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本当のお金持ちは地味? お金持ちの生態を探る

LIMO / 2018年12月16日 20時15分

本当のお金持ちは地味? お金持ちの生態を探る

本当のお金持ちは地味? お金持ちの生態を探る

お金持ちの人ってどんな生活をしているのだろう? お金持ちの人ってどういうところにいるのだろう? そう思うことはありませんか。お金持ちの生態ってなんだか気になりますよね。そこで今回は、仕事上多くのお金持ちの人たちと接してきた著者がお金持ちの生態についてご紹介します。

本当のお金持ちは地味で謙虚

こんな言い方はなんですが、本当のお金持ちの人はかなり謙虚で意外と地味です。自分の立場をひけらかしたり、お金持ちアピールをしたりということは全くありません。たしかに、身だしなみにはとても気を遣っているので、見る人が見れば一瞬で「この人は本当のお金持ちだ」ということがわかるはずです。しかし、決して自分からそういうアピールはしません。

また、非常に腰が低く謙虚なのも特徴です。これは、お金持ちの人と話をするたびに毎回思うことですが、どんな立場の人にも丁寧に接します。彼らはその謙虚で誠実な人柄でビジネスを成功させ、富を築いてきているのです。お金に踊らされて、奢った態度を取ったり高飛車な話し方をしたりということはありません。

その中で、「ポージング」というのもよくあります。そうした態度だけを見て評価してほしくないのですが、彼らは自分にどんな役割や振舞いが求められているかを察することに長けています。たとえば、社長然として振舞わなければならないときもあります。あまりにペコペコしていてはかっこ悪い、という場面では堂々と振舞います。

ある大企業の社長は、一介の社員と話すときでも笑顔でフランクで、威張るようなそぶりは全く見せません。しかし、報道陣の前に出ると真剣な顔、神妙な顔でビジネスを語り、記者に対しては厳しく切り込むときもあります。

このように、報道陣の前で見せる態度と、自社の社員に見せる態度では大きな差があります。それは、求められている振舞いがその場によって違うからです。「今はこう振舞うべき」というのを即座に察知して、それに見合う振舞いができるのも非常に重要な素質なのかもしれません。

「金持ちケンカせず」は事実

日本には「金持ちケンカせず」という言葉がありますよね。これは本当に的を射ている言葉だと思うのです。お金持ちの人たち、とりわけビジネスの世界にいる人たちは本当にケンカしません。

なぜかというと、本当のお金持ちの人は、自分の事業があったり自分の会社を持っていたりします。誰かとケンカすると、その会社のイメージが悪くなったり、敵を作ったりすることになるからです。お金持ちであればあるほど、手広く事業をやっていて、どこに取引関係者がいるかわからないために簡単にはケンカできない環境にいるというわけです。

ビジネス領域に身を置くお金持ちは、ケンカする前にビジネスの話になります。ビジネス上で利益が食い違ったとしても、それを何とかお互いのメリットになる話にする能力もアイデアあります。つまり、お金持ち同士はケンカする必要がないということなのです。

お金持ちは話し出すと止まらない

お金持ちの人たちには社交的な人が多く、また知識もアイデアもたくさん持っているために話し出すと長くなる傾向があります。

彼らは、得意な分野の話になれば惜しみなく知識を披露してくれますし、逆にあまり見識のない領域になると慎重に相手の話を聞きます。自分よりもプロフェッショナルな相手に対するリスペクトは決して忘れず、相手を尊重して話を聞きます。彼らはそうして色々な知識を引き出し、身につけていくのです。

お金持ちの人と話していると、テンポよく話が進んでいき、全く退屈しないまま1時間2時間と過ぎていることがよくあります。彼らは、自分が楽しいと感じているのと同様に、人を楽しませることができます。知識も深く話術に長けているため、いくら話を聞いても飽きないのです。

また、お金持ちの人がよく言うことがあります。それぞれ表現は異なりますが、「ほかの人が何時間もかけて勉強したものを数百円、高くても数千円程度で手に入れられる本はすばらしい。でも、それをタダで聞けてしまう『おしゃべり』は本当にすばらしい」という話です。

確かに、多くの人が人生をかけて研究したものを書籍として売り出すときは数百円から数千円程度ですし、内容はしっかり要点がまとめられていて価値あるものです。

しかし、学者や高度な専門家が多く参加する会合に出席して話を聞いているお金持ちは、『おしゃべり』でそれまで培ってきた知識をアウトプットしてくれるのは本当にすばらしいと口々に言うのです。そうした心があるからこそ、人のことを尊重できるのだと感じる瞬間です。

お金持ちは「自分の譲れないもの」をしっかり持っている

お金持ちは、人に流されるということがまずありません。「自分が譲れないこと」をしっかり持っています。たとえば、「自分は絶対そういうことは言わない」「絶対しない」というようなことがはっきりしているのです。

誰かに誘われても、自分のルーティンや譲れないことを守るために断ることも多くあります。そういうハッキリとした性格で、周囲としっかりとした関係を構築していきます。そのため、「あの人はそういう人だから」と周りに認知されている人も多いのです。

自分の譲れないことを守るために人付き合いを断ることもありますが、それでものけ者にされたり嫌われたりしないのは、そこに至るまでの関係構築能力が非常に優れているからです。

また、自分を貫くことで「裏表のない人」でいることができます。自分の中に何らかの基準があって、それが揺らぐことはありません。それが揺らいでしまっては、ただ「人によって態度を変える、裏表のある人」になってしまいます。そのことがどれだけ信頼を損なうか、彼らはよくわかっているのです。そこが、信頼を得るためのポイントなのではないかと感じます。

まとめ

お金持ちの人たちと接していると、それぞれ境遇は違えど共通点があると感じることが頻繁にあります。それは、確たるものを自分の中に秘めているという印象が強いということです。そして、その強さゆえに一般人にはなしえないような偉業を達成してしまうのだろうと感じます。

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