実録!「ダメな家計」のポイントをFPがチェック!

LIMO / 2018年9月17日 20時45分

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実録!「ダメな家計」のポイントをFPがチェック!

1人暮らしから子育て世帯まで

うまく貯金ができていないから、家計を見直したい。そう思っている人もいると思います。ただ、見直すといっても、1人暮らしなのか家族と暮らしているのか、未婚なのか既婚なのか、子どもがいるかいないかによって家計は大きく変化するもの。自分の家計のどこが無駄で、何を削るべきなのかわからないという場合も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、1人暮らしとDINKs(共働き子なし)家庭、共働き子どもあり家庭の3つの家計を、ファイナンシャル・プランナー(以下、FP)にチェックしてもらいました。

1人暮らしで要注意なのは「家賃」と「食費」

まずは、都内で1人暮らしをする20代女性の家計を見てもらいました。彼女は広告代理店の事務職として勤務しており、月収(手取り)は24万円ほど。繁忙期には若干の残業があり、手取り額は増えるものの大きな変化はないと言います。

彼女の1か月の家計内訳は次の通りです。

家賃:10万円
水道光熱費:1.2万円
食費:4万円
交通費:0.5万円
美容費:2万円
被服費:1万円
通信費:0.9万円
日用品代:1万円
娯楽費:2.5万円
貯金:0円
その他:0.9万円
合計:24万円

これを見てわかるように、彼女の場合は貯金が全くできていません。今回は、どこを削れば貯金ができるのかを聞きたいと言っていました。

初めにFPが指摘したのは、「家賃が給与水準に見合わない」という点。「家賃相場は手取り月収の3割が上限。それ以上になると、貯金は難しいでしょう」と言います。となると、彼女の手取り月収の3割である7.2万円を大幅に超える10万円という金額はちょっと目立ちますよね。

次の指摘は食費でした。「もう少し、自炊したりスーパーでの買い物で無駄を見直したりして食費を減らしましょう」とのこと。1人暮らしだとつい面倒に感じてしまいますが、自炊すれば当然外食よりも安く済みます。また、野菜やお肉が余るようなときはまとめて作って2日持たせるとか、冷凍しておくなどの工夫でできるだけ食費を浮かせる努力をするといいそうです。

食費を抑えるのが難しいのであれば、娯楽費を削ってバランスを取ることも一つの手です。家賃、食費、娯楽費をバランスよく削ることで、貯金が毎月2万円~3万円はラクにできるようになる、ということでした。

DINKs家計は「被服費」と「娯楽費」に注意!

次は、DINKsの家計チェックです。夫の手取り月収が28万円、妻が24万円で計52万円の家計収入がある共働きの2人。毎月5万円は貯金しようと2人で決めて、貯金も順調に進んでいる様子。ただし、奥さんは結婚を機に派遣社員になったためボーナスはなし、旦那さんのボーナスも勤務先の売り上げに大きく左右されるため、毎年年収にバラつきがあると言います。

そんな2人の毎月の支出内訳を見ていきましょう。

家賃:16万円(駐車場代込み)
水道光熱費:1.5万円
食費:5.6万円
交通費:2.5万円
美容費:4万円
被服費:5.5万円
通信費:2.1万円
日用品代:2万円
娯楽費:6万円
貯金:5万円
その他:1.8万円
合計:52万円

都内でマイカーを持つと、どうしても家賃(駐車場代込み)が膨らんでしまいますね。さらに大きめのSUVを所有しているため、立体駐車場だと条件を選ばなくてはならず、かなり駐車場代は高くなっていると言います。

FP曰く、「とはいえ、駐車場代込みの家賃自体は手取り月収の3割を少し超えているくらいですので、他でカバーできそうですよね。問題は、奥様の美容費と被服費にありそうです」と指摘。やはり毎日外へ出て働いているので、外見に気をつかっているようです。服は身だしなみの一環と捉え、手を抜かないようにしていると言います。

また、2人はあるサッカーチームのサポーターです。そこで毎週のように地方へ試合観戦に行っているため、マイカーのガソリン代が響き、娯楽費が膨らんでいます。現地での試合観戦はスポーツの醍醐味ですが、それとは別に有料のスポーツチャンネルを契約しているということなので、現地観戦を少し間引いてもいいかもしれません。

FPのコメントは、「娯楽もバランスよく、ストレスが溜まらないように趣味を維持しながら、ペースを落とすというのも一つのやり方です」とのことでした。

また、今後子どもを持ちたいという2人にとっては、今が一番「お金が貯まる時期」と言えます。子どもができると、大学卒業までは余裕を持ってお金を貯める機会はないでしょう。ですから、今のうちにしっかり貯めておきたいのは事実。

となると、手取り月収の割には「5万円」という貯金額はやや少なく見えます。このくらいの給与水準であれば、できれば手取り月収の15%ほどは貯金したいところ。毎月7~8万円は貯金し、ボーナスも貯金に回せばかなり早いペースで資産形成ができるだろうということでした。

共働き子持ち家庭はバランスよく「上手に節約」を

最後に共働き家庭を見ていきましょう。まだ子どもが幼稚園児なので、奥さんが午前中だけパートに出ています。そのため、妻の手取り月収は約6万円。夫の手取り月収は34万円で、ボーナスは年2回、3.5か月~4か月ほどもらえるとのことです。

家計の内訳を見てみましょう。

家賃:12万円
水道光熱費:2万円
食費:5万円
交通費:0.9万円
美容費:1.5万円
被服費:4万円
通信費:1.8万円
日用品代:4万円
娯楽費:3万円
貯金:1.3万円
その他:4.5万円
合計:40万円

FP曰く、「やはり子どもがいる関係で、食費や被服費が少しかさんでいる様子が見て取れます。子どもの服は、成長が早く着られる期間が限られるので、できるだけコスパを意識して購入することをオススメします」とのこと。なお、「その他」には、毎月3.4万円かかる幼稚園の費用が含まれています。

また、子どものおもちゃや必需品は「日用品代」に含まれていますが、「このあたりは、お子さんがいる家庭特有の傾向ですので、それほど気にすることはありません。ただ、貯金の少なさが心もとないので、うまく被服費やその他のところで調整しながら、少し貯金がふやせるように頑張ってください」とアドバイスがありました。ボーナスはきっちり貯金して、将来の教育資金に備えたいところですね。

まとめ

いかがでしたか。やはり専門家に見てもらうと、自分の支出について課題が見つかりますよね。FPに見てもらうところまでいかなくても、まずは毎月の支出を書き出してみてはいかがでしょうか。全体のバランスが見えてきますよ。

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