日立物流の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（http://www.hitachi-transportsystem.com/jp/ir/library/securities/pdf/59th_yuhou.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手物流企業である日立物流です。

日立物流の平均年間給与はいくらか

日立物流（提出会社）の2018年3月31日時点での平均年間給与は800.8万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は41.1歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は17.3年となっています。

日立物流の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年3月31日時点で1781名。単体で1000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

国内物流：1053名

国際物流：2名

その他：16名

全社（共通）：710名

また、連結の従業員数は2万5074名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

国内物流：9355名

国際物流：1万3912名

その他：981名

全社（共通）：826名

過去5年の業績動向

日立物流（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上収益ですが、過去5年を見ると増収傾向にあります。2014年3月期に6254億円であった水準が、2018年3月期には7003億円となっています。

また、税引前当期利益については増益傾向が継続しています。2014年3月期には147億円の水準であったものが、2018年3月期には322億円にまで増加しています。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期利益も税引前当期利益と同様に増益傾向で、2014年3月期には53億円であったものが、2018年3月期には209億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。