「テレワーク」は日本に定着するのか? 経験者が語るメリットとデメリット

LIMO / 2018年8月24日 20時20分

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「テレワーク」は日本に定着するのか? 経験者が語るメリットとデメリット

「テレワーク・デイ」を知っていますか?

テレワークとは、「情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」(一般社団法人 日本テレワーク協会)とされています。似たような言葉に「在宅ワーク:自宅で職務を行うこと」や「ノマドワーク:場所にとらわれず好きな場所で職務を行うこと」もありますね。

昨年、政府は7月24日を「テレワーク・デイ」と定め、多様な働き方を推進するための国民運動を展開すると発表しました。7月24日は2020年の東京五輪開会式の日であるように、この背景には東京五輪開催時の混雑を解消させるという意図があるようです。

しかし、国土交通省が2018年3月に公表した「平成29年度 テレワーク人口実態調査(http://www.mlit.go.jp/common/001227706.pdf)」によれば、勤務先にテレワーク制度等があると回答した割合は、雇用者※全体のうち16.3%。現時点ではまだまだ多いとは言えません。

※同調査では「雇用型」とされる。雇用型とは民間会社、官公庁、その他の法人・団体の正社員・職員、及び派遣社員・職員、契約社員・職員、嘱託、パート、アルバイトを本業としていると回答した人

テレワークのメリットとデメリット

さて、政府が推進しようとしているテレワークにはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。一般的には以下のようなポイントが挙げられます。

メリット

通勤時間の短縮

家庭や私生活との両立

オフィスの維持費削減

デメリット

労務管理が難しい

スキルの有無によっては賃金が低くなる

社内コミュニケーションがとりづらい

先述の「平成29年度 テレワーク人口実態調査」によると、プラス効果としては「自由に使える時間が増えた」「通勤時間・移動時間が減った」「業務効率が上がった」という回答が多く、マイナス効果としては「仕事時間(残業時間)が増えた」という回答が多く見られたそうです。

実際にテレワークを経験してみると

では、実際にテレワークで働いている人はどう感じているのでしょうか。大手企業から「みなし労働時間制」「全員がテレワーク」というベンチャー企業に転職したAさんは次のように言います。

柔軟な働き方ゆえ? 仕事に追われる

「朝のラッシュ時間帯に電車に乗らなくてもいいですし、たとえば歯医者さんなどの予約も取りやすいですね。ただ、パソコンとインターネット環境があれば、いつでもどこにいても仕事ができてしまうので、深夜や休日にもつい仕事のことが気になって…。切り替えと割り切りができないとずっと仕事にとらわれてしまう怖さがありますね」

細かいニュアンスが伝わらない

「オフィスであれば一声かければ済むことを、メールやチャットで文章で伝えなければならないのは面倒ですね(笑)。まあ、これは大した話ではありません。一番困るのは、ニュアンスが伝わらないときでしょうか。込み入った案件で見落としが起きたり、誤解による手戻りが出たりします」

飲み会が減り自由な時間が増えた分、孤独に悩む

「昔は終電間際まで残業していた人たちと飲みに行き、結局自腹でタクシー、といったことを繰り返していた時期もありました。それはそれで体に悪いですが、逆に今は1日中誰とも会話しない日もあるので、みんなで集まってワイワイ仕事していた日々が時々懐かしくなることもあります」

まとめ

政府には、テレワークを時代のニーズにあった柔軟な働き方として定着させたいという狙いがあるようです。ただ、もはや意識する人が少なくなっている「プレミアムフライデー」のように、地方の零細企業にはあまり関係がないのでは、という意見もあります。みなさんは、テレワークについてどのようにお考えでしょうか。

参考記事:テレワークで働く!テレワークのメリット・デメリットと求人の探し方(https://limo.media/articles/-/7007)

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