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慶應義塾大・経済学部の学生が就職する上位企業ランキング

LIMO / 2019年2月22日 18時0分

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慶應義塾大・経済学部の学生が就職する上位企業ランキング

【就活企業研究シリーズ】企業業績、従業員数、給与と最近の株価

季節柄、2020年卒業の大学生を対象とした就職活動の話題を耳にするようになってきました。学生によっては、試験もおわり、業界研究や企業研究に時間を費やしているというケースも多いのではないでしょうか。シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。今回はその中でも慶應義塾大学・経済学部の卒業生が就職する企業について、有価証券報告書をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近の株価動向について見ていきましょう。

経済学部卒業生の上位企業ランキング

慶應義塾大学が発表した2018年4月現在の同大学経済学部を卒業した上位20社の就職先は以下の通りです。

みずほ銀行:32人(9人)

三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行):27人(8人)

東京海上日動火災保険:23人(10人)

野村證券:22人(4人)

アクセンチュア:18人(7人)

三井住友銀行:15人(1人)

新日本有限責任監査法人:14人(4人)

SMBC日興証券:13人(5人)

三井住友海上火災保険:13人(5人)

みずほ証券:11人(1人)

三井住友信託銀行:11人(2人)

三菱UFJ信託銀行:11人(1人)

日本航空:10人(4人)

大和証券:9人(0人)

明治安田生命保険相互会社:9人(0人)

有限責任あずさ監査法人:9人(1人)

有限責任監査法人トーマツ:9人(3人)

アビームコンサルティング:8人(0人)

りそなホールディングス:8人(0人)

三菱商事:8人(2人)

商工組合中央金庫:8人(2人)

損保ジャパン日本興亜:8人(2人)

電通:8人(4人)

東京都:8人(3人)

日本政策金融公庫:8人(3人)

※カッコ内は女子で内数

就職先企業の特徴と主な就職先企業の業績と株価

慶應義塾大学経済学部を卒業する学生が就職する先の特徴として、金融機関や商社が多いというのは大きな特徴でしょう。

今後フィンテックやインシュアテックと呼ばれるテクノロジーによって、人によって行われてきた業務が機械に代替されるという可能性が高まる中、「なぜ金融機関がここまで人気なのか」も不思議に思われる方もいるかもしれません。

また、労働集約的な職場である監査法人コンサルティング会社、また東京都などという就職先も目を引くかもしれません。

さて、ここではそうした上位就職先企業について上場企業を中心に業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。

三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)

三菱UFJ銀行は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の銀行です。ここでは、三菱UFJ銀行の有価証券報告書を見てみましょう。

同行の過去5年の業績動向は、経常利益を見ると、9000億から1兆2000億円台で推移しています。もっとも、2018年3月期は9015億円と、2015年3月期の1兆2212億円と比較すると減少しています。

また、投資家が注目する当期純利益(親会社株主に帰属する)は、5000億から7000億円台で推移しています。ただ、直近の2018年3月期は5000億円台と、過去5年間でもっともと当期純利益は少ない水準となっています。

同行の2018年3月期の従業員数(連結)は8万6058人。また、単体では3万4101人となっています。

同行(単体)の平均年間給与は773万円となっています。ちなみに、平均年齢は37.5歳となっています。

三菱UFJ銀行を抱えるホールディング会社であるMUFGの過去1年の株価動向については、大きく言えば、右肩下がりです。1年前に700円台であった水準が現在は500円台となっています。

日本航空

さて、ここでは日本航空の有価証券報告書を見てみましょう。

同社の過去5年の業績動向ですが、経常利益は1500億から2000億円台で推移しています。2018年3月期は1631億円となっています。2016年3月期には2092億円をつけていますが、2014年には1576億円となるなど、レンジ内での推移を続けています。

また、投資家が注目する当期純利益(親会社株主に帰属する)は、1300億から1700億円台で推移しています。2018年3月期は1354億円と、過去5年間の中では最も低い水準となっています。

同社の従業員数(連結)は3万3038人。また、単体では、1万2127人となっています。

同社(単体、常勤社員)の平均年間給与は866万円。ちなみに、連結で見た際には、地上社員の平均年間給与は590万円、運航乗務員は2105万円、客室乗務員は552万円となっています。

日本航空の過去1年の株価動向については、ボックスレンジ内での推移といえるでしょう。下値は3700円台、上値は4400円台で推移しています。足元は4000円台での推移となっています。

まとめにかえて

積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もありますが、一方で学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。その観点からも、採用側の企業と大学生の需要と供給が一致した結果といえるでしょう。

もっとも、ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。

また、注意すべきは連結従業員数と単体従業員数の違いです。たとえば、連結子会社が多い企業は一見すると従業員数が多く見えます。自分がどの会社に応募をしようとしているのかは改めて注意するのが良いでしょう。連結での従業員数が多く見えても、自分が応募している企業の従業員数が少ないこともあります。

最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。

【参考資料】

慶應義塾大学「慶應義塾大学 2017年度 上位就職先企業(3名以上上位20社)」(http://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t-att/a1530669479061.pdf)

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