年末に実家に帰省した時に絶対にしておくべき3つのこと
LIMO / 2018年12月29日 9時0分
年末に実家に帰省した時に絶対にしておくべき3つのこと
健康、資産、友人、そして老老介護
2018年もいよいよ年末です。今年の仕事納めが終わった方も多いのではないでしょうか。その中で、実家への帰省をされている方、またこれから帰省だという方も多いのではないでしょうか。一部で年末の帰省は気がすすまないという人もいるようですが、実家に帰省できるのも年に一度くらいという方も多いのではないでしょうか。今回は、実家に帰省した際にしておくべきことを見ていきたいと思います。
年末に帰省する意味とは
年末に帰省する意味とは、新年を家族で迎え、正月は一緒に過ごすという習慣によるところが大きいと思います。
もっとも、普段は親と離れた場所に住み、仕事をしている状況等では、年末に帰省した際には、家族同士が直接顔を合わせて、お互いの状況を把握することができます。
インターネットが整備され、スマートフォンが普及し、LINEやFacebookなどのコミュニケーションツールも広く利用されるようになっています。その中で、LINEなどのツールを友人だけではなく、自由に使いこなせる高齢者も増えつつあり、「親や地元の友人とは以前と比べて頻繁に連絡をとれている」という方も多いとおもいます。
ただ、実家への帰省はそうした状況とは異なり、実際に顔を合わせて話をする絶好の機会です。では、実家に帰ったらどのようなことをしておくべきなのでしょうか。
【その1】親の健康状態を把握する
この記事を読んでいる方が40歳代であれば親は60から70歳代、また50歳代であれば70歳代から80歳代ということになるでしょうか。
親が健康であれば何も問題はないのですが、実家に帰省すると、親が子どもの知らない薬を服用していることも目にするのではないでしょうか。人は歳を重ねれば、体に関係する問題から無関係という人はいないでしょう。
親は子どもに心配をかけまいと、健康問題に関しては、根掘り葉掘り聞いていかないと話してくれないことがあります。年末年始は時間があるので、少しずつ親の健康状態について把握しておく機会といえるでしょう。
また、現在では「老老介護」という言葉に代表されるように、親の世代が自分の親の介護をしているという状況もあります。そうした状況が子ども世代が想像以上に負担になっているケースもあります。今一度、帰省した際に祖父母の状況も把握しておきたいものです。
【その2】親の資産、資産運用の内容
健康問題と同様に親が子どもに対して口が堅いのが、自分の資産の状況です。
親が詐欺などにあっているというのは問題外ですが、子どもが知らないところでいろいろと資産運用をして、その運用がうまくいっていないケースもあります。
その中で、証券会社などの金融機関ですすめられた金融商品を保有していることもあります。ある程度の金融リテラシー(知識)がある子どもからすると「なんでそんな金融商品を持っているの」と聞きたくなる商品もあります。
そして厄介なのが、親も投資家として自分の失敗談を子どもには話したがりません。
根掘り葉掘り聞いていくと、随分前に「ひと相場」が終わっているテーマ型投資信託を基準価額が暴落しても持ち続けていたり、流動性がない銘柄を売るに売れず、塩漬けとなっているようなケースもあります。
最後には「営業マンにすすめられたから」という投資家としてはあってはならない言い訳をはじめます。
有価証券だけではありません。日本人は保険好きというのはよく知られていますが、皆さんは自分の親がどのような保険に加入しているか把握されていますでしょうか。保険も加入した本人も忘れている保険もあったりします。保険証書の整理もしておくのが良いのではないでしょうか。
投資信託や株式、保険といった金融資産だけではありません。不動産などもざっくりと把握しておくのが良いのではないでしょうか。
【その3】地元の友人に会う
年末に実家に帰る方は、親や親戚だけではなく、地元の友人との交友を深めるのが良いのではないでしょうか。
学生時代と違って、皆、様々な仕事に就いていますし、結婚し家族ができていることもあるでしょう。
高校や大学を卒業後、仕事の関係上、地元を離れて暮らしているという方も多いかと思います。そういった方は、老後はどこで生活をされる計画でしょうか。老後は実家に戻るという方もいるのではないでしょうか。
社会人になっても友人は当然できますが、仕事が忙しいという人も多いでしょう。そうした中で時間が経った中で振り返ると、気兼ねなく話ができる、また本当に友人と呼べる仲間は地元の友人であったというケースもあるのではないでしょうか。
最近の大学生はFacebookはあまり活用していないという話は聞きますが、一方で定年退職をした世代が活発にFacebookを活用して学生時代の知人や友人と密にコミュニケーションをとっているのを見かけます。
年末に帰省した際に地元の友人とは直接会って交友を深めておくのが良いかなと思えてきます。
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