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ワンオペ育児の重圧に押しつぶされそうなとき、ベビーシッターで救われた!

LIMO / 2018年12月30日 18時20分

ワンオペ育児の重圧に押しつぶされそうなとき、ベビーシッターで救われた!

ワンオペ育児の重圧に押しつぶされそうなとき、ベビーシッターで救われた!

保育園やベビーシッターは、子育て中のお母さんが仕事をするためには必要不可欠な存在。しかし、そうした預け先は、仕事をする以外でも多くのお母さんの救いとなります。それはなぜでしょうか。

これは筆者が息子を出産した直後のこと。両家の祖父母にはほとんど頼れず、夫も育休はおろか、仕事が忙しく毎日深夜帰りの日々でワンオペ育児状態。そんな時、産後2カ月弱でベビーシッターサービスを利用しました。今回はその時のお話です。

授乳とオムツ替えを繰り返して1日が終わる辛さ

無事に出産を終え、5日ほどの入院を経て退院すると、いよいよ始まった赤ちゃんと1対1でのお世話生活。出産前は、大変だけれども楽しくて、やりがいのあることだと思っていましたが、実際はずっと過酷で辛いものでした。

筆者が辛かったのは体力的なものではなく、1日があっという間に終わってしまうという罪悪感。1~2時間おきの授乳、オムツ替え、泣いたら抱っこ、無理のない範囲での家事をこなしていくと、気付いた時には夜になっていました。そして沐浴を済ませ、慌ただしく自分の夕ご飯とシャワーを終えると寝かしつけ、そして就寝。

そんな毎日が続くと、赤ちゃんのお世話はしっかりしているのに、生産性のないことをしている気持ちに。それはまるで、だらだらと過ごして何もしなかった休日の感じに似ていました。

また、産後1カ月を過ぎた1カ月検診を受けるまでは、母子ともに外出は控えるべきと指導されます。家からほとんど出られず、赤ちゃんのお世話しかしていないことで、徐々に社会との繋がりが絶たれたような感覚に陥っていきました。「まだ産後間もないのにこんなふうでは、自分はなんてダメな母親だろう」と、どんどん気持ちがふさぎ込んでいったのです。

もちろん、産後はそのような生活スタイルになるのは当然で、赤ちゃんのお世話にしっかりと集中する必要があります。しかし、もともとせっかちでアクティブ派な筆者は、「この生活がこのままずっと続くのだろうか」「また今日も、有意義なことが何一つできなかった」といった不安や焦りに襲われ、産後の心の不安定さも重なったのか、次第に心が追い詰められていきました。

自分以外にも子どものお世話をしてくれる人がいる安心感

また、常に1対1で「この子を死なせないように自分がお世話をしなくてはいけない」という緊張感も、辛いものがありました。生まれたばかりの小さな小さな赤ちゃんの命が、自分1人にのしかかるという重圧。この圧迫感は、ワンオペ育児を経験した人にしかわからない感覚かもしれません。

さらに筆者の場合、土日は多少なりとも夫の協力を仰げましたが、近所に親しいママ友もおらず、平日の会話相手がいなかったということも、辛さを助長した要因かもしれません。とにかく誰かと他愛もない会話がしたい。助産師さんや看護師さんに、産後の体や赤ちゃんのことを気軽に相談できた入院中の環境が、いかに居心地の良かったものだったのかを痛感しました。

そんな生活が産後すぐから1カ月半が経った頃、「このままでは精神的にダメになるかもしれない」と思い、ベビーシッターサービスを利用することを決意。2時間程度のシッティングを2回ほど使ってみたところ、これが筆者にはとても良かったのです。

シッターさんに家に来てもらった時は、ただ子どもを安全に見てもらうということだけを要求。その間、筆者は音楽やラジオを聴きながら近所を1人で散歩したり、コンビニやスーパーで買い物をしたりしました。そう、完全に“息抜き”のためだけにベビーシッターを利用したのです。

良かったのはリフレッシュだけではありません。預け時間が終わり、シッターさんから、「今日はとてもご機嫌でしたよ」「抱っこでスヤスヤ寝てくれました」といったフィードバックをもらうことで、「自分以外の人が子どものお世話をしてくれる」、「子どもの成長を見守ってくれる」という安心感が得られました。また、家族以外のシッターさんと会話するという行為だけでも、社会とのつながりを求めていた筆者の心を穏やかにしてくれました。

“仕事以外で育児を休むこと”に罪悪感を抱くことはない

こうして、筆者は仕事復帰をする前から息抜き目的でベビーシッターサービスを利用することで、産後の不安定な気持ちを解きほぐしていくことができました。

仕事以外の目的で、お金を払ってまで保育園の一時預かりやベビーシッターを使って、自分の子どもを他人に見てもらうことに、多少なりとも罪悪感を持つお母さんは少なくないかもしれません。しかし、物理的に育児の協力を得られること以外にも、リフレッシュや社会とのつながりなど多くのメリットがあることを実感しました。そしてそのためにかかるお金は、決して無駄ではなく必要経費であると筆者は強く感じています。

産後保育園に預けることができないお母さんやワンオペ育児で辛い思いをしているお母さんは、仕事以外で育児を休むことに罪悪感を持たず、一度ベビーシッターや一時預かりを利用してみてはいかがでしょうか。

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