メルカリの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（http://pdf.irpocket.com/C4385/BXIb/gsRg/NODl.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回はフリマアプリの運営会社であるメルカリです。

メルカリの平均年間給与はいくらか

メルカリ（提出会社）の2018年6月30日時点での平均年間給与は 502.2万円と500万円を超えています。また、従業員の平均年齢は30.2歳となっており若干ですが30歳を上回っています。平均勤続年数は1.3年となっています。

メルカリの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年3月31日時点で756名。単体で700人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

マーケットプレイス関連事業：756名

また、連結の従業員数は1140名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

マーケットプレイス関連事業：1140名

過去3年の業績動向

メルカリ（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、増収傾向が続いています。2016年6月期に122億円であった水準が、2018年6月期には売上高は357億円となっています。

また、経常損失については増加傾向が継続しています。2016年6月期には▲0.97億円の水準であったものが、2018年6月期には▲47億円にまで損失が増加しています。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純損失は経常損失と同様に増加傾向で、2016年6月期には▲3億円であったものが、2018年6月期には▲70億円になっています。

今後の注目点

メルカリではスマートフォンを利用し、個人間で簡単に中古品を売買できるCtoCマーケットプレイスである「メルカリ」のサービスを提供しています。日本ではおなじみのサービスとなりましたが、今後はアメリカにおいても中古品市場で旋風を巻き起こせるかに注目です。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。