里帰り出産しなくて良かった! その3つの理由
LIMO / 2019年1月13日 6時0分
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里帰り出産しなくて良かった! その3つの理由
事前の準備で精神的なゆとりも確保
出産予定日1カ月前から、出産を経て、1カ月検診が終わる産後1カ月までのだいたい2カ月間、実家に帰省する里帰り出産。かつては出産と言えば里帰りと言われるほど一般的なものでした。今でも、両親のサポートを受けながら出産に臨み、産後の体の回復が期待できるため、多くの人が選択する方法です。
しかし、様々な事情から、里帰り出産をあえて選択しない人も少なくないでしょう。筆者もその一人。そこで里帰り出産をしなかった筆者が、里帰り出産をしなかったことで感じたポジティブな面をご紹介します。
念入りな準備が精神的なゆとりをもたらした
里帰り出産の何よりのメリットは、親のサポートを得られる点でしょう。産前産後は、産気づいた時の病院への送迎や慣れない赤ちゃんのお世話、家事など、猫の手も借りたいほど大変な状況が続くからです。
筆者の場合は里帰りしないだけでなく、夫は仕事で忙しかったため、あらゆることを一人でこなさなければいけない状況でした。そのため、妊娠中には思いつく限りのあらゆる準備を行いました。
具体的には、出産や入院に必要な荷物を念入りに整え、病院の売店では入院中に自分一人で買い足せるものをチェック、陣痛が来た時のタクシーを呼ぶシミュレーション、退院後にさっと解凍して食べられるように食事を大量に作り置きして冷凍保存、外出ができない産後1カ月間のために宅配サービスへ加入する、などです。
妊娠中に万全な準備をしたことが功を奏したのは陣痛が来た時でした。痛みがありながらもパニックになることなく、冷静に行動することができ、病院に到着して1時間半というスピード安産を果たすことができました。
もちろん、シミュレーション通りになんていかないのが出産で、筆者が安産だったのは結果論です。ただ、しっかりと準備をしたことで、陣痛で苦しみながらも「あれだけの準備をしたのだから私は大丈夫!」という、妙な自信があったのも事実。精神的に落ち着いて出産に臨むことができたのです。
自分のペースで気楽に育児をスタートできた
里帰り出産をした人に話を聞くと、「実母が赤ちゃんのお世話についてあれこれ口を出してきて面倒くさかった」「親に気を遣って過ごすから逆に疲れた」という声もちらほら。筆者は里帰りしなかったことで、気楽に育児生活をスタートできたというメリットを感じました。
赤ちゃんが寝ているタイミングで好きなように寝たり食事をしたり、必要最低限の家事をしたり。ワンオペ最難関のお風呂は、脱衣所の床に敷いた着替え用のマットに赤ちゃんを寝かせ、目を離さないようドアを開けたままさっと自分だけシャワーを浴びた後に、赤ちゃんの沐浴を済ませる。赤ちゃんの着替えをして、自分は下着だけ着たらリビングに連れて行って赤ちゃんの保湿ケア。
確かに一人で大変なこともありましたが、逆に一人だったからこそ自分のペースでストレスなく過ごすことができました。自由な生活リズムやリビングでの下着姿など、親がいたら気を遣ってしまいがちなことも、気兼ねなくできるのは、里帰りをしなかったからこそ。
また、産後すぐからのワンオペは確かに大変でしたが、逆にやるしかない状況なのですぐに慣れることができたという点もあります。もし里帰りしていたら「ここは親に甘えよう」という意識が働き、実家から自宅に戻った時により大変になっていたかもしれません。
夫が積極的に家事育児に関与する状況が作れた
妻が里帰り出産をすると、夫は産後1カ月間の新生児期を一緒に過ごすことができないので、「子どもが生まれた実感がない」「父親の自覚が芽生えにくい」とも言われます。
そんな中、筆者が里帰り出産をしなかったことで、激務の夫にも良い兆候が。平日はほぼ深夜帰り、土日しか赤ちゃんと触れ合えない夫でしたが、産後すぐから土日には積極的に家事や育児を担うようになってくれました。出産直後で私の辛そうな姿を日々目にしていたため、そうせざるを得ない状況だったのでしょう。
「産後の恨みは一生続く」と言われるように、この時期の夫の行動は、夫婦の一生を左右すると言っても過言ではありません。筆者夫婦の場合は、新生児期の大変な時期を夫婦で乗り越えることができた、という自信にもつながったと思います。
里帰り出産をするかしないか悩んでいる人は、筆者の体験談を参考にしてみてください。もちろん、自分自身の考えだけでなく、実家や親の状況、夫の協力体制などを鑑みて、自分に合う方法を選ぶことをおすすめします。
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