スポーツ用品販売チェーンで知られる、アルペンの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.alpen-group.jp/ir/library/2018/09/28/docs/46%E6%9C%9F%E6%9C%89%E4%BE%A1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手の国内大手のスポーツ用品開発・販売事業会社であるアルペンです。

アルペンの平均年間給与はいくらか

アルペン（提出会社）の2018年6月30日時点での平均年間給与は491.8万円と400万円を超えています。また、従業員の平均年齢は41.3歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は15.0年となっています。

アルペンの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年6月30日時点で3126名。単体で3000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

小売事業：2428名

その他：110名

全社（共通）：588名

また、連結の従業員数は3982名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

小売事業：2885名

その他：261名

全社（共通）：764名

過去5年の業績動向

アルペン（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると増収傾向にあります。2014年6月期に2112億円であった水準が、2018年6月期には2276億円となっています。

また、経常利益については、ボラタイルな動きをしています。2014年6月期には80億円の水準であったものが、2018年6月期は43億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失は経常利益と同様にボラタイルな動きをしており、2014年6月期には47億円の利益であったものが、2018年6月期には19億円の利益となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。