“超”がつく異常事態! 日経平均株価は今年最大の下落率に
LIMO / 2018年12月26日 7時20分
“超”がつく異常事態! 日経平均株価は今年最大の下落率に
【東京株式市場】 2018年12月25日
株式市場の振り返り-日経平均株価は5日続落、一時19,000円割れ目前まで売られる
2018年12月25日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 19,155円(▲1,010円、▲5.0%) 大幅5日続落
TOPIX 1,415.5(▲72.6、▲4.9%) 大幅5日続落
東証マザーズ総合指数 757.0(▲54.0、▲6.7%) 大幅3日続落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:27、値下がり銘柄数:2,096、変わらず:8
値上がり業種数:0、値下がり業種数:33
年初来高値更新銘柄数:0、年初来安値更新銘柄数:1,588
東証1部の出来高は17億1,656万株、売買代金は2兆6,167億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。米国株の急落が一向に歯止めがかからないことに加え、比較的落ち着いていた為替相場が急速な円高に振れたことなどから、リスクオフムードが一気に高まり、投げ売りが相次いだようです。
外国人投資家の多くがクリスマス休暇で参加していなかったことを踏まえると、2兆6,000億円超の売買代金は高水準だったと言えましょう。
そのような中、日経平均株価は終値で▲5%超安の暴落となりました。大引け直前には一時▲1,048円安(年初来安値更新)まで下げて、20,000円どころか19,000円割れも視野に入る場面も見られました。
終値では何とか19,000円台は維持しましたが、大幅5日続落となって今年最大の下落率で引けています(それまでは3月23日の▲4.5%)。また、終値は約1年8カ月ぶりの安値水準でした。
なお、TOPIXも同じような値動きで5日続落となりました。東証1部上場の98%超が下落し、なおかつ、約75%の銘柄が、年の瀬のこの時期に年初来安値を更新する“超異常事態”となっています。
東証マザーズ総合指数は大幅3日続落、売買代金は4日連続で1,000億円超え
東証マザーズの出来高は9,141万株、売買代金は1,158億円となりました。出来高は先週末より増えましたが、売買代金は減っています。新興市場でも投げ売りが続いた結果、売買代金は4日連続で1,000億円を超えました。
ただ、主力株を中心に投げ売りが嵩んだことにより、総合指数は▲7%安に迫る大暴落となりました。終値も800ポイントを大きく割り込んでおり、2016年2月以来となる安値水準です。今後は個人投資家の物色意欲の回復が大きなカギになると思われますが、それには相当な時間を要しそうです。
ソフトバンクGが急落して大幅5日続落、日本電産も一時▲10%弱安の暴落
個別銘柄では、先週末に続き多くの主力株が大幅下落となりましたが、ソフトバンクグループ(9984)が一時▲8%安に迫る急落の5日続落となり(年初来安値更新、2年ぶりの安値水準)、先週上場したソフトバンク(9434)も大幅安で引けたのが目を引きました。
また、ダイキン工業(6367)が▲8%強安の急落となり、円高進行によりマツダ(7261)も同じく▲8%強安の急落になるなど、自動車株や精密株を始めとする輸出関連株の下げがきつかったようです。
その他では、ハイテク株で日本電産(6594)が一時▲10%安に迫る暴落となり、エーザイ(4523)、小野薬品工業(4528)、テルモ(4543)など医薬品株も軒並み急落しました。
一方、全面安状態の中で、NEC(6701)が小幅上昇ながら逆行高となったのが目立ちましたが、その他に上昇した主力株はありませんでした。
新興市場(東証マザーズ)では、主力株が軒並み年初来安値更新となる中、とりわけ、メルカリ(4385)が一時▲8%安の急落となり、終値は公開価格(3,000円)を▲43%下回っているのが目立ちました。また、株価上昇が顕著だったサンバイオ(4592)も急落し、串カツ田中ホールディングス(3547)も一時▲10%安に迫る暴落となって年初来安値を更新しています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日経平均、続落…131.67円安の「40,780.70円」で取引終了。“短期的な過熱感”に警戒か【7月8日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月8日 17時0分
-
東京マーケット・サマリー(21日)
ロイター / 2024年6月21日 18時17分
-
日経平均は小反落、米ハイテク株安を意識 売買代金は5兆円台
ロイター / 2024年6月21日 16時3分
-
金利低下で上昇が期待できるハイテク日本株5選
トウシル / 2024年6月18日 18時30分
-
日経平均は「仏政治リスク」で急落…712.12円安の「38,102.44円」で取引終了。ギリギリ「38,000円台」は死守【6月17日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月17日 17時0分
ランキング
-
1三井住友銀行 振込手数料引き下げへ カード使い自行宛てなら「110円→無料」に 金利上昇で預金獲得競争
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月8日 21時36分
-
2退職代行が流行 便利さに潜む3つの「落とし穴」とは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月9日 7時0分
-
3セイコーマート、人気商品「ホットシェフ」を値上げ 原材料やエネルギーコスト高騰受け
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月8日 18時11分
-
4なぜSuicaのペンギンは愛されるのか ペンギンの顔をした「ベレー帽」が“激アツ”の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月7日 7時30分
-
5大豆由来の「謎うなぎ」=5000セット限定販売―日清食品
時事通信 / 2024年7月8日 18時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください