祖父母の孫疲れ、お金・体力・気遣いをめぐる本音はコレ!
LIMO / 2018年8月17日 10時20分
祖父母の孫疲れ、お金・体力・気遣いをめぐる本音はコレ!
あなたのこんな行動、大丈夫?
孫はかわいいはずなのに、会うとなぜか疲れてしまう。そんな“孫疲れ”を感じている人が増えているそうです。これまで多くの祖父母の間では「孫には責任がないから、ただかわいい」というのが通説のようでしたが、一体何がじーじ・ばーばを疲れさせているのでしょうか。それは、悪気なく振る舞っているパパとママの態度が原因かもしれません。
金銭面での孫疲れ
「長期休暇のたびにマメに帰省してくれるのは嬉しいけど…孫のおもちゃを買って食事を用意して。1週間の滞在でいくら使うと思ってるの?と言いたいところだけど、息子と孫かわいさで、ついやってしまうんです」(55歳/女性)
いくつになってもかわいい我が子と孫が帰ってくるとなれば、豪華な食事を振る舞ったり好きなものを買ってあげたりしたい、じーじ・ばーば心。しかし本音のところでは、けっこう痛い出費だと感じている人も多いのだとか。
それが5月連休・お盆・お正月と続けば、家計が疲れてしまうこともあるでしょう。滞在が長期になる場合は食費としてお金を渡すなど、気づかいが必要な場面もあるかもしれませんね。
さらに最近「お盆玉」と銘打って、新種のポチ袋が発売されているようです。これが世に浸透すれば、お年玉のように“お盆はお小遣いをもらうもの”というスタイルが定着してしまうかもしれませんね。これではますます孫疲れを加速させるかも!?
実家が近いと長期の帰省はないかもしれませんが、日常でも金銭面での孫疲れを感じることもあるようです。
「年金暮らしなので、私たちもあんまりお金持ってないですよ。家のローンは完済しましたが、これからその分を老後に迷惑かけないように貯めておくつもりだし。それなのに、娘は我々が打ち出の小槌を持っているとでも思っているのか。子どもの服も買ってもらって当たり前のような顔をしています」(65歳/男性)
パパとママも自分たちの親が相手となると、お金を出してもらうことに何の遠慮もなくなることがあるようですね。しかし、もう独立して家庭を持つ身。出してもらって当たり前の態度は、ちょっと考えものかもしれません。
肉体面での孫疲れ
「育児の大変さはわかっているので、なるべく助けてあげたい気持ちはあります。孫はかわいいですしね。でも、体力が追いつかないんですよ。だから、あまり頻繁に連れて来られると、嬉しいやらキツイやら…」(53歳/女性)
「第2子誕生の前後に、上の子の相手を頼まれました。それはいいのですが、公園遊びはかなりしんどかったです。そこはパパが休日に頑張るか、授乳の合間にママがやってくれれば助かったんですけどね。体力的には下の子を預かるほうがよかったかな」(60歳/女性)
子どもの面倒を見てくれる人がほかにいるときは、ママが少し息を抜くチャンスでもあります。しかし日頃から育児に奮闘しているママにとっては慣れっこなことでも、じーじ・ばーばにとっては体力をかなり消耗する出来事もあるかも。体力的にはパパ・ママの半分ぐらいが限界と仮定して、どんなお世話をお願いするのか考えてみるといいかもしれません。
精神面での孫疲れ
「いくら孫とはいえ、人の子どもを預かるのって神経使いますよ。怪我させたらいけないし、食べ物も与えていいのかいちいち迷うし。1日面倒を見ると、気疲れで翌日ぐったりです。正直、冠婚葬祭などどうしてもの理由でなければ、預かるのは避けたいのが本音」(50歳/男性)
「お嫁さんの前で孫と接するときは、いろいろ気になります。育児に対する考え方が違っても、私たちに面と向かって言いづらいでしょうから。私の何気ないひと言がイヤミと勘違いされたら困るので…孫に話しかけるときも、お嫁さんの育児を否定しないように気をつけています」(58歳/女性)
実母に見てもらうときにありがちな話ですが、預かっているのにも関わらず小言を言ってしまったことはありませんか?「甘いもの食べさせすぎないで」など直接言うだけでなく、子どもに「もしかして今日ずっとテレビばかり見てたの?」と問うことも、間接的にじーじ・ばーばを責めているように聞こえるかもしれません。
お昼も何か食べさせてくれるだろうと期待して、用意もせずに預ける。これも、じーじ・ばーばにとっては「何を食べさせようか…」と悩みの種になることもあります。
また意外と義母も、我が子が生んだ子どもでないからこそ遠慮をすることもあるようです。
親に甘えっぱなしの番は終わり
まさに“親しき仲にも礼儀あり”かもしれませんね。結婚して子どもができてひとつの家庭を築いている今、実の親であっても別の家庭。いつまでも甘えるわけにはいかないこともあります。じーじ・ばーばが孫疲れをして、いざ本当に困ったときに助けてもらえない!なんてことになりませんように。日頃から甘えの度が過ぎていないか、考えることも必要なのかもしれません。
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