牛丼の吉野家HD、2018年10月の既存店売上高は今年度初のマイナス成長に
LIMO / 2018年11月9日 12時0分
牛丼の吉野家HD、2018年10月の既存店売上高は今年度初のマイナス成長に
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「吉野家」他を運営する吉野家HD(9861)の、2018年10月に関する月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2018年11月に更新された吉野家HDの2018年10月の既存店売上高は、対前年同月比99.3%で、マイナス成長となりました。客単価が同100.1%と横ばいの中で客数が同99.2%と減少した結果、売上高も減少した形です。
ただし全店の売上高は同102.6%であり、プラス成長を維持しています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2018年10月までの既存店売上高はどのように推移してきたのでしょうか。
当期(2月決算)の同社既存店の月次売上高は、3月以降9月まで対前年同月比プラスを維持。10月は本年度初のマイナス成長となりました。
客単価は3・5・6月とマイナスとなったものの、客数のプラスが継続しており、9月まで売上高はプラスを維持しています。
全店についても同様の傾向で、客単価は3・5・6月とマイナスとなったものの売上高はプラスを維持。上期累計の客数は対前年同期比107.1%と高い成長を見せました。しかしながら客単価は同99.8%と若干のマイナスになっています。
このように、総じて客数はプラス成長を維持している状態です。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
吉野家HDの株価は、2018年に入り方向感なく上下の値動きを見せています。具体的には、1月の1,900円台の水準、4月の2,200円台の水準、そして7月と10月の1,700円台の水準の3つの節目価格を意識しながら上下が継続しています。
株価が方向性のつかめない展開を繰り広げる中、10月の既存店売上高のマイナスが一時的なものに留まるのか、今後注目されるのではないでしょうか。
参考データ:吉野家ホールディングス IR情報「月次報告」(https://www.yoshinoya-holdings.com/ir/report/yoshinoya.html)
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