浮気されても離婚できない…お金で後悔する3人の女が思う「やっておけばよかったこと」
LIMO / 2018年7月23日 20時45分
浮気されても離婚できない…お金で後悔する3人の女が思う「やっておけばよかったこと」
あなたにとって、一番大切なものってなんですか? 家族や恋人、ペット、友人など思い当たるものがいくつかあると思います。その中に「お金」という言葉がチラつく人もいるかもしれませんね。お金が一番大事と言うとちょっとドライな感じがしますが、実際にそう感じている人も意外といるのです。
今回は、お金の使い方やお金に関する過去の自分の考え方に対して「後悔している」と感じている女性に話を聞いてきました。その3人の女性は、「お金に関する悩み」があるがゆえに、いま人生に苦悩していると言います。いったい彼女らは何に悩んでいるのでしょうか。
浮気されても別れられない…40代女性の場合
1人目は、40代の専業主婦の女性です。彼女は26歳という絶好の結婚適齢期で結婚。それまでは一般職で事務の仕事をしながら働いていました。しかし、結婚を機に退職。そもそも、おっとりした性格でテキパキと仕事がこなせなかったという彼女。「仕事なんて自分には合わない」と、専業主婦になったといいます。結婚相手は金融機関勤務で高収入。夫との相談のうえ子どもは生まずに、稼いでくる夫を持った幸せを感じながら専業主婦として過ごしていたのだそうです。
が、そんな彼女に転機が訪れたのは結婚生活6年目。彼女が32歳のときに夫の浮気が発覚しました。最初はショックだったものの、32歳で大したキャリアもなく、元々合わないと感じていた仕事をしながら一人で生きていくという覚悟ができずに、離婚という選択をしなかったのです。いったんは「愛がなくてもお金があればいい」と割り切って生活していました。
しかし、いよいよ夫が相手の女性に熱を入れ始め、帰って来ない日も増えてきたといいます。せっかく作っても食べてもらえない食事を見ながら、「いまの私の生活って何なんだろう」と感じることも。夫は浮気を隠す素振りもせず、ただ時々帰ってきてひと言、二言くらいの会話をしてまた相手の女性のところへ行くのだとか。
悔しくても、自分が浮気したら捨てられるだけで、いまさら捨てられても他に当てがないから仕返しもできない。そして、相手に証拠を突きつけることもできない。そんな生活が今も続いているのだそうです。
彼女は、最初に浮気に気が付いたときに専業主婦をやめるべきだったといいます。そうすれば、32歳で多少ブランクはあってもキャリアを形成し直せたかもしれません。また、自分が自由に使えるお金がないことに対してもっと疑問に思うべきであったし、自分が使えるお金を用意しておくべきだったとも感じているそう。
専業主婦として生きていくことはできるからと楽観的に考えていたものの、実際自分で何かしようと思った時、たとえば浮気の証拠をつかもうと興信所や探偵に調査を依頼しようにも、そんなお金がどこにもなかったといいます。
専業主婦という選択をすること自体が問題というわけではありませんが、専業主婦というのは共働きの主婦よりもリスクが高く、自分でしっかり手綱を握っておかないと引き返せなくなってしまうことがあるというのは覚えておいていいのではないでしょうか。
離婚後、仕事が見つからない…
2人目は夫のDVや暴力的な性格、お金遣いの荒さから離婚した30代女性。子どもはまだ小学生、これからどんどんお金がかかる年頃です。しかし、夫からの養育費に期待はできず、支払われることはたまにしかないといいます。
彼女は実家に身を寄せ、仕事を探して何とか再就職しましたが、収入は結婚前の半分に。出産を機に総合職からパートに切り替えた彼女が再度就職しようと思っても、総合職では再就職できず、また結婚前に勤務していた会社と同水準の待遇で迎えてくれる会社などありませんでした。
結局今も契約社員として勤務しており、勤続年数が長くなっても収入は上がらないまま。子どもにどんどんお金がかかるようになっても、今の給与水準だととても不安だと言います。両親も年老いてきて、介護が必要になるのも時間の問題。そうなったらどうしたらいいのかと不安でいっぱいなんだと語ってくれました。
これもキャリアを途中で中断し、お金に困ってしまったパターンですね。仕事をするというのは、ある意味でのリスクヘッジです。離婚して自分一人で子どもを育てなくてはならなくなったにもかかわらず、収入が安定した仕事に就けなかったり給与水準の低い会社にしか就職できなかったりすると生活が困窮してしまいます。
また、離婚だけでなく、たとえば事故や病気で夫が働けなくなったときにも自分が支えてあげなくてはならないということが起こりうるのです。もし育児と介護を両立しなければならないとか勤務先の育児休業が充実していないなどの特別な理由がなければ、できる限り仕事を続けて収入を得ることを考えたほうがよさそうですね。
マイホームを買おうとしたら、夫の借金が発覚…
最後は、共働きで頑張る30代の女性です。彼女の場合、後悔しているのは家計の管理方法。30歳で同い年の男性と結婚後も、仕事が好きだったということもあり、共働きで頑張ることにしたのだそう。しかし、家計の管理はお互いに全く別の財布。あらかじめ決めた金額をそれぞれ共有の口座に入れて、そこから家賃、光熱費、食費などの基本的な生活費を賄うようにしているのだといいます。
問題が発覚したのは、マイホーム購入の話が出たときでした。マイホームの購入について2人で検討していましたが、具体的に毎月のローンの支払額やローンを組める金額の話になると、どうも夫が逃げ腰になっていたので、問い詰めたのだそう。すると、200万円ほどの借金が発覚。当然貯金などできているはずもなく、マイホーム購入の話は立ち消え。借金返済を急ぐことになりました。
彼女の場合、共働きだからとお互いのお財布事情を共有しなかったことが原因だといいます。夫と財布を一つにして、しっかり管理すればよかったと後悔しているようです。
共働き家庭の場合、お財布をどこまで共有するかはちょっと難しい問題ですよね。しかし、できることなら今後のライフプランと必要になるお金、そしてお互いに「いつまでに」「いくら」貯めておくべきかということをきちんと共有しておくことだけは最低限やっておきたいですね。借金があれば協力して早めに返済する。そういった最低限の情報共有だけは欠かさず行ったほうがよさそうです。
まとめ
いかがでしたか。お金やキャリアの問題は、結婚すると女性のほうが不利な立場に立たされることが多く、自分でしっかり舵を取らないといつの間にか望まない環境に流されていってしまうことも多くあります。将来の自分が「あの時やっておけば…」と後悔しなくてすむように、今からできることを始めてみてくださいね。
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