猫が触れないほど苦手だった女性の「運命の出会い」 保護猫を家族に迎えた現在に心温まる

今ではすっかりなじんでいるけれど、こんなに小さかったんだね！

猫が少々苦手だった女性を「大の猫好き」にした保護猫ちゃん。家族となった現在の、心温まる日常風景がInstagramで注目を集めています。投稿したのは、Instagramユーザーの「@cou51533」さんです。

投稿には2024年8月9日時点で2700件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。

また記事中では、猫の飼育費用についてもご紹介します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

キャットタワーでくつろぐ、キジトラ柄の「コウ」ちゃん

「おててないない」が可愛いコウちゃん。

出所：@cou51533（https://www.instagram.com/p/C91NfvjpAOk/）

「コウちゃん　このちょっとした高さがいいみたい」というコメントとともに投稿された動画に写っているのは、キジトラ柄の猫ちゃん。「コウ」ちゃんという女の子です。

コウちゃんは生後3週間の頃、@cou51533さんの家の道路脇で保護されました。

当時は少々猫が苦手だったという@cou51533さん。近所の方と協力してコウちゃんを保護しました。当時は怖くて猫に触れられなかったため、隣の人に捕まえてもらったそうです。その後@cou51533さんは、コウちゃんの里親探しに励みました。

しかしコウちゃんと過ごす2週間のうちに、すっかり心を溶かされてしまったという@cou51533さん。「コウちゃんが愛おしすぎる」と感じるようになり、家族になってもらうことを決意しました。

※編集部注：外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

保護当時は、とっても小さな子猫だった

大あくびでリラックス～

出所：@cou51533（https://www.instagram.com/p/C91NfvjpAOk/）

こんなに小さかったんだね！

出所：@cou51533（https://www.instagram.com/p/C7vXS7lpEnC）

ご家族にたくさんの愛を注がれて、今では立派に成長したコウちゃん。

写真にはあくびをするリラックスモードのようすがおさめられていますが、保護当時はこんなに小さな猫ちゃんでした。@cou51533さんは別投稿にて「コウちゃんのうちの子記念日」も紹介。

うわ～片手にスポッと収まっちゃってる！

出所：@cou51533（https://www.instagram.com/p/C7vXS7lpEnC）

投稿では、保護当初のコウちゃんの写真に「コウちゃん飼うまでは猫が苦手だった私…　そんな私が猫を飼ってるなんて　人生なにが起こるか分からんな」「コウちゃんと運命の出会いをしたおかげで　あの人ともこの人とも出会えました　コウちゃんありがとう」そんな心温まるコメントも添えらています。

今では同居猫「きいちゃん」と仲良く暮らしています

こんなに大きくなったコウちゃん。

出所：@cou51533（https://www.instagram.com/p/C91NfvjpAOk/）

コウちゃんは現在、後輩猫の「きいちゃん」と一緒に暮らしていて、2匹は@cou51533さんにとって、我が子のような存在だといいます。

現在のコウちゃんの姿からは、落ち着いた雰囲気がただよいますね。美しい毛並みや凛とした表情からも、日々深い愛に包まれ生活していることがうかがえてホッコリします。

@cou51533さんのInstagramアカウントでは、このほかにもコウちゃんの動画や写真を多数公開中です。愛と癒しがあふれる日常を、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

ご近所さんの力を借りながら、里親探しをしていた

最後に、投稿者さんに詳しいお話をうかがいましたのでご紹介します。

――出会いのエピソードを教えてください。

生後約3週間のときに、家の前の道路脇で保護しました。

私は少し猫が苦手で、コウちゃんと家族になる予定はなかったので、保護した後は近所の方に力を借りながら、里親探しをしていました。

しかし一緒に過ごす2週間ですっかり「コウちゃんを手放したくない、愛おしすぎる」と感じるようになり、コウちゃんに家族になってもらいました。

――普段はどのような子ですか？

コウちゃんは主人のことが大好きで、ずっと後を追っています。 主人が寝転がってスマホに熱中していると、お腹の上に乗ったりスマホを持つ手にスリスリしたりします。

また、猫よりも人間が好きみたいです。 お客さんが来るとすぐに足元へ寄って行きます。

――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか？

コウちゃんは神経質な猫ですが、いろんな寝相で寝ています。 ヘソ天で大の字で寝ている時もありますし、 横たわって寝ていたり……。寝ている姿がとっても可愛いです。

――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか？

コウちゃんは、神経質で頭が良いように思います。 食べ物のこだわりが強くて、（一緒に暮らす猫の）きいちゃんが美味しそうに食べてるウェットフードも食べなかったりします。目新しい物は、そう簡単に受けつけない！という感じです。

――自慢のポイントは何ですか？

うちは主人と私のふたりで、子どもがいません。コウちゃんときいちゃんが子どものような存在です。可愛くて仕方ないです。ふたりとも自慢のねこちゃんです。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。@cou51533さん、ありがとうございました！

猫の飼育費用事情：おやつ代にかける費用が上昇

ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます。

「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和5年　全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。

※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

2018年：2412円

2019年：3016円

2020年：2918円

2021年：3367円

2022年：2392円

2023年：3400円

猫の保険

2018年：1729円

2019年：2349円

2020年：1758円

2021年：2731円

2022年：2069円

2023年：1988円

市販の猫主食用キャットフード

2018年：2599円

2019年：2745円

2020年：2673円

2021年：2978円

2022年：2877円

2023年：2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

2018年：1092円

2019年：1303円

2020年：1241円

2021年：1346円

2022年：1356円

2023年：1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43％も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。

「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果（複数回答可）となりました。

1位　32.6％：集合住宅（アパート・マンションなど一戸建てでないもの）に住んでいて、禁止されているから

2位　22.8％：世話をするのにお金がかかるから

3位　21.5％：別れがつらいから

4位　21.3％：旅行など長期の外出がしづらくなるから

5位　18.1％：十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい？

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果（複数回答可）となりました。

1位　47.4％：生活に癒し・安らぎが欲しかったから

2位　27.8％：過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから

3位　15.1％：愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから

4位　15.0％：ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから

5位　14.3％：話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4％と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。

様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

参考資料

@cou51533（https://www.instagram.com/p/C91NfvjpAOk/）

一般社団法人ペットフード協会「令和5年　全国犬猫飼育実態調査」（https://petfood.or.jp/data/chart2023/index.html）