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ブリヂストンの「ヂ」はなぜ「ジ」ではないのか

LIMO / 2018年5月14日 10時20分

ブリヂストンの「ヂ」はなぜ「ジ」ではないのか

ブリヂストンの「ヂ」はなぜ「ジ」ではないのか

知ると株式投資が楽しくなる「企業トリビア」

タイヤ大手のブリヂストン。自動車好きなら知らない人はもはやいないでしょう。そのブリヂストンは有名なだけではなく、実はグローバル市場でNo.1の企業です(2016年)。今回は同社の名前の由来について見ていきましょう。

ブリヂストンは世界ナンバーワン!

同社の資料によれば、2016年の世界のタイヤ市場シェア(売上高ベース)で見ると、ブリヂストンは14.6%で第1位。タイヤのキャラクター「ビバンダム」でおなじみのミシュランは第2位で14.0%を占めています。第3位はグッドイヤーの9.0%。

以下、市場シェアは次の通りです。

第4位:コンチネンタル(7.1%)

第5位:ピレリ(4.2%)

第6位:住友ゴム(4.0%)

第7位:ハンコック(3.3%)

第8位:横浜ゴム(2.8%)

第9位:正新(2.6%)

第10位:中策ゴム(2.1%)

こうしてみると、ブリヂストンのシェアは日本企業の中では圧倒的に大きいことが分かります。

また、世界のビッグ3であるブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーの市場シェア合計は37.6%と、まだ寡占状態とは言えませんが、上位企業が市場シェアをさらに伸ばす余地はありそうです。

ブリヂストンの事業規模

ブリヂストンは、2018年12月期の連結業績予想で売上高が3.8兆円、営業利益が4,630億円。収益性は営業利益率で12.2%と、10%を超えています。

また、2017年12月期実績によると、市場別では日本の売上高は6,843億円で、トータル3兆6434億円のうち約19%となります。一方、同社最大の売上を上げる米州の売上高は1兆7550億円で、その比率は48%に及びます。

このように、ブリヂストンは日本企業でありながらグローバル化が進んでいる企業でもあります。

ブリヂストンの名前の由来

ブリヂストンの創業者は石橋正二郎氏。1906年に家業の仕立物業を引き継ぎ、足袋(たび)の専業を始め、足袋にゴム底を貼り付けた地下足袋事業で成功します。そして1930年には現在のコア事業であるタイヤの生産を開始しています。

ブリヂストンという社名に関して創業者の石橋正二郎氏がどう考えていたのか、同社サイトのブログでは以下のように記されています。

「製品の海外輸出のために、英語名が通り易いと考え、私の姓“石橋”を英訳し、STONE BRIDGEとなるが、これでは語呂が悪いので逆さにしてBRIDGESTONEと決定した」と述べています。

 

そして、1931年に「ブリッヂストン株式会社」が設立されます。つまり、当時の「石橋」の「橋」の英語のカタカナ表記は「ブリッヂ」であって「ブリッジ」ではなかったということで今に至っています。

(参考:Bridgestone Blog(https://www.bridgestone.co.jp/blog/2018030101.html))

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