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「10倍株」モノタロウのお得な株主優待とは

LIMO / 2018年12月3日 10時0分

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「10倍株」モノタロウのお得な株主優待とは

個人投資家向けの株主優待研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「個人投資家向けの株主優待研究」。今回は業務向けネット通販大手のMonotaRO(モノタロウ)の株主優待と株価動向について見ていきましょう。

そもそも株主優待とは何か

株主優待とは、「株主優待制度」とも呼ばれ、株主となることによって何らかの特典を得られる制度のことを言います。

株主優待制度は日本の上場企業の中では広く設けられている制度です。発行体が提供するサービスや商品に関する優待内容、クオカードといった金券、または食料品などのケースもあります。日本の株主優待内容は多様性があり、世界でも稀な制度です。

株式投資は値上がり益(キャピタル・ゲイン)と配当がお目当てという方も多いと思いますが、課税をされない株主優待は「お得な」制度ともいえます。株主になれば、配当を手にする権利もありますが、ここでいう株主優待制度の中には配当に関する権利は含まれません。

モノタロウの株主優待の概要

同社は、決算期末(12月末)の株主に、年1回、同社のプライベートブランド商品を贈呈しています。

ただし、株主であった期間(継続保有期間)によって、その優待額が異なってきます。

半年以上:優待額3000円(税抜)

3年以上:優待額5000円(税抜)

5年以上:優待額7000円(税抜)

継続保有判定ですが、同社によると、以下の通りとなっています。

「株式の継続保有期間とは、毎年12月31日現在の当社株主名簿、かつ同日から遡って9月30日、6月30日、3月31日、12月31日現在の当社株主名簿において、同一株主番号で下記の回数以上連続して 1単元(100株)以上記載又は記録されているか否かで判定いたします。半年以上:3回以上 3年以上:13回以上 5年以上:21回以上」

株主優待だけではなく株価にも注意したい

株式投資をされている方で株主優待にだけに興味があるという人は少ないでしょう。

株主優待を受けるために必要なのは、その企業の株主になることです。そして、ひとたび株主になれば、その企業の株価が今後どうなるかが気にならない人はいないでしょう。

どんなに株主優待の内容が優れているからといって、自分が購入した時の株価と比べて今の株価が大きく下落したのでは意味がありません。株主優待をきっかけに株式に投資をしたという場合でも、その企業の業績と株価には注意したいものです。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向をチェックしておきましょう。

過去1年の株価の動きを見ると、足元大きく調整したシーンがありましたので、凸凹はありますが、一言でいえば右肩上がりの株価推移といえるでしょう。

今後、今年秋の高値を超えて行けるのかが注目点といえるでしょう。

まとめにかえて

日本では広く知られる株主優待制度ではありますが、実は日本独特の制度ではあります。外国人投資家からは「株主優待に費用を使うのであれば、その原資を配当や自社株式の買い付けに回してほしい」という批判はあります。

ただ、日本人の個人投資家からすると、「配当には課税をされるが、株主優待には課税をされない」ため、株主優待は税金を考えれば「お得だ」という意見もあります。ぜひ、皆さんも株主優待でお得なライフスタイルを確立されてみてはいかがでしょうか。

【補足】株主のメリットは株主優待だけではない

株主のメリットはここまで見てきたような株主優待内容だけではありません。株主の権利としてより中心なポイントとしては、配当を受ける権利であります。配当を出している企業であれば、年に2回、上期と通期決算のタイミングで配当が支払われますことがあります。

会社の業績が良ければ増配されることもありますし、投資先などがない場合も配当を増やす企業もあります。株主優待の内容もさることながら、投資先企業の業績内容を確認して、配当が増えていくのを期待するのもの株式投資の醍醐味です。

【注意点】株主優待を受けるために気を付けておきたいこと

株主優待を受けるためにはいわゆる「株主名簿」に株主として氏名が記載されていないといけません。「株主権利確定日」といわれる決算期末日に株主として記載されていなければなりません。

たとえば、決算期末日に売買をしたのでは、株主名簿に氏名が記載されません。株主権利確定日を含む4営業日前までに株式を購入する必要があります。

また、証券会社によっては単元未満株のサービスがありますが、株主になるためには最低の単元株式数を保有しておく必要があります。

【ご参考】株主優待をはじめるにあたって必要なこと

証券会社を通じて株式を購入する必要があります。証券口座を開設するまでにはある程度時間が必要ですので、株主優待に興味のある方でまだ証券口座をお持ちでない方は前もって口座を開設しておくことをおすすめします。

余談ですが、株式投資をする際には少額投資非課税制度NISA(ニーさ)などを活用すれば非解税枠を利用することもでき、さらにお得な株式投資をすることができます。

参考資料

モノタロウ「株主優待制度」(https://www.monotaro.com/main/ir/stockholder/)

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