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わが子がいじめっ子だったら...信じたくない現実への対処法は?

LIMO / 2018年4月27日 10時20分

わが子がいじめっ子だったら...信じたくない現実への対処法は?

わが子がいじめっ子だったら...信じたくない現実への対処法は?

「もし自分の子どもがいじめられたら、いったいどうしよう」という不安を抱くママは多いことでしょう。逆に、自分の子どもがいじめっこになってしまった場合…親として、どのような対応をするのがよいのでしょうか。

いじめられる子がいたら、いじめる子もいるはず。いじめの被害者になったときの対処法を考えるのと同じくらい、加害者になったときの対処法を考えることも大切なのではないでしょうか。

なぜ、いじめてしまうのか…

まず、なぜ子どもは「いじめ」を行なってしまうのか? その原因を考えてみましょう。

まず考えられるのが、いじめのターゲットになってしまった子が、他の子どもたちと違うから。学校など集団で生活している子どもたちは、他とは明らかに違う子どもを受けいれることがなかなか難しいもの。「ひとりだけ通学かばんが違う」「ひとりだけ髪の色が違う」など、自分たちと違う要素を持っている子を排除しようとして、いじめをしてしまうのです。

また、クラスの中心人物や、仲が良い子がいじめを始めたため、仕方なく自分もいじめに加わるパターン。この場合、いじめに加担するのを拒否すると、自分がいじめのターゲットになってしまうかも、という恐怖心が原因となっていることが多いようです。

さらに、相手に何らかの原因があり、それを正そうとする行為がいつのまにかいじめになっていた、というパターンがあります。この場合、子どもは「相手が悪いんだから」という思いがあるため、いじめを行なっている、という自覚がないこともあります。

どのような原因があるにせよ、いじめは許される行為ではありません。本人はちょっとした意地悪のつもりだったり、軽くからかったりしたつもりでも、被害を受けた子どもが「いじめである」と感じたなら、それは立派ないじめである、という認識を持つことが大切なのではないでしょうか。

まずは謝罪を行なうこと

もし、自分の子どもがいじめの加害者であることが判明した場合、親が真っ先にとらなければいけない行動は、事実確認をし、被害者親子に謝罪することです。なぜ、いじめに至ったのか、どのようないじめを行なったのか、それにより、被害者の子どもはどのくらい傷ついたのか、そして現在の状況は。これらをすみやかに担任に確認し、さらに、子どもからも、きちんと話を聞きましょう。

このとき、子どもは自分のしたことを正当化しようとして、被害者に否があるような言い方をする場合があるかもしれません。ここで大切なのは、どんな理由があろうとも、いじめは絶対にやってはいけない、ということを子どもに伝えること。わが子がいじめをしたという事実をしっかりと認識し、子どもにも、「あなたは加害者である」いうことをきちんとわからせなければいけません。

事実確認ができれば、相手親子への謝罪。子どもにとって、自分が原因で親が頭を下げる、という事実はとても衝撃的なもの。親が謝罪をする姿を子どもに見せることによって、「このような過ちは二度と行なわない」と反省するきっかけとなるのです。

親子でしっかりと反省、改善

謝罪を行なったら、次にするべきことは、話し合いの時間を設けること。どのような理由があろうと、いじめは絶対にいけないこと、大人になったら犯罪行為になるということ、自分が同じことをされたらどう思うかを考えること。この3点をしっかりと話し合いましょう。

子どもに「とても悪いことをしてしまった」という反省と、二度と同じ過ちを起こさないという決意のきっかけづくりをしてあげるのです。

さらに、家庭環境を振り返ることも重要です。親が子どもに無関心になっていなかったか、逆に過干渉になっていなかったか。子どもは家庭でのストレスが蓄積してしまうと、他者へと刃を向ける、問題行動を起こす可能性があります。

子どもがいじめの加害者になってしまったときは、そのことを子どもだけの問題として考えるのではなく、家庭環境の問題、子どもへの接し方の問題という風にも捉えて、改善していくことが大切です。自分たちだけで解決が難しい場合は、心理カウンセラーなど専門家の手助けを借りることも考えましょう。

まとめ

子どもがいじめの加害者になっていた、という事実が判明したら、相当なショックを受けることでしょう。しかし、問題から目をそらさず、きちんと子どもと向き合うことが大切です。被害者の家族に誠意ある行動をし、子どもに、いじめがどれだけ愚かで憎むべき行為かをきっちりと教えてあげましょう。この問題を乗り越えられたら、親子の絆は一層深まるに違いありません。

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