旭化成の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/ir/library/financial_report/pdf/127j_0627.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は化学・繊維等で日本を代表する企業、旭化成です。

旭化成の平均年間給与はいくらか

旭化成（提出会社）の2018年3月31日時点での平均年間給与は764.5万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.7歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は16.4年となっています。

旭化成の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年3月31日時点で7520名。単体で7000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

マテリアル：4933名

全社：2587名

また、連結の従業員数は3万4670名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

マテリアル：1万4932名

住宅：7288名

ヘルスケア：8799名

その他：1064名

全社：2587名

過去5年の業績推移

旭化成（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると横ばい傾向から増加に転じています。2014年3月期は1兆8977億円であったものが、2018年3月期には2兆422億円となっています。

経常利益についても、売上高と同じような傾向にあり、2014年3月期は1428億円、2017年3月期は1606億円であったものが、2018年3月期には2125億円まで増加しています。

親会社株主に帰属する当期純利益は、2014年3月期から2017年3月期までほぼ横ばい傾向でしたが、2018年3月期に増加しています。2014年3月期は1012億円、2017年3月期は1150億円であったものが、2018年3月期には1702億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会（http://www.jsda.or.jp/manabu/qa/qa_stock30.html）によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。