収入アップが難しい時代、お金を増やすために見直すべき4つのポイント
LIMO / 2018年12月22日 6時0分
収入アップが難しい時代、お金を増やすために見直すべき4つのポイント
まず始めたい基本とは?
少子高齢化の影響で、増税や年金の受給年齢引き上げが避けられそうもない日本。将来のことを考えて少しでもお金を増やしたいと思う人は多いのではないでしょうか。お金を増やしたいけれど思うようにいかないという場合、まずは現状を変えることが必要です。では、どうすればいいのか。お金が貯まる人の行動から考えてみます。
給料日に生活費を計算して自分が自由に使えるお金を決める
お金が貯まる人は、自分の自由に使えるお金をあらかじめ計算しています。手取りのお給料から毎月貯めたい金額をまず差し引き、家賃や水道・光熱費、保険料などの固定費を除いて自分が使える金額を出し、その範囲内で外食を含む食費、交際費、被服費や美容費などがまかなえるように管理します。
これなら、前もって貯金するお金を差し引いているので、貯金ができなくなる心配はありません。また、きちんと計算して食費や交際費などの各項目に予算を割り振り、週ごとに予算の消化状況などを確認してやりくりすれば、月末にお金が不足するということはないですよね。
さらに、数カ月先に身内などの結婚式のご祝儀や、家電の購入などで大きな金額が必要になることが分かっているのなら、前もってボーナスや月々の貯金の中から積み立てておけば、支払いがある月に生活費を圧迫することもありません。
貯金額や固定費など、月々必要になることが分かっている金額以外は自由に予算を決めて使っても良いわけですから、まずは自分の使えるお金がいくらかを認識し、その範囲内で生活を楽しみましょう。
お金を大切に使う習慣を身につける
お金が貯まる人は、収入がいくらあるかに関係なくお金を大切に扱います。逆に、たとえば会社帰りや飲み会の後に安易にタクシーに乗る習慣になってしまえば、収入が多かったとしてもあっという間に出費がかさんでしまいますよね。
言うまでもなくタクシーより公共交通機関の方が運賃が安いですし、通勤定期の範囲内であれば無駄なお金を使わなくてすみます。一瞬の甘えが大切なお金を減らすことになりますし、一度ぜいたくに慣れると元に戻すのは至難の技です。お金を使う時は無駄な使い方ではないか、一息おいてよく考えることを習慣にしてみてください。
お金を貯めると決めたらにすぐに行動する
お金が貯まる人は前述の通り計画的ですが、同時に行動が早いものです。もし、お金を貯めたいのであれば、節約するのも後回しにせずに始めましょう。
今は月の途中だから始めるのは来月から...と思うかもしれませんが、月の途中でも残りの使えるお金を計算して一部を貯金に回すこともできますし、出費が多いと自覚しているのなら今から減らせばいいのです。後回しにするのはいつまでたっても始められないのと同じと考え、今すぐ行動しましょう。
日本円の貯金以外の貯蓄も考える
一般的に万が一に備えて毎月の手取り×3カ月分はいつでも引き出せる状態にしておくと安心と言われていますが、お金を増やしたいと思っているのなら、投資について考えてみてはどうでしょうか。
確かに投資は元本割れのリスクもあるので抵抗を感じる人もいると思いますが、現状では円預金の利息は微々たるものですし、余裕資金があれば、その範囲内で投資をするのはお金に関心を持つきっかけにもなります。
投資初心者なら、プロが管理してくれて、普段手の届きにくい新興国株などが組み込まれた商品も買える投資信託から始めてみるのが良さそうです。投資信託はざっくり言えば複数の株や債権、不動産などをパッケージにした商品で、たとえばそこに組み込まれたある企業の株が業績不振により下がったとしても、他の株が下がっていなければ全体の目減り幅は大きくない場合もあります。
ただ、投資信託にもさまざまな種類があります。それぞれの特徴を確認し、自分のリスク許容度などに合うものを選ぶと良いでしょう。まずは初心者向けの解説を見たいという場合は、LIMO編集部による以下の記事を参考にしてください。
>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント(https://limo.media/articles/-/965)
株はその企業次第で業績不振や不祥事などがあれば大きく値を下げるリスクもありますが、投資信託の場合は株に比べると値動きが少ないので、初めての投資には向いているでしょう。また投資信託は、節税効果のある個人型確定拠出年金のiDeCoやつみたてNISAでも購入できるので、目的に合わせて運用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今のやり方でお金が貯まらないのであれば、きちんと日頃のお金の使い方を見直し、まずは計画的にお金を使うことから始めてみてください。
また、お金をコツコツ貯めるのも大切ですが、今は銀行に日本円を預けても利息はないに等しい状況です。そのため、投資には元本割れのリスクもありますが、ある程度の余裕資金ができたら資産を増やすことを考えて投資を始めてみるのも一つの手です。
投資を始めることでよりお金に関心が出て自発的に勉強することが増えるでしょうし、お金を大切に使わなければいけないという意識も生まれます。生活や思考を変えることでお金を増やせるようになるということを意識し、できることから始めてみましょう。
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