「丸亀製麺」運営のトリドールHD、2018年10月既存店売上高はマイナス成長が続く
LIMO / 2018年11月15日 12時0分
「丸亀製麺」運営のトリドールHD、2018年10月既存店売上高はマイナス成長が続く
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2018年10月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2018年11月5日に更新された、トリドールHDの2018年10月の既存店売上高は、対前年同月比96.1%とマイナス成長になりました。
内訳としては客数は同93.5%、客単価は同102.8%であり、客単価の上昇は見られたものの、客数の減少をカバーするには至っていません。
一方、全店の売上高は同102.6%となり、9月のマイナスからプラスに転じました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2018年4月から10月までの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
当期の既存店売上高がプラス成長となったのは4月のみであり、5月から10月まで6カ月マイナス成長が継続中です。客数が全月でマイナス、客単価も7・8・9月がマイナスとなっています。なお、10月は3カ月ぶりに客単価がプラスに転じました。
全店ベースの売上高は、9月はマイナスとなったものの、他の月はいずれもプラスを維持。既存店の客数は苦戦しているものの客単価はそれほど落ちておらず、また全店売上高はプラス成長を概ね維持しています。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の2018年の株価は、ほとんど上昇を見せることなく下落が継続しています。1月に4,000円台だった株価は、10月末には2,000円割れの水準にまで下落しました。ただし現在は2,000円台を回復しています。
既存店売上高のマイナスが継続する中、当期中にプラス転換がなされるかという点に注目が集まります。
参考データ:トリドールホールディングス IR情報「月次売上高レポート」(http://www.toridoll.com/ir/finance/report.php)
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