串カツ田中HDの2018年11月既存店売上は客単価の落ち込みが響きマイナス成長に
LIMO / 2018年12月11日 6時0分
串カツ田中HDの2018年11月既存店売上は客単価の落ち込みが響きマイナス成長に
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は串カツチェーン店「串カツ田中」を運営する串カツ田中HD(3547)の、2018年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2018年12月5日に更新された、串カツ田中HDの2018年11月の既存店売上高は対前年同月比99.0%で、マイナス成長となりました。
内訳としては客数が100.8%、客単価が98.3%となり、客数は若干の増加となったものの、客単価の減少をカバーすることができず、最終決算月の11月をプラス成長で終えることができませんでした。
一方で、全店売上高は客数の増加を背景に143.3%と大幅なプラスとなりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2018年11月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
既存店売上高で対前年同月比マイナスとなったのは、5月・6月・9月・11月の4カ月。5月以外は客単価のマイナスが売上高のマイナスにつながっています。
通期で見ると、対前年同期比で売上高102.6%、客数104.8%、客単価98.0%となっており、客単価が同社の既存店売上高マイナスの原因として浮かび上がります。
全店も同様で、通期の売上高139.2%、客数141.4%、客単価98.4%となっています。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年11月に7,000円台の高値を付けた後、下落を開始。7月にはいったん2,500円を割れましたが回復し、現在は3,000円前後を推移している状態です。
禁煙への取組等が話題となり客数は順調に確保できているものの、客単価をどのようにアップするかが同社の経営課題と言えるのではないでしょうか。
参考資料:串カツ田中ホールディングス月次報告(平成30年11月度)(http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS06609/77b82130/92a5/4813/a74c/e0a618b1c35a/140120181205445374.pdf)
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