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早期教育を始めているママが約半数!? おけいこ事への本音を聞くと…

LIMO / 2018年9月17日 10時15分

早期教育を始めているママが約半数!? おけいこ事への本音を聞くと…

早期教育を始めているママが約半数!? おけいこ事への本音を聞くと…

アクサダイレクト生命保険株式会社が2018年2月に行なった「第5回子どものおけいこ事に関する調査(https://www.axa-direct-life.co.jp/news/2018/news_180315_b.html#No10)」によると、0~9歳の子どもを持つ母親のうち54%が「子どもにおけいこ事をさせている」と回答しました。

約半数の子どもが習い事をしている今、“わが家も何かしたほうがいいのかな?”と考えているママも多いかもしれませんね。しかし、本当に小さい頃から始める必要があるのでしょうか。ママたちの本音に迫ります。

わが子の将来を思うからこその悩み

同調査によると「おけいこ事をさせている目的」について、59.4%が「好きなこと・得意なことを増やすため」と回答したそうです。これについて、ママたちに本音を聞いてみました。

「確かに興味の幅は広がるかもしれませんね。けど、小さい頃なんて子どもの気分も変わりやすいもの。その場の雰囲気で『やりたい! 楽しい!』と言っていても、続けていると行くのを嫌がることも。始める前に言い聞かせていても、そんなこともあります。始めたことをすぐにやめるのも考えものだし、かといって無理に行かせるのも…見極めが難しくて悩んでいます」

「ピアノを習わせたい!とか、水泳を習わせたい!とか、親のエゴな気もします。でも、どんなものがあるのかを親がある程度教えてあげないと、子どもは何も知らないわけだから。親のせいで無知なまま可能性が狭まってしまうのは、ちょっと嫌ですね」

「無理強いしたくなくて、わが家では子どもが自ら『水泳をやってみたい』と言い出してから始めました。そのとき、息子は小1。最初は“ベビースイミングから習っている子よりもできることが少なくて、コンプレックスに感じるかな?”と不安もありました。でも、ある程度大きくなってからスタートしたことで、飲み込みが早いこと。グングン進級していく姿に、頼もしさを感じました。教室の先輩ママによると『うちは小さい頃から始めたけど、なかなか帽子の色が変わらなくて(進級できなくて)…費用面でも送迎の面でも、かなり心が折れそうになったよ』と言っていました」

多くのママはおけいこ事の費用について悩んでいる

さて、ママのエピソードにも登場した「習い事にかかる費用」について。同調査では、「おけいこ事をさせる上での悩み」について、58.7%が「費用がかさむ」と回答しています。また、「おけいこ事を継続するか・やめるかを見直すきっかけ」についても、62.6%が「費用」を挙げているようです。ママたちの本音を聞いてみました。

「幼稚園で開いてくれる教室に参加しているので、送迎の手間はかかりません。費用は、保育料やその他雑費で約3万、それに教室代を合わせると毎月約4万円かかります。安くはないですよね。けど、子どもが慣れたお友だちとの活動を楽しんでいるので、なんとか捻出しています」

「『習い事のために食費を節約する』って話も聞きますが、私の考えでは食事のほうを大切にしたいです。体の基礎だから、変に安い食材を使ったり品数を減らしたりしたくなくて。小さいうちは家族でお出かけしてたくさんの体験をさせればいいと思うし、習い事は小学校に入ってからかな?」

幼少期からおけいこ事をするメリット・デメリット

そもそも、早期教育って必要なのでしょうか。これについては賛否両論で「ピアノなど音楽は3歳までに始めると絶対音感を養いやすい」とか「水泳を小さいうちに始めると基礎体力がつく」なんてメリットを唱える人もいれば、「正直中学生ぐらいになると、始めた年齢による差はなくなってくる」という人や「幼いうちに始めると親が必死になってしまい、逆に子どもがそれを嫌いになってしまうことがある」という人もいます。

こんなママのエピソードをご紹介しましょう。

「造形教室の説明会に行ったときの、先生の言葉が印象的でした。『これからの時代、英語で話せることが普通になってきます。言葉が話せるか?という技術的な側面よりも、自分の思ったことをきちんと表現できるか?という精神的な側面が大切になってくる時代。そういった意味で、子ども時代に感情を形にする訓練をしておくことも大切だ』と。だから、“造形教室のおかげで工作が上達した”など目に見える結果がなくても、習い事には意味があると思っています」

確かに「習ったことが上手になる」という結果を重視すると、乳幼児期から始める習い事のデメリットが浮き彫りになることもあるでしょう。メリット・デメリットのどちらを強く感じるかは、どこに目的を置くかで変わるのかもしれませんね。

子どもにとって「必ずいい」と言えることなんてない

幼少期のおけいこ事だけでなく、何でもメリットとデメリットは背中合わせに存在するものです。○○歳までに何をするといい!という説を鵜呑みにして始めると、さまざまな面で苦しさを感じることもあるかもしれませんね。せっかく費用と時間をかけるのですから、たとえ結果は出なくても親子ともに納得感は欲しいところ。習い事も、始めるべき年齢や内容に正解はありません。むやみに焦る必要はなさそうです。

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