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株初心者は知っておきたいキャッシュフローの読み方と使い方

LIMO / 2018年7月23日 21時0分

株初心者は知っておきたいキャッシュフローの読み方と使い方

株初心者は知っておきたいキャッシュフローの読み方と使い方

株式投資で企業の状態を理解したり、投資判断をするのにに決算書は欠かせません。

またその中に出てくる「キャッシュフロー」は決算に関連する人だけではなく、投資家にとって重要な情報です。

ただ、「キャッシュフロー」というと小難しく感じる人も多いかもしれません。日本語に直せば「現金の流れ」というだけなので、あまり構えなくてもよいでしょう。

株初心者といえども株式市場にデビューしたとなれば、投資家としてアマもプロもありません。しっかりと「キャッシュフロー」を自分のものにしておきたいものです。

キャッシュフローとは何か

「キャッシュフロー」とは一言でいえばお金の流れのことです。

さらにもっと言えば「現金」の動きともいえるでしょう。

お金が入ってくれば「プラス」でとらえ、お金が出て行けば「マイナス」としてとらえます。

「キャッシュフロー」は会計用語などの定義で無理やり頭にいれようとせずに、素直にお金の出入りで考える方が分かりやすいです。

決算書のキャッシュフロー

株初心者だけではなく、プロ投資家のような機関投資家も必ず目を通す決算短信や有価証券報告書に記載されるキャッシュフロー計算書は以下の様に大きく3つに分かれています。

営業(活動による)キャッシュフロー

投資(活動による)キャッシュフロー

財務(活動による)キャッシュフロー

決算資料には各キャッシュフローについて様々な項目がありますが、それぞれについて、以下の項目を確認しておきたいものです。

営業(活動による)キャッシュフロー

当期純利益の額

減価償却の金額

仕入れ債務(買掛金)の増減

棚卸在庫の増減

売上債権(売掛金)の増減

投資(活動による)キャッシュフロー

有形固定資産の取得による支出

無形固定資産の取得による支出

財務(活動による)キャッシュフロー

借入金の増減

配当金の支払額

上記以外にももっと多くの項目があるのですが、株初心者は上記の項目について「とりあえず」は上記項目を注意してみておきましょう。

簡単なフリーキャッシュフローの捉え方

ここでは証券アナリストが決算書をもとに頭の中でさっと計算する株主に対するフリー・キャッシュフローの計算方法をお示しします。

当期純利益+減価償却ー設備投資金額ー正味運転資本増加額+負債増加額

上記計算式のポイントのまとめ

税金を支払った後の当期純利益からスタートします。

減価償却は会計上の費用ですがキャッシュは出ていませんのでプラスの項目です。

設備投資額はキャッシュが出ていくのでマイナスの項目です。

負債が増えれば、キャッシュが手元に入ってくるのでプラスの項目です。

まとめにかえて

このように「お金が入ってくるか」もしくは「お金が出ていくか」で直観的に考えればキャッシュフローは決して難しいものではありません。

これまで損益計算書だけしか見ていなかったとキャッシュフロー計算書を敬遠していた株初心者の方も是非、お時間のある時にでも自分が投資している銘柄について調べてみてはいかがでしょうか。

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