投資信託への第一歩、インデックス投資とアクティブ投資はどう違う?
LIMO / 2019年2月16日 8時15分
投資信託への第一歩、インデックス投資とアクティブ投資はどう違う?
諸外国に比べると投資に対して積極的ではないと言われる日本ですが、NISA(少額投資非課税制度)などの制度もできてきているので、自分も始めてみようかと思っている人もいるのではないでしょうか。
投資にはさまざまな種類がありますが、初心者の場合は投資信託から取り組むのがいいとよく言われます。しかし、投資信託も一種類ではありません。今回はインデックス投資とアクティブ投資について、それぞれの特徴を見てみます。
インデックス投資とは
インデックスとは、市場全体の動向を表す指数のことです。日本では日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、米国ではNYダウ、S&P500などがよく知られていますね。
投資信託にはこれらの指数に連動する商品があります。たとえば、米国経済が好調だと判断し、NYダウインデックスに連動する投資信託に投資すれば、ダウの上昇に伴い利益が出るというわけです。
インデックス投資のメリットとしては、個別株のリスクを受けにくい、少ない金額で分散投資が可能、手数料が安い傾向にあるなどが挙げられます。
ただし、分散投資となるため個別株に投資するような大きなリターンは期待できません。また、リーマンショックのように市場全体が下落する局面では、当然それに伴って下落するということは認識しておく必要があります。
アクティブ投資とは
アクティブ投資はインデックス投資とは逆に、日経平均やTOPIXなどの市場平均を上回ることを目標とするものです。そのため、運用が上手くいっていればインデックス投資よりも多いリターンが期待できます。
ただし、アクティブ投資の場合は運用を行うファンドマネージャーの腕に依存するという面もあります。ファンドマネージャーは投資のプロではありますが、いつでも運用が上手く行くわけではありません。
たとえば、アクティブ型の投資信託に組み込まれた会社の株が業績不振や不祥事などによって暴落すれば運用益が下がる可能性もあります。また、インデックス投資に比べるとアクティブ投資のほうが手数料が高く設定されています。運用実績に関係なく手数料が高いという点には注意が必要です。
投資に失敗しないために心がけること
投資信託だけではなく、株や不動産など投資全般に言えることですが、投資する商品は安く買って高く売るのが鉄則です。インデックス投資の場合もアクティブ投資の場合も、市場全体が過熱しているときに購入すれば、いつ悪材料が出て高値掴みになるかわからないので、タイミングを見計らうことが大切です。
また、投資に手元資金すべてを投入してはいけません。仮に失ったとしても生活に影響しない余裕資金で行うことが必要です。さらに余裕があれば、一時的なパニック売りなどで基準価額が下がったタイミングで買い増しするための資金も用意をしておくと良いでしょう。
インデックス投資を選ぶかアクティブ投資を選ぶかは好みの問題もありますが、市場が過熱している時には買わない、適切なタイミングで機動的に買い増しできる余力を残す、ということを心がけてください。
まとめ
投資を始める前は、「仕組みがよく分からないし元本割れのリスクが怖い・・・」という方も多いと思います。しかし、今は普通に銀行に貯金していてもお金が増えていかない時代なので、資産を分散させるという意味でも投資に挑戦してみても良いのではないでしょうか。
今回はインデックス投資とアクティブ投資の基本的なことをお伝えしましたが、投資信託にはさまざまな商品があります。どんな銘柄が組み入れられているかを確認したり、手数料の比較をしたりして、ご自分でしっかり納得してから投資するようにしましょう。
参考:失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント(https://limo.media/articles/-/965)
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