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破産寸前OLが毎月10万円貯金できるようになった4つの方法

LIMO / 2018年5月7日 12時20分

破産寸前OLが毎月10万円貯金できるようになった4つの方法

破産寸前OLが毎月10万円貯金できるようになった4つの方法

お金がなく、毎月何かしらの請求に手が回らないほど赤字家計から脱出できていない、という人も中にはいるかもしれません。しかし、そういう人でもいくつかのポイントを押さえれば簡単にお金が貯められるようになるのです。
 
そこで今回は、クレジットカードの督促があるもお金を支払えず最終的には利用停止になり、公共料金の未払い請求もやまず、さらに国民年金や市税も支払っていなかった、まさに破産寸前のOLが毎月10万円貯金できるようになった方法についてご紹介します。

そもそもなぜそこまでお金がなくなったのかを考える

そもそも、彼女はなぜそんな危機的状況になるまでお金がないということに気が付かなかったのでしょうか。「お金のことを考えるのが異常に面倒で、よくわからないからと目を背けてきたのだと思う」と彼女は言います。彼女のように、「私はお金のことはよくわからない」と思い込み、さらに「お金のことがわからない」=「お金のことは放っておくしかない」と漠然と認識したままでは遅かれ早かれ絶望的な状況になっていたでしょう。
 
案の定、彼女に毎月生活費としていくら使っているのかと聞いてみると、彼女は黙り込んでしまいました。一人暮らしで、自分の代わりをしてくれる人は誰もいないにもかかわらず、彼女は家賃以外のお金をいくら、何に使っているか見当もつかなかったのです。
 
さすがにそこまで自分のお金に無頓着な人は少ないと思いますが、もし

毎月の手取り収入と余るお金

毎月何にいくら使っているか

何のためのお金をいくら貯めたいのか

の3項目について、ざっくりとでもいいので答えられない場合には注意が必要です。まだ危機的な状況になっていなくても、近い将来彼女と同じような境遇になってしまう可能性があります。

まずは自分がなぜ危機的な状況に陥ったのか、もしくは陥りそうなのか、コンスタントに貯金ができないのかということを分析してみてください。

何のためにお金を貯めるのか考える

お金を貯めなきゃ、とは思うものの、何のためにいくら必要なのかがはっきりしていないとお金を貯めるモチベーションがなく、行動に移しにくくなります。まず、そこだけははっきりさせましょう。
 
老後のためというのもいいのですが、それでは漠然としすぎていてモチベーションを上げるには足りません。「老後はどういう暮らしをしたい」⇒「そのためには毎月〇万円ぐらい使う」⇒「85歳まで生きるとして、必要なお金は×万円」⇒「30年かけて貯めるなら、毎月△万円貯めることになる」というところまで計算してください。

そこまで具体的になって初めて、目標金額と毎月の貯金額がはっきりしますよね。その老後までの貯金を俯瞰するイメージと、毎月の貯金額にフォーカスするイメージがわかれば、ぐっとお金を貯めやすくなります。

まずは、老後の生活をイメージすること、そして受給できそうな年金額を調べてみてください。将来受け取れる額を知ることは大事です。日本の年金制度は今後も、受給開始年齢などの改定が予想されますが、まずは基本を知ることです。これを知るだけでかなり貯金額の目安がはっきりします。

ローンや奨学金などの「返済金額」を把握しよう

もし、彼女のようにローンやクレジットカードの未払い分があったり、奨学金があったり、市税・住民税など、自分が「支払わなくてはならないお金」があるのなら、まずはそれの総額を把握してください。
 
借りているお金なら「利率、残りのお金、毎月の返済日(月末日とか毎月27日だが土日祝の場合は後ろ倒し、などの条件も)、毎月の返済金額、このままのペースならいつ返済し終わるのか」というところまで調べてください。やや面倒な作業ではありますが、これは必ず必要です。利息が高いもの、そして残高が少ないものから返していくのが基本です。
 
カードローンやリボ払いなど、利息が高いものは早急に返済しましょう。また、残高が少なく、早めに返済できそうなものは返済の優先順位が高くなります。

彼女の場合、クレジットカードの未払い金額が30万円、自動車免許の合宿費用が24万円、習い事のスクール費用が教育ローンで80万円、日本学生支援機構の奨学金が450万円、とかなり厳しいものでした。彼女の返済能力をはるかに超えた金額が彼女の肩に乗っていました。
 
ただ、怖いことは彼女がこういった総額をはっきりと認識していなかったことです。550万円を超える返済額、これを彼女は明確に認識せずに過ごしていたのです。毎月の支払額だけでなく、全体を把握するようにしてください。
 
また、ローンが複数ある場合にはまとめることも検討してください。より利率が低いほうへ、より返済しやすいほうへまとめることをお勧めします。複数あると管理もしづらく、1つずつはそれほど大きな金額でなくともそれが複数あると意外と大きな金額になり家計を圧迫します。

彼女の場合も複数社から借りていたため、管理ができておらず、督促されるがまま返済し、家計が圧迫されてまた借りるという悪循環に陥っていました。まずは返済すべきものを整理してください。

「お金の使い方」のクセを知る

人それぞれのクセがあるように、お金の使い方にもその人独特のクセがあるものです。あなたのお金の使い方のクセは何ですか? たとえば、「外食やコンビニ食が多いために、食費が同世代の平均よりも高い」とか、「お酒が好きだから飲み会が多く、交際費が手取り収入の2割を超える」など、より客観的な目線で分析してみてください。
 
自分のクセを言えなければ、対策が取れません。対策が取れないということは、解決策が見つからず、現状の課題を打破できないということです。彼女の場合は、「自己啓発」という言葉に弱く、習い事をしたりあらゆる資格試験の勉強をして中途半端になってしまい、身につかずに終わってしまったりというクセがありました。

習い事の教育ローンもそうですし、彼女がクレジットカードで支払っているのはジムであったり、セミナーの参加費であったりとさまざま。彼女はお金の使い方から、自分が「自己啓発」「自分磨き」という言葉に弱く、消費意欲を掻き立てられてしまうということがわかりました。まずは自分の出費のクセを知りましょう。そのうえで、自分のウィークポイントを探り、対策を立てていくことが重要です。

まとめ

いかがでしたか。彼女の場合、家計の改善には4か月、コンスタントに貯金できるようになるまで半年以上はかかりました。ボーナスでまずは5000円でも1万円でもいいので、とにかく貯金のクセを付けることから始めてください。
 
クレジットカードの未払い金額30万円と自動車免許の合宿費用24万円をボーナス全額をつぎ込んで一括返済し、次のボーナスまでの半年で貯めたお金とボーナスで教育ローンの80万円を一括返済。借りているお金があるうちはボーナスを貯金に回さずに、早急にまとまったお金で返済してくださいね。
 
彼女の場合、奨学金も今後ボーナス半分を毎年つぎ込み、毎年60万円を繰り上げ返済するとのことです。毎月のちびちびとした返済がなくなった分、貯金に回す余裕も出てきたと言います。まずは自分を客観的に分析することから始めてみてくださいね。

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