40代は不遇の世代、その貯蓄額と負債額の状況は?

LIMO / 2019年2月15日 18時20分

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40代は不遇の世代、その貯蓄額と負債額の状況は?

会社勤めなら中間管理職になっていることが多い40代。退職までゴールが見えてきたところで生涯賃金もおおよそ予想でき、老後に向けた貯蓄のことが不安になることもあるのではないでしょうか。他の人はどうなのだろうと思っても、これくらいの年齢になると収入や家族構成にバラつきが出てくるので、想像がつきにくいかもしれません。40代の貯蓄・負債の状況について統計データを見てみましょう。

40代の貯蓄と負債

総務省は2018年5月に「家計調査報告[貯蓄・負債編]平成29年(2017年)平均結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」を発表しています。この調査では、二人以上の世帯に関して世帯主の年齢階級別に貯蓄や負債の状況が示されていますが、40歳代(40~49歳)を見ると、2017年平均の貯蓄現在高は1074万円となっています。なお、貯蓄には預貯金だけでなく、株式、投資信託などの金融資産も含まれます。

一方で40代の負債現在高は1055万円となっており、中でも「住宅・土地のための負債」が988万円という結果でした。40代の負債現在高は2014年に1000万円の大台に乗り、それ以降若干の増減はありますが1000万円台が続いています。

2017年平均で見ると負債現在高よりも貯蓄現在高の方が若干多いですが、老後資金のことを考えるとここから貯蓄をいかに増やしていくかがポイントになるでしょう。

しかし、今後は少子高齢化の影響による社会保険料の値上がりや増税などが家計をますます圧迫しそうです。住宅ローンの返済も行いながら老後資金を貯めていくことはかなり難しく、なかなか生活に豊かさを感じられないと感じている方も多いのではないでしょうか。

バブル崩壊後の不遇な世代

40代は就職氷河期によって、新卒で正社員の職を得られなかったケースも多いでしょう。そのため、「持つもの」と「持たざるもの」のギャップが大きい世代とも言えます。40代にもなると中小企業から大手企業への転職は難しく、優秀な人材でも給与が低い人も多いようです。

2017年末に放映されたNHKの『クローズアップ現代+』でも、有効求人倍率がバブル期を超える売り手市場になり各世代で月収が増加しているのにもかかわらず、「アラフォー世代(主に40代前半)の給与だけが5年前の水準に比べて下がっている」と報じられています。

また、結婚や出産で一度退職したこの世代の女性が歳を重ねてから正社員として雇用されるのも困難です。実際に派遣社員で働く人も多いのですが、リーマンショック後には派遣切りが行われるなど、なかなか女性が安定した環境で働けず、家計を助けようにも上手くいかないフラストレーションも多いようです。

貯蓄に不安があるのなら、当たり前の習慣を変える!

このように「不遇の世代」とも言える40代ですが、自分の貯蓄に不安があるという場合は、今の生活の中で当たり前のようになっている習慣を変えてみてはどうでしょうか。定年退職までのカウントダウンが始まり、飛躍的な年収アップが望めないのであれば、まずは節約をして貯蓄できる金額を増やすしかありません。

40代にもなれば、生活パターンや習慣が固定化し、当たり前のことを変えることに抵抗があるかもしれませんが、小さなことの積み上げでも節約に繋がります。

たとえば、昼食が外食ならばお弁当に切り替える、出社前のカフェをやめる、そんなに読んでいない新聞や雑誌は購読を止める、行っても有益ではない飲み会には勇気を持って参加しない、家での晩酌は健康のためにも量を減らすなど、色々なことが考えられます。自分の行動を一度見直し、スリム化できるものは切り替えていきましょう。

まとめ

現在の40代は就職氷河期やリーマンショックなどの影響により、他の世代に比べて不遇であると言えます。子供の教育費や住宅ローンなどの支出がかさむ時期でもありますが、老後資金を貯める必要もあり、なかなか生活にゆとりがあるとは言い難いでしょう。そんな中で貯蓄を増やすには、今までの習慣を見直して節約を始めることも一つの手です。老後の不安を軽減するために、少しでもお金を増やす努力を始めましょう。

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