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「セミナー講師」という副業、始めるにはどうすればいい?

LIMO / 2018年6月7日 17時20分

「セミナー講師」という副業、始めるにはどうすればいい?

「セミナー講師」という副業、始めるにはどうすればいい?

副業を持つこと、やりがいのある副業に取り組み、収入を増やすことに関心を持つ人も多いでしょう。中でも、セミナー講師の仕事は、「人の役に立つ何かを伝えたい」という思いを持つ人に向いている仕事です。

筆者は自主セミナーの企画と開催を始めて5か月で、地元の大阪だけでなく東京の企業からも、講師依頼をいただけるようになりました。とはいえ、「セミナー講師を養成するセミナー」のようなものには、一切参加したことがなく、特別な人脈もありません。

言い換えれば、筆者がたどったセミナー講師としての道は、実績や人脈のない人でもたどることができる道です。これからセミナーを開きたい人のために、セミナー開催までの大まかな流れをご紹介します。

セミナー開催の第一歩は「誰に何を伝えるか決める」ことから

セミナーを開催するためには、会場選びや集客、集金の方法を決めることなど、しなければならないことがたくさんあります。その中でも「誰に、どんなノウハウを伝えるセミナーにするか?」を決めることが初めの1歩です。

セミナーで伝えるノウハウは「受講した人が、少し背伸びをすれば届きそうな内容」であり、「受講した人が、すぐにでも取り組むことのできるもの」であることが大切だと、私は考えています。

たとえば、包丁を握った経験がない人にも作ることができる料理を伝えるなら、レシピも使う道具も初心者向けのものであるべきです。しかし、10年20年と家族のために食事作りを続けてきた、料理が大好きな人に伝えるノウハウは、複雑で難易度が高いものでなければ、満足してもらえません。

受講する人の知識や技術レベルと、講師が伝えたい内容のバランスを考え、セミナーの内容を決めましょう。

「誰に伝えるか」が決まれば開催曜日や場所が決まる

「セミナーを開きます」という告知は、開催日の少なくとも1か月前には始めたいところです。そのためには開催日時や場所を1か月前には決定しなければなりません。

日時や場所の決定のためには「どんな人に参加してほしいセミナーか?」を明確にしましょう。

サラリーマンやOLの人に参加してほしいセミナーなら、平日の昼間に開催しても、あまり人が集まらないでしょう。また、美容師や不動産業など、休みがとりやすい曜日が決まっている職業の人もいます。このように考えていけば、セミナーをいつ開催すればいいかが決まります。

セミナーを開催するための貸会議室やセミナールームは、ネットで簡単に探すことができます。貸会議室やレンタルスペースの公式サイトを探す方法もあり、「スペイシー」や「インスタベース」など、貸会議室等の情報が集約されたサイトを利用する方法もあります。

また、筆者が受けたことのあるオファーには、「企業の展示会場で、セミナーを開いてくれる講師を探しています」とか、「コワーキングスペースの会議室で、セミナーを開いていただけませんか?」というものがあります。

展示会場やコワーキングスペースには、すでに人が集まっています。その一角でセミナーを開くことができるのは、集客の労力を省くことができるメリットがあります。

集客は「お客さまがたくさんいる場所」で行う

セミナーを成功させるには、お客さまに集まっていただかなければなりません。

セミナー情報をネットで公開し、集客する方法は手軽にでき、費用も抑えることができます。セミナー講師の情報やセミナー開催予定の情報を登録し、公開できるサイトもありますので、積極的に利用しましょう。

ただし、「お客さまは、本当にネット上にいるのか?」も検討しなければなりません。

「50代後半のサラリーマンに向けて、退職後のマネープランやライフプランのセミナーを開きたい」という場合、ネット利用が苦手な人もいる世代なので、チラシやポスターでの集客も重視しましょう。

セミナー開催実績が、次のセミナーを呼び込む

筆者がセミナー講師として活動を始めたきっかけは、筆者が講師登録をしているウェブサイトをご覧になった人から、「このような内容について知りたいので、セミナーを開いてほしい」と、具体的な相談をメールでいただいたことでした。

相談内容が具体的だったので、筆者自身も「何を話せば役に立てるか?」を具体的に思い描くことができたのです。ネット上でセミナースペースを検索して予約し、ネット上での集客も行い、初めてのセミナーを開催しました。

開催実績ができると、セミナー講師としての信用性は高まります。受講した人からの評判がよければ、なおさらです。

初めから大きな成功を目指すよりも、まずは、「セミナーを実際に開催し、受講した人が満足してくださった」という実績を1つでも多く作ることから始めましょう。

満足度の高いセミナーを開くことができた、という実績が、セミナー講師としての仕事をますます呼び込んでくれる材料となるのです。

終わりに

セミナー講師として、人の役に立つノウハウを伝える仕事は、実は誰でも始めることができます。サラリーマンなどの本業がある人にも取り組みやすい仕事ですし、本業があるからこそ「これを伝えたいという思いがある」「このようなノウハウを持っている」という人も多いでしょう。

まずは「1度でも2度でもいいので、セミナーを開き、参加した人に満足してもらう」ことから始めましょう。

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