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3人の子どもを持って気づいた「2人目育児特有の切なさと罪悪感」

LIMO / 2018年11月20日 10時40分

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3人の子どもを持って気づいた「2人目育児特有の切なさと罪悪感」

初めてのことだらけの1人目育児は、1人目ならではの大変さがありますよね。2人目になると「1人目育児特有の大変さ」には慣れるものの、今度は「2人目育児特有の大変さ」を味わうことになります。

小2、年少、1歳半の子がいる我が家ですが、3人目育児が落ち着いてきた今思うのは「一番大変だったのは1人目と2人目の産後だった」ということ。特に2人目育児は、「待っててもらえない」ことと「複雑な愛情問題」の2点が大変でした。

小さな子に「待っててもらう」のは無理難題

新生児~乳児の育児中は、1日の中でも上の子に「待っててもらう場面」が何十回と出てきます。授乳、おむつ替え、着替え、黄昏泣きへの対応、日中と夜の寝かしつけに加え、寝返りやハイハイが始まれば、目も手も離せません。

「待つ」というのは思いのほか難しいもの。大人でも1日に何度も「待ってて」と言われれば、モヤモヤしたり、寂しい気持ちになりますよね。小さな子は待つ理由も理解できないですし、自分もママに甘えたい、話を聞いてほしい、遊んでもらいたい、一番にしてもらいたいという気持ちでいっぱい。怒ったり、泣いたり、愚図るものです。

それでも乳児育児は待ったなし。上の子が泣いたり、悲しい目でこちらを見つめていても、授乳やおむつ替えをしないわけにはいきません。わが家の2人目の黄昏泣きは2時間と長かったので上の子にはテレビを見せていましたが、テレビを見る背中の小ささは今でも忘れられません。1日に何十回と「上の子にガマンさせている間」を持つ、ママの心も辛いものです。

3人目になれば、待つのも上の子2人です。1人だと待つことも一人遊びもできませんが、2人だと一緒に遊ぶこともあれば、それぞれ一人遊びもします。同じテレビを見るのでも、1人で見るのと、2人で見るのでは全然違います。テレビを見ながら2人で笑う姿を見ると、こちらもホッとしました。

本妻に愛人⁉ 複雑な「愛情問題」

1人目育児はその子だけに愛情を注いでいれば良いですが、2人になると愛情を同じだけ2人に注ぐことになります。これが何とも難しく、複雑。たとえるならば、本妻と愛人と一緒に暮らしているようなものです。1人目が本妻、2人目が愛人で、物理的にも感情的にも愛人のほうに愛情がいきやすくなってしまうのです。

「2人目が生まれたら上の子を優先に」と言っても、実際は下の子に手がかかるので、難しいところ。「下の子にも上の子と同じだけ乳児期に愛情を注いてあげたい」という気持ちもあります。

また、多くのママが悩むのが「上の子可愛くない症候群」。上の子はイヤイヤ期や赤ちゃん返りもあり、言葉もやることも達者なため、下の子の産後で余裕のないママはイライラしがち。2人目は育児に慣れて「ただただ可愛い」ものなので、そのギャップに強く罪悪感を抱いてしまいます。

3人目の「上の子可愛くない症候群」は?

3人目になると、上の子可愛くない症候群が起きても、「またこの感情がきた」と理性的に捉えられ、抑えることもできます。人数的にも上の子の割合が増えるので、日常的に「上の子たちのケアをしよう」としっかり意識できました。

愛情表現も、2人だと「本妻か、愛人か」といった比較になりがちですが、3人だと「それぞれに愛情を」と気分は保育士さん。2人目までは感情によるところが大きかったですが、3人目からは理性が勝ち、頭で考えて愛情表現するようになりました。

また、3人目の「上の子可愛くない症候群」は、2人目だけに起こり、1人目には感じませんでした。「ママはわが子の中でも1番小さな子を主にお世話する必要性があるため、本能的にすぐ上の子に『上の子可愛くない症候群』を起こし、手を離すようにしているのかもしれない」と考えたのを覚えています。

子どもを2人持つ人が多いとはいえ、2人目育児は独特の大変さがあり、切ない思いを母子共にするものです。「慣れている」とは思わずに、ママ自身と上の子のケアを心掛けてほしいと思います。

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