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自己分析の4つのメリットと効果的な方法5選〜就活・転職以外にも役に立つ!

LIMO / 2018年11月29日 19時45分

自己分析の4つのメリットと効果的な方法5選〜就活・転職以外にも役に立つ!

自己分析の4つのメリットと効果的な方法5選〜就活・転職以外にも役に立つ!

皆さんは、「自己分析」と聞いてどんな場面を想像されるでしょうか。

おそらく多くの方が「就職・転職活動」をイメージされるのではないかと思います。就職・転職活動において自己分析は選考の結果を大きく左右するだけでなく、就職後のミスマッチの防止にもつながっていきます。

たとえば、人と話をすることが大好きで、仲間と一緒に新しいことにチャレンジしていきたいという価値観を持つ方が、人とのコミュニケーションがあまりない職場で、すべての工程を1人で行うような職業に就職してしまったらどうなるでしょうか。

もちろん、どんな場所でも活躍できる方はいらっしゃると思いますが、「大切な価値観」が一致しないと、人は「成長意欲の減少」「モチベーションの低下」「自信の喪失」といった不健全な状態を引き起こしやすくなり、人間関係のトラブルや精神的な病に発展するケースも多く見受けられます。

恋愛でも、初めは仲良しだったのに、半年ぐらい経過してお互いの譲れない価値観を前にすると、関係がぎくしゃくして別れてしまったという話も聞きますよね。

人生の様々な場面で直面する「性格や価値観の不一致」。それらを解消する効果的な方法として「自己分析」があるのです。

自己分析のメリット

自己分析には、「性格や価値観の不一致」を解消するだけでなく、その他にも様々なメリットがあります。

① 自己紹介・自己開示がしやすくなる

自分の性格、行動特性、大切な価値観を知ることができるので、人に対して自己紹介・自己開示がしやすくなります。信頼関係を築く上で「自己開示」はとても大切な要素であり、相手に好感を持ってもらいやすくなります。

② 自分の軸が明確になり、行動を起こしやすくなる

自分の軸が明確になることで頭が整理され、次の1歩を踏み出しやすくなります。

③ 人との違いを見つけやすくなり、他人の価値観も受け入れやすくなる

自己分析をすると自己理解ができると同時に、人との違いも見つけやすくなります。友人や同僚との会話で考え方が違うと、ついつい自分の価値観を押し付けがちですが、自分にも大切な考えや意見があるように、相手にも大切な考えや意見があるのだと認識しやすくなります。

④ 逆境に強くなる

心理学者リンビル氏が構築した「自己複雑性の理論」によると、「自分を多面的に捉えず単純に捉えている人は挫折に弱く、自分を多面的に捉えている人は挫折に強い」とされています。

自分のことをポジティブな性格だという方でも、環境や人によって変化するケースもありますよね。単純にポジティブな性格だと捉えると、そうでなかった場合に自己否定をしがちになりますが、多面的に捉えることで自分を許すことができるようになります。

「自己分析」を通して得た等身大の自分を受け入れることで、仕事選びはもちろん、人との関り方が楽になったり、やりたいことが明確になりモチベーションが継続されたり、自分に自信がついて周りからも信頼されるようになったりと、人生において大きな価値を与えてくれることは間違いありません。

自己分析の効果的な方法5選

エニアグラム

人間が生まれつき持っている性格や思考、行動パターンといった気質を9つのタイプに分類した性格分類学です。その智恵は、欧米のビジネス界においてリーダーシップや人材育成のためのツールとして当たり前のこととして用いられ、日本でも大手企業や上級国家公務員などの管理職研修に導入されています。

また、グーグル、アマゾン、アップル、ディズニー、トヨタ、コカコーラ、IBM等、世界的に有名な大企業をはじめ、ハリウッド映画でのキャラクター作りや犯罪者のプロファイリングへの応用など汎用性も高く、幅広い場面で活用されています。

参考:日本エニアグラム学会HP(https://www.enneagram.ne.jp/about/diagnosis)

MBTI

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、世界3大心理学者の1人として有名なユングのタイプ論をもとにして、世界50カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査です。

この検査では一人ひとりの性格を心の機能と態度の側面から見て、「ものの見方(感覚・直観)」「判断のしかた(思考・感情)」「興味関心の方向(外向・内向)」「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4指標・16タイプに分類して捉えようとします。

また、MBTIの最大の特徴として、検査結果をもとに受検者本人が有資格者のフィードバックを受けながら自己理解を深めていくプロセスを重視する点が挙げられます。

参考:16 personalities 無料性格診断テスト(https://www.16personalities.com/ja/%E6%80%A7%E6%A0%BC%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88)(NERIS Type Explorer)

タイプ分け™

臨床心理学、組織行動学などをベースに、人のコミュニケーションスタイルやパターンを4タイプに分類する方法で、企業に勤める2万人(20歳以上)を対象に、対人関係やリーダーシップに関する調査を実施し、その結果から導き出された分析方法です。

自分や他者のコミュニケーションタイプを知ることでお互いの違いを理解し、相手に合わせたコミュニケーションが可能になるだけでなく、相手を勇気づけ行動を促すことができたり、自分のコミュニケーションタイプを知ることで自己成長にもつながりやすくなります。

参考:コーチ・エィアカデミアHP(https://test.jp/about/cti/)

ジョハリの窓

これは周囲の人に協力してもらう自己分析で、客観的に見た自分を知ることでこれまで気付かなかった新たな自分を理解することができる自己分析です。自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を4つの窓に分類することで自己理解のズレに気づけたり、新たな自分を発見することができます。

ジョハリの窓では「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つの窓に分類していきますが、中でも「盲点の窓」では他者から見た自分の特徴を書き出していきます。自分の強みや弱み、行動特性など普段なかなか聞くことのできない質問もこの機会に聞いてみると意外な一面を知ることができるのでおススメです。

参考:ポテクトHP(https://potect-a.com/utilization/johari_window/)

ライフラインチャート

これまでのキャリアを振り返ることで、自分の強みや弱み、行動特性を知ることができます。

人生の満足度の度合いを縦軸に、年齢を横軸に設定し、これまでの人生の流れを1本の曲線で表現します。「うれしかったこと」「楽しかったこと」「モチベーションが上がったとき」の気持ちをプラス領域に描き、「残念だったこと」「やる気がなくなりかけたとき」をマイナス領域に描いた後、主観的にチャートを分析すると、自分の強みや弱み、行動特性を明らかにするだけでなく、モチベーションの源や「成功体験」の起こし方、ストレスのコントロール方法まで知ることができます。

中でも、満足感の起伏が激しい箇所に焦点を当て「どうやって立ち直ったのか」「誰に協力してもらったのか」「自分のどの強みを生かしたか」等、自分に問いかけていくと、上記の点が明確になりやすいです。

参考:厚生労働省HP(ライフラインチャート)(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000199583.pdf)

おわりに

いかがでしたか。人は日々行動や経験を通して成長し、アップデートされていますので、習慣的に自己分析を行うとより効果が高まります。自己分析をしていくと、変わっている部分と変わらない部分が明確になりますが、変わっている部分は成長したことや経験を通して得たことであり、変わらない部分は確固たる自分の軸につながるものです。

著者も半年に1回は自己分析を行い、自分の軸を再確認したり変わっている部分は自分紹介や自己開示に追加したりしています。皆さんもぜひ参考にしてください。

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