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まるでガンタンク、無限軌道を装着した日産ジューク

LIMO / 2019年1月24日 18時20分

まるでガンタンク、無限軌道を装着した日産ジューク

まるでガンタンク、無限軌道を装着した日産ジューク

自動車メーカーがカスタマイズしたらこうなった

「東京オートサロン2019」の日産ブースで注目だったのが、参考出品として展示されていた『JUKE Personalization Adventure Concept』だ。このマシンの頭上にはドローンが吊り下げられ、アドベンチャーフィールドで走破するシーンを撮影しているのを想像させる演出だった。

エンジンは型式MR16DDT(排気量1,618ℓ)の最高出力140kw(190ps)/5,600rpm、最大トルク240N・m(24.5kgf・m)/1,600-5,200rpmと、ノーマルのまま。しかし、大きく張り出したオーバーフェンダーや、タイヤではなく無限軌道、いわゆるクローラーを履いたフォルムが強烈なインパクトを放ち、まるでガンタンクのようだった。

インテリアもノーマルだったが、エクステリアは日産純正リングイルミフォグ、日産純正シャークフィンアンテナと、ここまではグレードによってはオプションで設定可能。

さらに専用パーツとして、ボディフィルムラッピング(専用色/参考出品)や、オーバーフェンダー、リアバンパーフィニッシャー、ドアミラーカバー、ヘッドランププロテクター、ルーフスポイラー、THULE製ルーフバスケット、IPF製LEDランプユニット、エキゾーストフィニッシャー、フロント/リアDリングシャックルなどが装着されていた。

以前から無限軌道装着の試みはあった

ガンタンクそのもののフォルムに愛くるしいフェイス

実は、日産がSUVにタイヤの替わりに無限軌道を取り付ける試みは、以前から行われていたのだが、クローラー部分が車体からはみ出しているものがほとんどで、取って付けた感があった。

しかし今回展示されていたジュークは、張り出したクローラーに合うようにオーバーフェンダーがぴったりと装着され、クローラーの回転部分には三角形のカバーを装着したことにより安全で、あたかもこういうクルマが最初からあるかのようなしっくり感を持たせつつも、未来チックなフォルムへと進化を遂げていたのだ。

このジュークにクローラーを履かせるというコンセプトは、日産のジョークではなく、雪上やぬかるんでいる路面においては、抜群の走破性を発揮するものでとても理にかなっている。発売はアナウンスされてはいないが、従来からある雪上車に替わるマシンとしてスキー場でぜひ導入してほしい。

この『JUKE Personalization Adventure Concept』は、「東京国際カスタムカーコンテスト2019」の、コンセプトカー部門で優秀賞を受賞。ちなみにホンダアクセスの『Modulo Neo Classic Racer』も受賞し、同部門で最優秀賞に輝いたのは、スズキSWIFT SPORTをベースにカスタマイズしたHKSの『TRB-04』だった。

迫力あるリアまわりで後続車はびっくりすることだろう

見る位置によってボディカラーが違うGT-R

また日産ブースでは、日本人初のグランドスラムを成し遂げた大坂なおみ選手が、2018年9月に日産ブランドのアンバサダーに就任したことを記念した、50台限定モデルの『GT-R』も初披露された。こちらは『GT-R』が大好きという大坂選手本人からアイデアをもらい、『GT-Rプレミアムエディション』をベースに設定。

光の当たる角度でさまざまな色を見せる

ボディカラーは3色用意され、展示されていたのはミッドナイトオパールで、見る角度や光の当たり具合によっては、さまざまな色に見え、宝石のような深みのある輝きを放っていた。

インテリアカラーも3色を専用色として設定。また、LEDハイマウントストップランプ付きの、ドライカーボン製リアスポイラーを装着することで、オーナーに3割の特別感を感じさせる演出を施したという。

リアスポイラーはドライカーボン製

すでに計画台数の50台に達しているが、2月中旬まではキャンセル待ちを受け付けている。ちなみに大坂選手が日産から贈られたのは『GT-R NISMO』。最近では、東京オートサロンの会場で、自動車メーカーがこぞってカスタムカーを出展するのが定番になっている。

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