役員が面接で見ている就活生や転職応募者の「⚪︎⚪︎力」とは何か
LIMO / 2018年4月18日 9時45分
役員が面接で見ている就活生や転職応募者の「⚪︎⚪︎力」とは何か
就職や転職活動の面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが「あなたがこれまで成し遂げてきたことは何ですか」という質問。これは一体何を知りたいのでしょうか。今回はこの点を考えてみましょう。
万年野党の40・50代の行動様式とは
30代で起業をした経営者のA氏は言います。
「偏差値が高い有名大学に進学した、いわゆる頭のいい人材はたくさんいます。ただ、自分で企画し、そのアイデアをもとに実行できる人は少ないですね」
「私も前職の金融機関で様々な人を見てきましたが、いるんですよね、とりあえず管理職や上司のアイデアに反対することに意義を見出しているような方々が。人それぞれ状況は異なるでしょうが、やはり40代から50代にはそういう人が少なからずいましたね」
採用するときは応募者のここを見るべし
今はベンチャー企業の経営者として採用側の立場だというA氏。では、応募者のどのような点を見ているのでしょうか。また、どういう点を評価するのでしょうか。
「一言でいえば『実行力』です。アイデアだけ口にしていてもビジネス上は何の価値も生まれません。極端に言ってしまえば、アイデアだけでは価値はありません。そのアイデアをもとに計画を実行し、結果を見届けることに意味があります。また、やりっぱなしではいけません。その内容をどう評価して次に生かすのかがポイントです。そうした挑戦をどれだけ重ねているかということが重要ではないでしょうか」
通常のビジネスパーソンは年齢を重ねていれば、そうした機会は山のようにあるのではないでしょうか。
「そんなことはありません。大企業にいて40代や50代になるまでに自分で計画して動いた経験がない人もざらにいます。ただ、そういう中にも自分はこうしたことをやってきた、と主張する人がいますが、たいていそれは既にできあがった仕事を自分でなぞっているにすぎません。新しいものを生み出したというより、敷かれたレールを上手に走ったか、また速く走ったかという議論であって、新しいレールの設計・構築をしたというのとは少し違いますね」
AI革命やクラウド時代を前にビジネスパーソンに必要な資質とは
いまや、AI(人工知能)やクラウドソーシングが広まる時代となり、ブルーカラーだけではなくホワイトカラーの働き方も大きく変わってきそうです。そんな中、就活生や転職者は採用担当者、経営者に何を示せばよいのでしょうか。
A氏はこう指摘します。
「一言でいえば『変化への適応力』です。たとえば、AIがより活用されるようになればホワイトカラーの仕事で代替できるものもあるでしょうし、クラウドソーシングができるのであれば、社内から外注にシフトさせることが必要になります。これまでの仕事内容、やり方が変わることに対応していくことが必要です」
ー就活や転職に必要なのは実行力と変化適応力ー
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