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関西人おすすめ、関空から好アクセスの穴場スポット

LIMO / 2018年4月22日 8時25分

関西人おすすめ、関空から好アクセスの穴場スポット

関西人おすすめ、関空から好アクセスの穴場スポット

ゴールデンウィークに関西国際空港から旅を始めるなら

もうすぐゴールデンウィーク。もし関西方面に旅行されるのなら、ちょっとした穴場を訪ねてみるのはいかがでしょうか。今回は、飛行機で関西国際空港へ到着した方が便利に楽しめるスポットをご紹介します。

関西空港駅からは、電車やバスで内陸部に移動することができます。天王寺方面、和歌山方面ともに楽しみな観光スポットがいっぱいです。

大観覧車「りんくうの星」で空中散歩

「関西空港駅」からJRまたは南海電鉄を利用し1駅移動すると「りんくうタウン駅」に到着。駅直結のショッピングモール「りんくうプレジャータウンシークル」には、大観覧車「りんくうの星」があります。

 

【りんくうの星】
営業時間:10:00~21:00 チケット販売は20:30まで・最終搭乗受付は20:45まで
りんくうタウン駅下車で直結

写真の奥に見えるのは「りんくうゲートタワービル」、高さ256m、56階建てです。

 

観覧車からは大阪南部の街を見下ろすことができ、これから始まる旅への夢が膨らむでしょう。

JR阪和線と南海本線の豆知識

りんくうタウン駅までは並行してして走るJR阪和線と南海本線ですが、この駅から先は違う道のりへと別れていきます。

JR阪和線は「103系」と呼ばれる伝統ある車両が、最近まで現役で使われていたことでも知られています。阪和線沿いには車両基地もあるので、天王寺方面に向かう電車に乗ったら、日根野駅の少し前、鳳駅の少し前で進行方向右手の窓をご覧ください。

南海本線を運営する南海電気鉄道は、現存する日本最古の私鉄です。これからの季節、電車内では涼しく過ごしたいものですが、昭和11年に日本で初めて、冷房つきの客車を運用したのは南海電鉄なのです。(南海電鉄「鉄道博物館」(http://www.nankai.co.jp/traffic/museum/muse/ji0021.html)より)

天王寺では都会の中の動物たちを見て楽める

JR阪和線「関空快速」に乗ると、およそ51分で天王寺駅に到着します。天王寺駅周辺には、地上300mで日本一の超高層ビルとして知られる「あべのハルカス」や、聖徳太子が建立した「四天王寺」をはじめとする観光スポットがあります。

また、天王寺駅から徒歩5分ほどの場所にある天王寺動物園は入園料が大人500円、小・中学生200円、未就学児は無料と手ごろで、およそ11ヘクタールの園内に約200種1000点の動物が飼育されています。

ゆったりと寝そべるライオンたちの向こうに、あべのハルカスが見えるコントラストも天王寺動物園ならでは。

 

キリンやエランド、シマウマが一緒に暮らしているエリア。動物ごとに仕切られた檻をつくるのではなく、アフリカのサバンナに近づけた状態で飼育されています。

 

 

トラ舎の屋内展示室では、ガラスがなければ手を伸ばして触ることができそうなほど近くに、アムールトラがいます。

 

アシカが自由に泳ぎ回る水槽はとても気持ちよさそうです。

 

爬虫類が展示されている「アイファー」にはミッシシッピーワニが暮らしています。

 

ふれあい広場では、動物にエサをやったり、体を触ることもできます。人間が近づくと、エサをもらえると期待するヒツジやヤギが近寄ってきます。

 

「野鳥の楽園」は、野鳥たちが自由に飛び回る巨大な鳥かごの中に人間が入っていくイメージです。すぐ外側には、大阪市立大学医学部附属病院などが見え、都会の中にある動物園なのだと改めて気づかされます。

 

天王寺動物園には、天王寺駅に近い「てんしばゲート」のほかに「新世界ゲート」という出入口もあります。新世界ゲートから徒歩6分ほどで、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ、旧:大阪市営地下鉄)の「動物園前」駅に到着します。

動物園前駅の壁面や柱には動物のイラストがたくさん描かれていますが、柱の動物はなぜか後ろ姿ばかり見せています。どうしてでしょうか?

実は、動物たちはすべて動物園のほうを向いています。人間が、動物たち追い越しながら、動物たちの頭の方向に進んでいくと、動物園につながる出口へと誘導されるようになっているのです。

【天王寺動物園】
開園時間:9:30~17:00 入園16:00まで、休園日は毎週月曜日ほか(詳しくは直接お問い合わせください)
新世界ゲート:地下鉄「動物園前駅」から徒歩5分~10分
てんしばゲート:地下鉄「天王寺駅」、JR「天王寺駅」から徒歩5分~10分

和歌山方面にも見どころがいっぱい

関西空港から和歌山方面に向かう方もいるでしょう。和歌山県では加太方面に向かう人、釣り場や淡島神社、友ヶ島を目指す人は、南海本線で紀ノ川駅から加太線に乗り換えるのが便利です。

南紀白浜方面へ向かうなら、JR阪和線での移動が便利です。パンダのかわいらしいしぐさが有名な白浜アドベンチャーワールド、そして数々の景勝地があります。

本州最南端に位置する灯台「潮岬灯台」。そこから800mほど離れた場所に「潮岬観光タワー」があります。展望塔の眺望はすばらしく、近大本マグロを使った料理が食べられるレストランもあります。

「本州最南端訪問証明書」にスタンプを押して持ち帰ると旅の記念になります。

写真の向かって右手に見えるのが潮岬灯台です。

 

【潮岬観光タワー】
営業時間:8:30~16:30(12月~2月 8:30~16:00)
JR紀勢本線・串本駅で下車しバスでおよそ17分

道の駅・すさみにある「すさみ町立エビとカニの水族館」は、名前の通りエビとカニに特化した展示を行っています。

 

ここには「サポーター制度」があり、1口5000円を支払うと、好きなエビやカニの水槽上部にサポーターとして名前やメッセージを半年間掲示してもらえます。掲示の様子は後日、写真を送付してもらえるので、旅の記念もなります。

【道の駅・すさみ】
営業時間:9:00~18:00(10月-3月 17:00閉館)
紀勢本線・江住駅下車、徒歩で約8分

【すさみ町立エビとカニの水族館】
営業時間:9:00 ~ 17:00(最終入館は16:30)
※道の駅・すさみ敷地内

恋人岬(すさみ町)では、左右2つの方向から押し寄せる夫婦波が見られます。

 

【恋人岬】
和歌山県西牟婁郡すさみ町見老津、JR紀勢本線「周参見駅」から車で10分

おすすめの旅の順序は?

関西空港から天王寺方面に向かうなら「りんくうの星」→「天王寺動物園」→大阪、梅田、なんば方面へ、という順序がおすすめです。帰りは新幹線や夜行バスに乗る人は、りんくうの星を初めに楽しんでおきましょう。

和歌山方面に向かう場合は 「潮岬灯台」と「潮岬観光センター」→「すさみ町立エビとカニの水族館」と「道の駅すさみ」→「恋人岬」の順序が、関西空港から見て「遠くから近くへ」の順番になります。電車の本数が少ないので、レンタカーや観光タクシーでの移動もご検討ください。

なお、「りんくうの星」と買い物は旅行の最終日にすると、時間やおみやげの量の調整がしやすいでしょう。

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