ドル、対ユーロで急落! 今夜は、米インフレ率発表
トウシル / 2017年11月15日 10時45分
ドル、対ユーロで急落! 今夜は、米インフレ率発表
前日(11月14日)の市場概況
ドル/円:マーケットは今夜の指標待ち
ドル/円はレンジ取引が継続。欧州時間に一時113.90円まで上がったものの、114円台にチャレンジする勢いもなく、NY時間には113.31円へ差し戻し。終値は113.45円(前日比-0.167円)。(チャート1)
取引材料不足に悩むマーケットにとって、米国の10月消費者物価指数が今週のハイライト。市場予想では、コアが前月比0.2%に上昇(前回0.1%)する一方で、総合は0.1%に下落(前回0.5%)。予想を上回る結果になれば、FRB(連邦準備制度)の12月利上げに対する安心感がさらに増すことになります。しばらく続くこのレンジをブレークするきっかけになるかもしれません。また10月小売売上高は、前月比0.0%(前回1.6%)と弱めの予想。
ユーロ/ドル:急騰
ドイツの7-9月期GDPが予想を上回るなど良好な経済指標が引き金となって、欧州時間のユーロ/ドルは雇用統計直後の高値を更新。1.17ドルに乗せてからも勢いは止まらず、1.1804ドルまで上値を伸ばして10月26日以来の高値を更新しました。ECB(欧州中央銀行)会合後からの下げ分をほぼ取り戻したことになります。(チャート2)
ポンド:反発
ポンド/ドルは、この日発表された経済指標が弱く、いったん1.3073ドルまで下げて前日の安値に接近しましたが、その後はユーロ/ドルと共に1.3185ドルまで上昇。メイ首相不信任案のニュースによる急落分の大半を取り戻しました。
本日は英国の失業率の発表があります。9月の失業率(ILO方式)は、4.3%で横ばいの予想。最近では米国に限らず、失業率より労働賃金の方が重要視されていますが、英国の週労働賃金は前年比2.1%(前回2.2%)と、やや上昇力が鈍いようです。
この指標を見逃すな!11月15日の注目イベント
米CPI(消費者物価指数)、米小売売上高に注目!
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(荒地 潤)
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