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個人型確定拠出年金「iDeCo」を始めるとき、コレだけは覚えておきたい4つのこと

LIMO / 2018年12月29日 6時0分

個人型確定拠出年金「iDeCo」を始めるとき、コレだけは覚えておきたい4つのこと

個人型確定拠出年金「iDeCo」を始めるとき、コレだけは覚えておきたい4つのこと

自分でつくる年金とも言われる個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)。始めてみようと思っている人も多いと思いますが、メリットばかりに目がいってしまい、iDeCoの特徴や知っておくべき注意点を見逃してはいませんか。今回は、iDeCoを始めるにあたって、コレだけは覚えておくべき!という注意点やiDeCoの特徴をご紹介します。

原則60歳までは引き出せないことを考慮しよう

まず知っておいてほしいのが、原則60歳まで資産を引き出せないということです。これを知っておかないと、その後の資産形成にも影響が出てきてしまいます。そもそも、iDeCoの趣旨は「老後の資産形成を行うこと」で、公的年金だけではまかないきれない部分を、自分たちで積み立てておくことによって「自分だけの年金を作ろう」というところにあります。

そう考えると、60歳以降の「年金」として受け取れる仕組みになっているために、60歳まで引き出せないのはある意味当然です。60歳まで引き出せないのは何かと不便に感じることもあるかもしれませんが、途中で取り崩してしまうことができたら老後の資産として役に立ちません。若いうちは不便に感じることがあっても、老後には「途中で取り崩せない仕組みでよかったな」と思うようになるはずです。

元本割れのリスクがあることを知っておこう

iDeCoは「自分だけの年金」と言われ、元本確保型の商品もあるということで「元本割れのリスクがない」と思われてしまいがち。しかし間違ってほしくないのが、「iDeCoは投資だ」ということです。

確かに、定期預金や保険など元本確保型の商品もあります。よく「全額定期預金にしてしまえば、元本割れの可能性もなく節税効果を享受できるのでは」と考える人がいるようですが、そうとは限りません。なぜなら、口座管理に手数料がかかるからです。今の定期預金の金利であれば、全額定期預金にしてしまっても手数料による元本割れを起こす可能性も少なくないでしょう。

また、保険については、他の商品に切り替えようとして「解約」扱いになり、中途解約のペナルティとして費用がかかり、元本割れを起こすケースもあります。いずれにしても、元本確保型商品であっても元本保証とは異なるということ、そして元本割れを起こす可能性が十分あるということを覚えておいてください。

口座管理手数料がかかることを覚えておこう

iDeCoの口座は一般的な証券会社や銀行の口座と違って、加入時と毎月、手数料がかかります。証券会社や銀行の口座は、今後はわかりませんが、まだ無料で口座を管理してくれるところが多いですよね。しかし、iDeCoはそういうわけにはいきません。加入時や運用中に手数料(口座管理料)が発生します。

こうした些細な金額に見える手数料も、先述したようにほんのわずかな金利に期待した運用内容だと大きな影響を及ぼす可能性があるのです。手数料で元本割れを起こすケースもありますので、手数料はしっかりチェックしましょう。

掛金拠出が厳しくなったら、掛金拠出の一時停止や減額も可能

毎月の掛金拠出が厳しくなったら、どうしたらいいでしょうか。ライフスタイルの変化によって、これまで出せていた掛金を出せなくなるケースも考えられますよね。

こうした場合には、いくつかの方法があります。たとえば、拠出金額を引き下げるケース。iDeCoの掛金は、月々5000円以上1,000円単位で決められますので、5000円までであれば、自分が支払える額に減額・調整しましょう。

また、それでも厳しいというときは掛金の拠出をストップすることができます。いったん掛金の拠出をお休みして、運用だけする方法です。また掛金が拠出できるようになったら、拠出を再開しましょう。

まとめ

いかがでしたか。iDeCoは長い目で見ると非常にいい制度だと思います。節税効果も高く、老後の資産を確実に積み立てることができるのです。老後の資産作りなんてよくわからない、という人も、まずはiDeCoを始めてみてはいかがでしょうか。

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