串カツ田中HD、2018年10月既存店売上高は客数増加を背景にプラス成長
LIMO / 2018年11月11日 12時0分
串カツ田中HD、2018年10月既存店売上高は客数増加を背景にプラス成長
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は串カツチェーン店「串カツ田中」を運営する串カツ田中HD(3547)の、2018年10月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2018年11月5日に更新された串カツ田中HDの2018年10月の既存店売上高は、対前年同月比で111.6%のプラス成長となりました。
内訳としては客数が同116.0%、客単価が同96.2%となり、客数の増加が客単価の減少をカバーする形となりました。9月は客数、客単価ともにマイナスで売上高もマイナスでしたが、10月は巻き返しに成功しています。
全店売上高も客数の増加を背景に同155.9%と、大幅なプラス成長を達成しました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、今期の既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。
既存店売上高は、5月・6月・9月を除けば対前年同月比でプラスと、概ねプラス圏で推移。客数がマイナスとなったのは5月と9月のみで、安定的にプラスとなっているものの、逆に客単価のプラスは5月のみと苦戦中です。
全店売上高も同様に、客単価は4月・5月以外マイナスでした。しかし客数が対前年同月比120〜160%で推移しており、売上高は全月プラス成長を維持しています。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年11月に7,000円台の高値を付けた後、下落を開始。2018年7月までジリジリと下落が続き、2,000円台半ばに到達。その後反転したものの、3,000円を意識した値動きが続いており、昨年11月の株価の約半額の水準に位置しています。
既存店及び全店いずれも売上高は対前年同月比で高いプラス成長を見せる一方で、客単価のマイナスが継続しています。来客数は増加しているため、今後は客単価の推移及び向上の取り組みが注目されます。
参考データ:串カツ田中ホールディングス「月次報告」(http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS06609/d472f033/7dae/41f2/bc63/0735515d7757/140120181105429759.pdf)
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