっとずつ上手に節約していきましょう。
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