吉野家の足元の業績はどうか
LIMO / 2018年9月15日 13時0分
吉野家の足元の業績はどうか
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は外食チェーンの吉野家ホールディングスが運営する「吉野家」の2018年8月の月次動向及び吉野家ホールディングスの直近の決算について振り返ってみましょう。
最新の月次動向はどうか
2018年9月5日に発表(https://www.yoshinoya-holdings.com/ir/report/yoshinoya.html)された2018年8月の吉野家の既存店売上高は、対前年同月比102.1%と、プラス成長となっています。また、その内訳では、客数は同102.9%、客単価は同100.4%といずれもプラス成長となっています。
また、2019年2月期のここまでの既存店売上高についても振り返っておきましょう。2018年3月から8月まで、いずれも100%を超えており、実績はプラス成長となっています。内訳としての客数もいずれの月も100%を超えており、客足は好調といえそうです。
直近の業績開示はどうであったか
続いて、直近発表されている同ホールディングスの決算について確認しておきましょう。
2018年7月6日に発表(http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08813/0ce5ea64/891f/44c8/9c29/d4119657050c/140120180705477398.pdf)された2019年2月期Q1決算ですが、売上高は対前年同期比+3%増、営業利益は1.8億円の営業損失(前年同期は7.5億円の営業利益)となりました。
ここまで見てきたように売上高が好調であっただけに、Q1決算の営業損失に株式市場は大きく反応し、株価は下落しました。会社によれば、その背景は以下の通りです。
肉・米を中心とした食材価格の上昇や、労働力を確保するための採用・教育コストが上昇した こと、アルバイト・パート時給の上昇などもあり人件費が増加したこと等により減益となりました。
このように様々な費用が上昇し、売上高が好調とは言っても、企業収益を圧迫していることが分かります。今後どのような業績となってくるのか、引き続き吉野家ホールディングスに注目です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本マクドナルドHD、24年度上期大幅営業増益の理由とは
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年9月11日 20時55分
-
サンリオが最高益に。ハローキティ50周年で「大復活を遂げた」5つの理由
日刊SPA! / 2024年9月6日 8時53分
-
2期連続で減益…負け組だった「ワークマン」が復活? 株価上昇は円高、異常気象が要因か
MONEYPLUS / 2024年9月5日 7時30分
-
優待銘柄で注目の「すかいらーく」、店舗数が減っても決算が好調な理由
MONEYPLUS / 2024年8月29日 7時30分
-
米小売り大手の決算、大型セールや値下げが販売拡大に寄与、消費者にインフレ疲れの兆候(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月23日 13時0分
ランキング
-
1ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
2ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
3血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください