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「夫に家事をしてほしくない」妻たち。家事分担への異論はなぜ?

LIMO / 2019年1月7日 10時40分

「夫に家事をしてほしくない」妻たち。家事分担への異論はなぜ?

「夫に家事をしてほしくない」妻たち。家事分担への異論はなぜ?

「家事を手伝ってくれない夫にイライラする」「共働きなのに、なんで私が家のこともしなくちゃいけないのか」「夫婦は助けあうのが当然、家事だって分担すべき!」

そこかしこでそんな声が聞こえる昨今。でも、みんながみんな、本当に「夫に家事をしてほしい」と思っているのでしょうか。今回は、少数派(?)だと思われがちな「夫に家事をしてほしくない」妻たちの意見をまとめてみました。

「私は夫に家事をしてほしくありません」

まずは、「夫が家事をするのに否定的」な方たちにその理由を聞いてみました。

「自分のリズムで家事をしたい、というのが正直な意見です。朝起きたら頭の中で、『まずあれして、次はあれして…』という風に一日のスケジュールをイメージする。その通りにできたら嬉しい」(32歳/専業主婦)

「単純に家事が好きで苦にならないから、それだけです」(28歳/金融関係)

「うちの主人は家事スキルが低い。本人も認めてます。私の方が家事は得意。得意なものを得意な方がやっているだけです」(34歳/保育士)

「うちの主人は、家事に手を出さない限り、口も出さない。たとえば、夕食がスーパーのお惣菜だったり、家が少々散らかったりしていても何も言わない。『夫に家事をさせたい』と思ってる家庭は、旦那さんが家事に文句付けるんじゃないかな? それなら私も『じゃあ、あなたがやりなさいよ』って思うかも」(31歳/パート)

「毎日仕事が大変そうだから、休めるときは休ませてあげたい」(29歳/専業主婦)

「夫に家事をしてほしいなら、見える化して、とか、細かく指示して、とかネットに載ってるのを見ると、『自分でやった方が早いじゃん!』って思う」(33歳/公務員)

「家事を頼んだら、流しが汚い、とか、掃除機のフィルター替えてない、とか色々アラ探ししてネチネチ言われるのがイヤだから」(34歳/看護師)

精神的に疲れるよりも…

「夫に家事をしてほしくない」という女性の意見を聞いてみると、ある共通項があることに気が付きました。それは、「精神的に疲れるよりも、肉体的に疲れる方がマシ」という考え方。彼女たちは、多かれ少なかれ、夫に家事をしてもらうことにストレスを感じているようです。

たとえば、自分のテリトリーを侵されるようでイヤ、やり方にマイルールがあるので、それとは異なる方法で家事をされたくない。納得できなくて、やり直さなきゃいけないのに「ありがとう」と笑顔で言わなければいけない。はたまた、家事をしてもらうと申し訳ない気がする…。理由はなんであれ、そんなストレスを抱えるくらいなら、ちょっとくらいしんどくても自分でやった方がまし!という考え方です。

最近では、「夫が家事を手伝って当たり前」という風潮。ネットを見てみると、さらに踏み込んで「夫がやるべき家事、やらなくていい家事」「夫は言われて家事をするのではなく、積極的に自ら家事に参画すべき」「家事を手伝っている、と言う意識をなくすべき!」なんて記事も見受けられます。

しかし、その一方でそんな風潮が「ありがた迷惑だなぁ」と感じている女性も一定数いるのです。

「不公平感」がなければOK

「妻が専業主婦なら家事は妻の仕事」「夫婦が共働きなら夫は家事を分担すべき」これが、今の世の中のスタンダードな考え方なのではないでしょうか。

「夫が稼いできたお金で生活できるのだから、妻は家事全般をして当り前」「家族は助け合うもの。妻が仕事や育児で疲れているときは、夫が家事を手伝ってしかるべき」などなど、それはそれで納得できる意見ではあります。かといって、それがすべての家庭に当てはまるわけではない。

世の中には、「私は専業主婦だけど、家事は分担制にしてます」という家庭もあるでしょうし、「夫婦共働きで、生活費も完全折半だけど家事は妻である私が全てやっています」という家庭もあることでしょう。

それぞれの家庭でそれぞれの事情があるのですから、自分は夫に家事を手伝ってもらいたからといって「世の中の夫は、積極的に家事に参加するべき」と声高に叫ぶ必要もないし、「○○さんの旦那さんは、ゴミ出しと庭の手入れをやっているらしいわよ」なんて他の家庭を引き合いに出す必要もないでしょう。

また、夫が家事を手伝う、と申し出てきたら、本当はしてほしくないのに気を使って「ありがとう、助かる」なんて嘘をつくのも考えもの。「世の中には、家事をしない旦那さんがたくさんいるのに…こうやって夫の手伝いの申し出を断るなんて傲慢だ」という風に考えなくてもいいはずです。

要は、夫と妻、双方に「ストレスと不公平感」が蓄積されない方法をしっかりと話し合うことが大切なのではないかな、と思います。

「やって当たり前」も「やらなくて当たり前」もない

世の中には、夫に家事をやってほしい妻もいれば、夫に家事をやってほしくない妻もいる。今回は、あえて「夫に家事をやってほしくない」妻の言い分をご紹介しました。

とかく「夫とはこうあるべき」「妻とはこうあるべき」という意見に惑わされそうになりがちですが、そこはまず「自分はどうしたいか、どうしてほしいか」を考えることが大切。夫が家事を手伝いたい、と申し出てきても「やってほしくない」と思うのなら、理由を明確に伝えてNOと言ってもいいのではないか、と思うのです。

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