牛めしファンが通う「松屋」の足元の業績はどうか
LIMO / 2018年9月15日 16時0分
牛めしファンが通う「松屋」の足元の業績はどうか
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は外食チェーンの松屋フーズが運営する「松屋」の2018年8月の月次動向及び松屋フーズの直近の決算について振り返ってみましょう。
最新の月次動向はどうか
松屋が発表(https://www.matsuyafoods.co.jp/ir2/monthly.html#m2019)している2018年8月(確定)の既存店売上高は対前年同月比で101.0%とプラス成長となりました。また、その内訳ですが、客数が同97.7%、客単価が同103.3%と客数がマイナス成長、客単価がプラス成長いう形となりました。ざっくりといえば、客単価が客数の減少を補うという構造です。
また、2019年3月期の既存店売上高動向も振り返っておきましょう。2018年4月からの既存店売上高は7月の96.6%を除いては100%を超えています。ただ、既存店売上高の内訳でいえば、客数が100%を割れている一方で、客単価が100%を超えるという構造です。
直近の業績開示はどうであったか
続いて、直近発表されている同ホールディングスの決算について確認しておきましょう。
2018年7月31日に発表(https://www.matsuyafoods.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/07/180731_consoli_summary_1q.pdf)されている2019年3月期Q1決算ですが、対前年同期比+5%増、営業利益は同▲13%減と、増収減益という決算です。増収であるにもかかわらず収益が飲みないのは「吉野家の足元の業績はどうか」(https://limo.media/articles/-/7527)でみたように吉野家ホールディングスも同様です。
松屋フーズはQ1決算短信の中で以下のようにコメントしています。
売上原価につきましては、食材の仕入単価変動等により、原価率が前年同期の32.2%から32.7%に上昇いたしま した。 販売費及び一般管理費につきましては、売上高に対する比率が前年同期の63.9%から64.1%と増加いたしました。
売上高が好調である一方で売上原価と販管費の比率アップが収益の伸びの足を引っ張っているということになります。今後どのような収益管理をしていくのか、引き続き牛めし「松屋」を運営する松屋フーズに注目です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本マクドナルドHD、24年度上期大幅営業増益の理由とは
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年9月11日 20時55分
-
サンリオが最高益に。ハローキティ50周年で「大復活を遂げた」5つの理由
日刊SPA! / 2024年9月6日 8時53分
-
2期連続で減益…負け組だった「ワークマン」が復活? 株価上昇は円高、異常気象が要因か
MONEYPLUS / 2024年9月5日 7時30分
-
ファーストリテ株が一時2%超安、ユニクロ大幅増収でも全体相場に連れ安
ロイター / 2024年9月4日 10時18分
-
優待銘柄で注目の「すかいらーく」、店舗数が減っても決算が好調な理由
MONEYPLUS / 2024年8月29日 7時30分
ランキング
-
1「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
-
2漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
-
3キオクシアHD、1200億円の融資枠設定=三重・岩手の投資に活用
時事通信 / 2024年9月20日 22時41分
-
4ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
5“推しスーパー”投票 総合1位は「ヤオコー」 魚部門、品揃え部門、サービス部門も決定 それぞれの特色も【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月20日 22時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください