お金を増やすには何から始めるべきなのか
LIMO / 2018年10月15日 17時20分
お金を増やすには何から始めるべきなのか
お金は、ただ漫然と毎日暮らしているだけではなかなか増えません。お金のことをちゃんと意識することが必要になります。ここでは、お金を増やすためには何が求められるかを見ていきます。
お金が貯まる人と貯まらない人の違い
そもそも、お金が貯まる人と貯まらない人の差は何でしょうか。お金を増やすにはその違いを理解し、お金を貯められる習慣を身につけることが役立ちます。
貯まる人は「お金が好き」、貯まらない人は「無頓着」
「お金が好き」というと、何だかガメツイ人のように感じてしまうかもしれません。しかし、お金はお金を好きな人のところにやってきます。お金が好きな人はお金を大切にできる人。そして無駄遣いをしません。また、財布の中をきれいに整理し、自分が今いくら所持しているかをいつも把握しています。
一方、お金を貯められない人はお金に興味がない傾向があります。自分が毎月何にいくら使っているかに無頓着でいると、気付いたら赤字になっていた!ということになりかねません。まずは、こまめに財布を確認して日々の出費を把握し、自分のお金に関心を持って大事に使うことを習慣化しましょう。
貯まる人は「見通し」がある、貯まらない人は「予定外」
お金が貯まる人はお金の使い方が計画的です。週単位、月単位、年単位でお金が必要になる予定を把握しておけば、それに向けて余裕をもって節約などをすることができます。たとえば、今週末は同窓会があるから平日の出費は控えようとか、10月に友人の結婚式があるから、ご祝儀のお金を貯めておこうとかという見通しを立てているわけです。
対して、先々のことをイメージしながら今あるお金を使う習慣がない人は、すべてが急な出費・予定外の出費になってしまって、お金が貯まりにくい悪循環に陥ってしまいます。まずは、この先の予定とそれに必要なお金の額をノートに書きだすことから始めて、計画的なお金の使い方を身につけましょう。
貯まったお金をさらに増やすためには
「貯蓄」には、預貯金(普通預金・定期預金など)のほかに、有価証券(株式、債券、投資信託など)、積立型の生命保険や個人年金など、また社内預金、勤め先の共済組合などへの預貯金も含まれます。
その中でも身近なのが銀行預金・郵便貯金ではないかと思います。ただ、昨今は低金利が続いているので、それだけではお金はなかなか増えません。預金のほかにも資産運用でお金を増やすことを考えることも必要です。
資産運用の選択肢はさまざま
資産運用というと、株式投資を思い浮かべる方が多いかもしれません。そのほかにも、投資信託、国債、外貨預金、ETF、REIT、FX投資、先物取引、不動産投資、太陽光発電投資といったものがあります。もちろん、銀行預金・郵便貯金も資産運用の選択肢に入ります。
投資信託はとっつきやすい?
上記の金融商品の中で、投資信託はプロの投資家が運用してくれるので投資初心者向き、と言われることがあります。とはいえ、投資信託の種類は数千本もあるので、どれにしたらいいか迷ってしまう場合も少なくないと思います。
実際に投資信託には、プロの投資家が市場の動きよりも高いリターンを出そうと工夫する「アクティブファンド」や、マーケットの動きそのものを目指す「インデックスファンド」(インデックスの例:日経225やS&P500等)があります。
また、国内株式だけに投資している商品からグローバル株式に投資をしている商品、債券なども混ぜて運用しているバランス型と呼ばれる商品もあります。
このうち、何を選ぶのがいいかについては様々な意見があり、また、運用する人の状況によっても変わってくるでしょう。ただ、投資信託は小額からの積み立てができるものもあり、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった節税効果のある仕組みも利用できる点は個人投資家にとってはメリットがあると言えそうです。
つみたてNISA・iDeCoについての参考記事:将来のお金のために~投資を積立で始めるときに役立つ仕組み(https://limo.media/articles/-/8043)
その他の主な資産運用の特徴
FX投資は相場の動きが頻繁に報道されるため、親しみが持てる投資対象かもしれません。その一方、いわゆる「ゼロサムゲーム」で、継続的に超過収益を蓄積し続けるのは簡単ではないようです。
株式投資は、どの株に投資するかという絞り込みがカギになります。この銘柄選択が醍醐味ではありますが、個別銘柄について調べる暇やスキルがないという方にとっては、やや敷居が高く感じられる場合もあるでしょう。
また、昨今ではアパ-ト・マンション投資など不動産投資への関心が広がっている様子です。一般的に不動産投資では、「利回りなどは当然重視するが、結局はどう売却できるかがトータルの利回りにとっては重要」とも言われ、相場を見ながら運用することが求められるという側面があるようです。
まとめ
「貯金がない」という人がお金を貯めるためには、ライフスタイルを見直すことが大切です。また、貯めたお金をさらに増やすには、資産運用を考えることも必要になります。まずは資産運用の資金をつくるために、毎月コツコツとお金を増やす努力から始めてみましょう。
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