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年収を上げる転職にはコツがある。大切な5つのポイント

LIMO / 2019年3月3日 18時15分

年収を上げる転職にはコツがある。大切な5つのポイント

年収を上げる転職にはコツがある。大切な5つのポイント

このところ人手不足が叫ばれ続けているので、「今が転職のチャンスかな」と感じている人も少なくないと思います。しかし、「今より年収が下がったら?」「今の職場よりも福利厚生が悪くなったら?」と不安に感じて転職に二の足を踏む場合もあるのではないでしょうか。今回は、年収や待遇などの条件アップを狙える転職のコツをご紹介します。

転職理由には細心の注意を

転職しようと思うきっかけはいくつかあると思いますが、その理由を自分の中でうまく消化し、前向きで説得力のあるものにすることが非常に重要です。別の言い方をすれば、見透かされるような嘘で動機を答えないということです。

転職するとき、前職を辞めた理由、辞めたいと思っている理由は必ず聞かれます。そのときに、相手が「なるほど」と納得できるような理由を答えなければなりません。しかし、相手に「うちに来てもすぐにやめるかも」とか「無能で仕事ができない人なのかも」と思われない説明をするのは結構難しいことですよね。

基本筋は「さらなる能力開発・スキルアップのため」や「そもそも御社に惹かれたから転職を検討しているだけで前職が嫌になったわけではない」ということになるでしょう。本心はどうであれ、この方向で退職理由を自分なりに構築することができれば、マイナスな印象を避けられるはずです。

ちなみに、同業他社への転職ならちょっとしたコツがあります。ある程度本当のことを言って相手の興味を引き出す作戦です。というのも、面接官も人間ですから同業他社の内部事情をうかがい知る機会の一つとして面接を捉える面もあるからです。

「~という事情で内部の人間のモチベーションが下がっている」「納得できる評価体系ではない」など、その会社で働く人間のモチベーションが全体として下がっているという話を聞くと、その会社の人間を引き抜きにいく人事もいるくらいなのです。

自分のスキルの棚卸しをする

転職活動を始める前、具体的には履歴書や職務経歴書を書く前にやっておきたいことがあります。それは自分のスキルの棚卸しです。自分に何ができて、どんな成果を出したのか。そしてそれは会社にどのようなインパクトを与えたのか。こうした事実を上手に整理することができるでしょうか。

前月比、前年比など、具体的な数字も非常に重要です。中途採用者は基本的に即戦力扱いですから、待遇面でより良い条件の会社に転職しようとするときほど数字での成果を求められます。

また、自分にどういう能力があって、どういう経験をしてきたのかということもしっかり棚卸しをしておくことが大事です。過去に上司に評価してもらった能力やスキルを書き出してみて、さらに自分は何を期待されているのか、どういう役割を果たせそうなのかというところまで頑張って考えてみましょう。

極端な言い方をすれば、一度でも経験したことがある事柄に関しては、あなたはもう「できる」ことになります。たった一度の経験でも、職務経歴書に書いてしまえば「あの人は〇〇ができる」ということになってしまうのです。

ですから、今の職場での業務一つ一つに関する理解度を高め、別の職場に行ってもその業務スキルを再現できるよう、自分の経験としてしっかり深堀りしておくことをおすすめします。

転職活動までに話せることをふやす

転職活動中、とりわけ面接の場で話せることを増やしておく必要があります。それは、十分に企業リサーチを行うことでもあり、自分のことをよく理解して客観的に評価することでもあり、業界に関して自分なりの意見が言えたり、仕事に関する自分のポリシーや考え方を説明できることであったりするわけです。

特に同業他社への転職では、面接でよく業界の動向について聞かれます。「どこの会社に勢いがあるか」とか「どの会社にどんな問題があるか」など、業界全体の話に思いがけずなることも多々あります。

こういうときにしどろもどろになったり、「不勉強ですみません」などと言うと「この人は業界全体のことを見ていないで、何をしているんだろう」と思われてしまうのがオチです。転職活動をする前に業界のことをよく知っておきましょう。

また、異業種への転職の場合も「不勉強で…」というのはご法度。「素人目で恐縮ですが、こういうサービスを展開していくのがいいのでは?」「どこの会社もこういうサービスになっているが、こういうところを不便に感じるからこうしたらいい」など、自分なりの視点や解決策を持っていることが大事です。

職務経歴書にストーリーを持たせる

職務経歴書を書くとき、どういうことを意識して書くでしょうか。転職サイトがいろいろな見本を出していますよね。そういうテンプレートも大事ですが、人事担当者はすでに見飽きています。文字がたくさん書いてあるのに熱意を感じる人もいますが、資料は見やすく簡潔にまとめることが大事です。それは職務経歴書も同じことです。

あなたの職務経歴書にはストーリーがあるでしょうか。「こういうことをした」ということばかり羅列されていても、「だから何?」で終わってしまいます。「こういうことをした」、だから「こういう結果が出た」ということはもちろんですが、それに加えて自分なりに工夫したことや自分の視点を書いておくといいでしょう。

また、数字で成果をはっきり書くことには、見やすくて目立つという利点もあります。目を引くということは、面接中にも「この数字なんだけど…」と話題にあがりやすくなります。自分の強みについて聞かれるのですから、自信をもって話すことができますよね。

面接は「対等な立場で」話をする

一番大事なのは、面接ではあくまで「対等な立場」として話をすることです。新卒採用のときは、自分が学生という立場で社会人経験もなく、相手のほうが社会人としては明らかに先輩なので、対等に話すということはなかなかできなかったでしょう。

しかし、中途採用ということであなた自身も数々の経験を積み、さまざまなスキルを身につけてきています。社会人歴は相手の方が上であっても、もしかしたらビジネスを共に推進する仲間になるかもしれない人です。相手が部長職や役員などの場合にはそうはいきませんが、同じ社会人として、同業他社なら業界人として対等に話ができるように会話のキャッチボールを意識してください。

つまり、こちらばかり質問されても仕方ないのです。「御社の場合~なんですか?」「御社ではこういうサービスをしていますが、顧客の反応はどうですか?」など、ビジネスを共にする人間として自然に話ができるといいですね。

まとめ

いかがでしたか。転職は人生を変えてしまうかもしれない重要な分岐点。あなた自身の大事な選択でもありますから、満足のいく結果を出したいという気持ちはあってしかるべきです。よりよい選択ができるように、手を抜かずしっかりと準備をして転職活動に臨んでくださいね。

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