夫がモラハラする原因を分析して見えた3つの過去
LIMO / 2018年12月11日 10時20分
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夫がモラハラする原因を分析して見えた3つの過去
夫からのモラル・ハラスメントに悩んだり、離婚を選ぶ人も増えてきているようです。実際に結婚10年を迎えたわが家でも、夫のモラハラに悩んでいます。すぐに離婚できれば良いですが、子どもが小さいとそれが難しいのも事実。そこで夫がモラハラをするようになった原因を分析してみることにしました。
モラハラをするようになる原因はいくつかありますが、主に幼少期の育てられ方に問題があることが多いようで、夫もそのパターンではないかと思っています。
妻を全否定する夫
まずどんなモラハラを受けているかというと、容姿に始まり、性格、能力、学歴、仕事、家事、育児、家庭環境…と、思いつくであろうこと全てを否定したり、けなしたり。
唯一否定されないのは、運動や芸術面の話。否定されても相手が気にしないであろう分野は、否定しないのでしょう。逆に否定する項目は、「実はモラハラ加害者側も気にしたり、コンプレックスのある分野」であるのかもしれません。
対する筆者は、最初の頃は自分が悪いのかと落ち込んでいましたが、気が強いこともあり段々と言い合いをするように。言い返すものの、心の底では夫の言葉に傷付いています。そんな夫と10年暮らして観察した結果、3つの原因が考えられました。
親が完璧過ぎた
まず1つ目は、親からの過干渉が考えられます。夫の性格で以前から気になっていたのが、自分から「〇〇をしたい」ということがないことでした。どこに出かけたい、何をしたい、これがほしい、といった願望がほとんどないのです。
あまりにも自分がないと思い、以前育児の専門家に取材の際相談したところ、「ご両親が完璧な方々なのでしょう」とのこと。その通り、夫の両親はとても良い人たちです。男らしい義父に、良妻賢母の義母で、まさに昭和の夫婦代表といった感じ。丁寧な暮らしに、人当たりも良く、考え方もしっかりとされています。
しかし「両親が完璧だと、子どもは親の言うことを何でも聞いていればうまくいくから、自分がない子になりやすいんです」との指摘が。なるほど大人になっても親の子ども(夫)へのお世話は手厚く、「夫は一人暮らしもしていたのに」と思うところもありましたし、「子どもの最後の尻ぬぐいは親がする」ような場面も目撃してきました。
また、田舎の本家である夫の実家では、父親の主導権が強く、育児も父親主導だった模様。義母は夫を「反抗期もなく、子育てで悩んだことがないくらい『いい子』だった」と言いますが、自分の言いたいことが言えなかったり、自分で決める経験がなかったのかもしれません。
最終的な責任を本人が取らない
前述したように、最終的な責任を夫ではなく親が取るところもよく見られます。
夫は毎晩深酒をするため、「平日の朝は夫を起こしてあげて」と義両親には言われます。たしかに夜遅くまでお酒を飲む夫を、朝になって筆者が起こし、会社に遅刻しなければ良いように思えるでしょう。しかしそれでは、夫から「考えるキッカケ」を奪ってしまわないでしょうか。
起こさずに夫が会社に遅刻した場合、体裁は悪いです。しかし「昨日は飲み過ぎたからお酒を1本減らそう」とか、「0時まで飲んでいたから23時には寝よう」と考えるキッカケになります。本人が最後の責任をとることで、自ら考えるキッカケが生まれますし、自制心も身に付きます。自分で決めたことを守れれば、自信につながります。
上記は小さな例えですが、たとえば仕事や金銭面といったことでも、最終的な責任を親が引き受けてしまう面が見受けられます。「責任逃れ」を続けると、自ら考えたり、自制心や自信をつけることができなくなってしまうのではないでしょうか。
母親の愛情に不安を感じていた
3点目に気になるのが、夫と義母の関係です。自分自身があるタイプというよりは、周囲や世間体を気にするタイプの義母。本来は育児よりも、家事が好きなように感じられます。夫の子ども時代は、義理の親戚が何組も近くに住む環境の中、夫を育てていたようです。
ありのままでいて、ありのままの愛情を注いだというよりは、世間体を気にし、義務感が強い中で育児をしていたのではないでしょうか。「母親にそこまで甘えた記憶がない」という夫は、おそらく母親のそういった悩みを敏感に感じ取り、「自分は本当に愛されているのか不安」だったのかもしれません。
反応せず、現実的な言動を
さて、夫がモラハラをするまでの原因を分析してみましたが、モラハラに悩む方の中に心当たりのある方はいらっしゃるでしょうか。過去にどんな原因があったとはいえ、モラハラをして良い理由にはなりません。離婚ができない状態では、モラハラに反応せず、冷静に、現実的な言動を取ることが求められます。
友人からは「露出狂って、見られて『キャー』って言われることに快感を覚えるでしょう? あれと同じ。落ち込んだり、怒ったり、気にするっていう反応を、モラハラする人は望んでるから、無反応が一番」と言われ、わかりやすい説明に筆者も納得しました。
一番いいのはモラハラをする自分に自分で問題意識を感じてもらい、自分と向き合ったり、カウンセリングを受けることですが、そこまでの道は険しいもの。今日もモラハラと向き合いながら、乗り越え方を模索していきたいと思います。
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