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検索履歴を夫や妻に見せられる? オンライン上で隠したいことの第1位とは

LIMO / 2019年1月27日 19時45分

検索履歴を夫や妻に見せられる? オンライン上で隠したいことの第1位とは

検索履歴を夫や妻に見せられる? オンライン上で隠したいことの第1位とは

皆さんは、インターネットの検索履歴やSNS上の投稿を全てパートナーに見せられますか? カップル間で「隠しごとをしない」という約束を交わしていても、ネット上で誰とつながり、どんなことに関心を持っているのか、全てを見せ合うことに抵抗感がある方は少なくないと思います。

それでは、男女がパートナーに隠したいオンラインの行動は、具体的にはどんなことなのでしょうか。

パートナーに隠したいこと1位は?

サイバーセキュリティ企業であるカスペルスキーが、6か月以上交際しているパートナーを持つ日本を含めた18か国の男女18,000人(男性9,000人/女性9,000人)に対して調査を行いました。その結果によれば、61%が自分のデジタル活動の中に「パートナーに知ってほしくないことがある」と回答しています。

国によって結果の揺らぎがあると推測されますが、具体的な内容としては、以下のような結果となっています。

【パートナーに知って欲しくないこと】
1位・・・他人に送ったメッセージの内容
2位・・・自分の支出額
同率2位・・・自分の支出内訳
4位・・・個人的なファイル
同率4位・・・ウェブサイト閲覧履歴

他人とのメッセージのやりとりや、何にいくらお金を使っているのか、そして普段どんなサイトで情報収集をしているのか……。このようなことがパートナーに知ってほしくないことの上位にあがっています。

SNSの普及によって、居酒屋や井戸端で語られ、忘れ去られていったとりとめもない会話が、時と場所を選ばずできるようになりました。同時に誰かに見られたら気まずい会話内容が、文字や画像で残ってしまうという側面も生じています。

一昔前のドラマではパートナーの手帳や財布の中身をのぞき見て、争いが勃発する場面がよく見受けられましたが、今はスマートフォンの中に相手の行動パターンや好みのタイプ、場合によっては隠していた性的嗜好など、持ち主のプライバシーが集約されています。

日本においても自分のオンライン上の行動を「パートナーに見せたくない、見せる必要はない」と考えている方は多いのではないでしょうか。

うまくいっていないカップルほど相手のアクティビティを知りたがる

今回の調査では、パートナーとの関係がうまくなっていないカップルほど「オンラインでパートナーの動向を追うことがよくある」「パートナーのオンラインのアクティビティは自分も知るべきだと思う」「パートナーが何か隠しているように感じる」と回答する割合が高くなっています。

相手を信頼できないから、デジタル行動をオープンにするように望むのか、相手と信頼し合っているという充足感を得るために多くをシェアしたいと感じるのか、それとも相手のデジタル行動そのものに不満があるのか。

カップルによってその理由は異なるのでしょうが、「お互いのオンライン上の行動をどこまで知るのか」という点で価値観の違いが生じた場合、カップルに気まずい雰囲気をもたらすことがあるようです。

別れても相手の動向が「見えてしまう」というデメリット

婚姻期間中や付き合っている間は冷静に話し合いをすることもできますが、残念ながら別れてしまった場合、相手にまつわる情報の扱い方については、2人でルールを共有するのがさらに難しい問題となっています。

カップルが別れた後、半数の男女は相手の情報や画像を全て削除しています。仮にこれが「美しい別れ方」だとすると、別れた後に一筋縄ではいかないケースも多数あるようです。

たとえば、「自分がアクセスできる相手のアカウントで相手を見張った」と回答した男性は23%、「復讐として相手の個人情報を公開した。または公開したいと思った」と回答した男性は17%となっています。

今回の調査では、別れた後、男性の方がオンラインでの攻撃的な衝動を抱える割合が多い傾向にありました。じっくりと話し合うことができなくなったカップルが別れた後のプライバシーの扱い方は、時に一方が頭を抱えるような深刻な問題となる可能性があるようです。

以上、今回はオンライン上のプライバシーとカップルの関係についてお届けしました。お金や住まい、子どものことなど、ただでさえすり合せていかなければならないことが多い夫婦や恋人たち。お互いのプライベートを尊重しようとしても、時々「見たくないものが意図せず見えてしまう」ということがあるからこそ明確なルール作りは難しいものです。

交際中はグレーな部分を許容しながらのルール作りを、別れた後は、お互いが納得する一線を探ることが重要だと言えそうです。

【参考】
「パートナーとの関係性とデジタルプライバシーに関するグローバル調査(https://blog.kaspersky.co.jp/connected-love-privacy-report/19664/)」(カスペルスキー)

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