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夫婦で家事分担を決めたことがストレスに〜そのメリットとデメリット

LIMO / 2018年12月12日 10時40分

夫婦で家事分担を決めたことがストレスに〜そのメリットとデメリット

夫婦で家事分担を決めたことがストレスに〜そのメリットとデメリット

共働き夫婦にとって、永遠の課題とも言える家事分担。収入で判断するか、仕事量で判断するか、はたまた時間の有無で判断するかなど、その分担割合を巡っては数多くの夫婦が議論をしていることでしょう。

我が家では結婚した当初、筆者がやること、夫がやることと家事分担をきっちり決めたことがありました。会社員の夫はゴミ出し、お風呂とトイレ掃除、土日の洗濯、自営業の筆者はそれ以外のすべて。

しかし、家事分担を決めてしばらく過ごしてみたところ、「これは長くは続かないし、やめた方がいいな」と痛感。そこで、家事分担をきっちり決めて感じたメリットとデメリットをご紹介します。

メリット① やるべき家事が決められているのでわかりやすい

掃除、洗濯、買い物、料理など、やることが山のようにある家事。いざやろうとすると、何から手をつけようか、何を後回しにしようかなど、悩むこともしばしばあります。

その点、家事分担をきっちり決めると、やるべき家事が決まっているので、毎日の家事ルーティーンが固まります。するとそうした躊躇が一切なくなり、最短で行動に移ることができるようになりました。「これが終わったら次はこれ」と、お互いテキパキ行動できるので、家事の効率はアップしました。

メリット② それぞれの役割の家事が得意になる

効率化とともにアップしたのはクオリティ。それぞれの担当分野である家事は、こなせばこなすほどどんどん得意になっていきました。

特にもともと家事が苦手な夫の変化は著しく、お風呂とトイレはいつもピカピカに。そして水回りの掃除に関する知識も増え、掃除用品やグッズにもこだわるようになっていきました。

デメリット① 決めた役割以外のことをやらなくなる

もちろん、メリットだけではなかった家事分担。まず、お互いの分担である家事以外は一切やらなくなりました。筆者はトイレが汚れているのに気づいても素知らぬフリ、夫は会社から帰宅後、時間があるのに筆者がたくさん抱えている家事を一切手伝おうとしない。

決められたことはしっかりやる一方で、決められたこと以外は全くやらなくなったので、「時間があるならもうちょっと手伝ってくれたらいいのに」「気付いたらやってくれてもいいのに」と、互いに不満を持つようになっていきました。

デメリット② 負担の割合のことでケンカになりやすい

そうした不満から出てきたのは、家事負担のこと。夫婦で家事を分担したと言っても、夫が2割、筆者が8割ほどで筆者の方が圧倒的に多く負担していたわけですが、この負担割合について揉めたことも何度かありました。

ある時、夫が「土日は疲れて寝ていたい時もあるから土日の掃除洗濯を手伝ってほしい」と言うので、「ならば、私も仕事が忙しい時には平日の家事も手伝ってほしい」と伝えたところ、夫「いや、そうすると仕事量と収入と家事のバランスが…」、筆者「私が家にいるのは家事をするためだけではなく仕事もするためだよ」、夫「こっちも外で頑張って働いている」など、堂々巡りの言い争いに。

結局、「やれる時にやれる方がする」に落ち着いた

分担によって受け持っていた自分の家事について、いつの間にか「家事やらなきゃ」という強迫観念にも近い感覚に陥っていたのです。そして、お互い仕事が忙しかったり疲れていたりする時にまで、身を粉にして自分の分担の家事をやったり相手に押し付けたりするのはとても不毛なこと。そんなことに気付くまで、1年近くかかりました。

そして現在、筆者夫婦は家事分担をやめ、「やりたい時にやりたい家事をやる」「やれる時にやれる方がやる」でいいという結論に。その結論にたどり着いてからは、ケンカをしたり辛い思いをしたりしてまで家事をするのをやめ、互いに「もっと家事やってよ」と要求することもなくなりました。どんどん家事はサボるようになりましたが、便利家電や外注によるストレス軽減に努めています。

家事分担を決めると、いいこともたくさんあります。うまくいっているご家庭も多いでしょう。しかし、筆者のようにうまくいかなくなるケースもあります。家事分担を巡って悩んでいる共働き夫婦は参考にしてみてください。

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