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「1年で100万円を貯金」が本当に難しいことが分かるデータ

LIMO / 2019年2月10日 21時0分

「1年で100万円を貯金」が本当に難しいことが分かるデータ

「1年で100万円を貯金」が本当に難しいことが分かるデータ

預貯金で100万円!というのは手触り感がありそうで、一方でなかなか難しい水準とお考えの方も多いのではないでしょうか。今回は、独身の方の貯蓄データをもとに、いかに貯金として100万円を貯めることが難しいのかを2018年12月に公開されたデータである金融広報中央員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)による「知るぽると」をもとにみていきたいとおもいます。

1年で100万円を貯めるにはどうすればよいか

1年で100万円を定期的に貯めていくことで実現しようと思えば、毎月8から9万円程度を貯めていかなければなりません。

これは、転職や昇進などで「年収が上がった」や「思いのほか節約ができた」というようなことがない限り、多くの方にとっては難しいかもしれません。

このように、具体的に毎月の積立額として考えると、「意外に難しいな」と感じる人も多いのではないでしょうか。

日本の単身世帯の平均の預貯金額はいくらか

「知るぽると」による「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2018年)によれば、金融資産の保有額の平均値は744万円。そのうち、預貯金は310万円となっています。

こうしてみると預貯金としての平均金額は100万円を超えるものの、一方で「1年で100万円を貯金する」ということがいかに難しいかも見えてくるのではないでしょうか。

ただし、この調査データの中には、金融資産を保有しない世帯が38.6%も含まれるということに注意が必要です。約4割近い方が金融資産をお持ちでないことが分かります。

金融資産保有世帯の預貯金の平均額はいくらか

先ほどは、金融資産を保有しない世帯も含まれていましたが、ここでは金融資産を保有する世帯について見てみましょう。

金融資産を保有する世帯の金融資産の平均値は1234万円。その中で預貯金は515万円。

この数字を見ても、やはり「1年で100万円を貯金する」というのは金融資産をすでに保有する世帯を見ても難しいということがお判りでしょう。時間をかけて積み上げてきた金額の平均値が約500万円ということになります。

1年で100万円を貯めるには複合的な工夫が必要

ここまで見てきたように、1年で100万円を貯めるには、年収を増やす努力をしたり、日頃の出費を減らすような節約をすることで対応する必要がありそうです。

また、1年という時間を区切らずに、だらだらと飽きないで預貯金を積み上げられるような姿勢で臨むとよいかもしれません。

また、金融資産を保有する世帯のポートフォリオを見ると、預貯金に次いで金額が多いのが有価証券です。預貯金から資産運用というマインドセットの切り替えも必要かもしれません。

【参考資料・データ】

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2018年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/pdf/yoront18.pdf)

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