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子どもを夫に預けて飲みに行くのは悪いこと?

LIMO / 2018年6月29日 10時25分

子どもを夫に預けて飲みに行くのは悪いこと?

子どもを夫に預けて飲みに行くのは悪いこと?

ママのジレンマ…育児放棄と非難されることなのか

主婦業や母親業の息抜きに、友人と飲みに出かける、というママも少なくないようです。家事や育児から解放されてリフレッシュできるつかの間の時間。この時間があるから毎日頑張れる!という方もいらっしゃるかもしれませんね。

その一方で「子どもを預けてまで飲みに行くなんて…」と眉をひそめる人がいるのも事実。はたして、子どもを預けて飲みに行くのは悪いことなのでしょうか?

旦那はいいって言ってくれたのに…

4歳の男の子がいるAさん(35歳)は、ある日ママ友からこんなお誘いを受けました。「来週の土曜日、ビアガーデンに行こうって話が出てるんだけど、どうかしら? もし、子どもを旦那さんに預けられるなら、ぜひご一緒しない?」。

子どもを預けて飲みに行ったことのないAさん。でも、久々に身軽に飲みに行きたい…という気持ちが強く、夫に飲みに行っていいか聞いてみました。夫は「たまには息抜きも必要だし、行ってきな。俺たちは適当にやっとくから、時間を忘れてゆっくり楽しんできたらいいよ」とふたつ返事でOK。

Aさんは数年ぶりに、のびのびとした楽しい時間を過ごすことができました。ほろ酔いで帰宅したAさんに夫は、「楽しかったみたいでよかったね。これからも機会があれば行ってくればいいよ」と嬉しい言葉をかけてくれました。

数日後、幼稚園に子どもをお迎えに行くと、数人のママがひそひそ話をしていました。何の話だろう?といぶかしく思っていると、飲みに誘ってくれたママが苦い顔をしてAさんに近づいてきます。「どこからか私たちが飲みに行ったのがあの人たちの耳に入ったみたい。『子どもを預けてまで飲みに行くなんて信じられない、育児放棄だ』って話してるらしいわよ」。

「育児放棄」という言葉にショックを受けたAさん、帰宅してからも暗い気持ちがぬぐえませんでした。そこへ実家の母親が電話をかけてきました。思わず事の顛末を母親に愚痴ると、母親からもこんな言葉が。「そりゃあ、あんたが悪いわよ。旦那が子どもの面倒を見て、嫁は飲みに行くなんて、私の時代じゃ考えられなかったわよ」。

Aさんはすっかり意気消沈。「私が飲みに行ったのって、そんなに悪いことだったの? こんなことなら行かなければよかった」とまで考えるようになってしまいました。

価値観は人それぞれ

「子どもを預けて母親が飲みに行くなんて、信じられない」「子どもが大きくなってからいくらでも行けばいいのに、今どうしても行かなければいけないの?」

子どもを預けて飲みに行くことに反対!と言う人の言い分を聞いてみると、「そこまでして飲みに行きたいとは思わない」という意見がほとんどでした。つまり、彼らは、「飲みに行く、という行為は、子どもを誰かに預けてまで行う価値はない」という考え方。

一方、ママだって飲みに行きたい!という意見の人は「子育てを頑張るために、飲みに行く、という息抜き行為はとても大切」という考え方なのです。

世の中には色々な考え方の人がいます。価値観も人それぞれ。わざわざ飲みに行かなくてもストレスを発散できる、という人もいれば、飲みに行くことが唯一のストレス発散、という人もいるでしょう。

「飲みに行ってリフレッシュすると、また新たな気持ちで子どもと向き合っていける。飲みに行かせてくれる主人にも感謝の気持ちでいっぱいになれる。私が飲みに行くことで家庭も育児もうまくいっているんです」、というママもいます。

それぞれの家庭に子育てや家事のルールがあります。「ママが子どもを預けて飲みに行くこと」がその家庭でOKなら、他の人がとやかく言うものでもないでしょう。飲みに行くママも、堂々としていていいのでは?

ストレス発散するために飲みに行ったのに、それが新たなストレスの引き金となった…なんてことのないようにしたいもの。うちはうち、よそはよそ。大切なのは、自分の気持ちと夫の気持ちなのではないでしょうか。

ただ、中には「飲みに行きたくても、色々な事情で行けない人がいる」ということもお忘れなく。飲みに行くことを肯定派の人も否定派の人も、自分の価値観を他の人に押し付けないようにしたいものですね。

自分の子育て方法に自信を持って

周りの目を気にしてばかりの育児は、いつかどこかで息切れしてしまいます。ママだってストレス解消や息抜きは必要。その方法のひとつとして飲みに行くことは、決して悪いことではないと思います。

ただ、せっかく夫が気持ちよくOKしてくれているのなら、周りの批判は気にせず、胸を張っていたいものです。自分の価値観とは異なる意見の人がいても、自分のリフレッシュ方法に異論を唱える人がいても、スルーできる力を身につけたいものですね。

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