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ラーメンの一風堂は海外でどうなのか? 力の源HDの業績を見てみる

LIMO / 2018年5月18日 10時40分

ラーメンの一風堂は海外でどうなのか? 力の源HDの業績を見てみる

ラーメンの一風堂は海外でどうなのか? 力の源HDの業績を見てみる

海外展開が進む力の源ホールディングス

「一風堂」はラーメン好きの方にはおなじみのチェーン店でしょう。その「一風堂」を日本国内や海外で展開するのが力の源ホールディングス(以下、力の源HD)です。

力の源HDは、国内では「一風堂」の88店舗と他ブランドを合わせて140店舗を運営し、海外では合計77店舗を運営するなど(2017年12月時点)、グローバル展開が進んでいる外食チェーン店といえます。

海外展開を地域別に見ると、中国・香港22店舗、シンガポール10店舗、台湾9店舗などアジア地域に60店舗、米国に7店舗、欧州ではフランスとイギリスに合計5店舗、そしてオーストラリアに5店舗となっています。

2018年3月期通期の既存店売上高は、月次業績動向を見ると国内店舗の既存店が▲2.9%と苦戦しています。その内訳は、客数が▲5.6%減、客単価が+2.9%増と、客数の減少分を客単価アップでカバーしきれていないという状況です。

海外では客単価増がけん引力に

では、海外の既存店売上高はどうでしょうか。海外直営店舗については、2018年3月期分は2017年1-12月が該当しますが、結果は+5.2%増。その内訳は客数が+0.2%増、客単価が+5.0%増と、客単価が成長をけん引する形となっています。

2018年1-3月の既存店売上高も3か月累計で+6.0%増となっています。内訳は、客数が▲2.9%減、客単価が+9.1%増と、客単価が客数の減少分を補いつつ大きくけん引しているという構造です。

なお、力の源HDの2018年3月期第3四半期累計決算では「海外店舗運営事業」はセグメント利益で約3億円を計上しており、「国内店舗事業」の7.7億円にはおよばないものの、規模としては成長しつつあります。今後も海外における日本のラーメンのポテンシャルに注目したいところです。

本稿は「個人投資家のための金融経済メディアLongine(ロンジン)」記事のダイジェスト版です。全文は以下からどうぞ(有料記事)。
>>【一風堂】力の源ホールディングス(3561)のQ3時点で収益は対会社計画比でやや未達も目線は海外市場(https://www.longine.jp/abstract?id=3878)

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